嬉しいとジャンプするのはなぜ?線条体のやる気スイッチ チコちゃん
23年8月11日放送のNHK「チコちゃんに叱られる拡大版SP」の問題『なぜ嬉しいとジャンプする?』の答えなど番組内容を簡単にまとめてご紹介。
ゲスト出演者
【ゲスト】北川景子、寺島進、堀内健
【VTRゲスト】なし
なぜ嬉しいとジャンプする?
3問目の出題は、
なんで嬉しいとジャンプするの?
チコちゃんの答えは、
目指すものが見つからなくて上へ跳ぶしかないから
解説は公立諏訪東京理科大学の篠原菊紀教授。
そもそも嬉しくてジャンプするのは快感や行動に深くかかわっている脳の線条体(別名:やる気スイッチ)が刺激される事で起きている現象。
また、この線条体は過去の嬉しい事があった経験を蓄積するという特徴もあるので、何か嬉しい事が起きそうだという予感があるとそれが起きそうな方向へ体を自然と動かしてしまうという事も。
例えば子供がお父さんやお母さんのお迎えにダッシュして駆け寄るのはこの線条体の働きによるもので、
「一緒におうちに帰れる!」と嬉しい事が起きる予感に反応して瞬時にやる気スイッチがオンの状態に。
この動きは理性がまだ成長していない2~6歳の子供に多く見られ、素直に喜びを表現する事に対して恥ずかしいと思う感情があまり無いからと篠原先生。
これは人間だけではなく多くの動物にも共通して起こる反応でエサに群がって駆け寄ってくる動物の群れなどがその例。
エサが貰えるのでそこに向かって突撃していくのがごくごく自然な行動に思えますが、もしこれが目の前に喜びの対象が無かった場合どうなるのか?
例えば幼い子供たちに大好きなお菓子を見せて「買って来たよ!」と伝えるとお菓子に向かって突撃する子供たち。
一方で「大ファンのアーティストのチケットが取れたよ!」と目の前に喜びの対象が無いシチュエーションを試してみるとお父さんに飛びついたり、ジャンプしたり。
さらに被っていた帽子を天高く投げ上げて目いっぱい喜びを表現したり、他にもその場で激しく暴れるように踊りだしたり。
これは体を喜びの対象に向かって動かしたいのにその対象が無い時に起きる反応で、
移動する際には足を使うのが自然な動きなのでやる気スイッチによって足をとにかく動かしたい→上に向かって跳ぶという原理が働くと篠原先生。
という事で3問目は以上。
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