泡で汚れが落ちる原理は?なぜこすってはダメ?チコちゃん
23年9月15日放送のNHK「チコちゃんに叱られる」の問題『泡で汚れが落ちるのはなぜ?』の答えなど番組内容を簡単にまとめてご紹介。
ゲスト出演者
【ゲスト】萩原聖人,生見愛瑠(めるる)
【VTRゲスト】市岡元気
泡で汚れが落ちるのはなぜ?
1問目の出題は、
なんで泡で汚れが落ちるの?
チコちゃんの答えは、
泡がぎゅうぎゅうな所から逃げたいから
解説は東京都立大学の栗田玲教授。
泡の状態は”ふわふわ”と表現されるのが一般的ですが、あの泡だらけの状態を正確に描写すると”ぎゅうぎゅう”。
そしてぎゅうぎゅうな状態の泡たちは「まん丸になりたい!」と必死。
この泡の密集から逃げ出そうとする力が汚れを落とす洗浄力に繋がるとの事。
汚れが泡に触れると泡の隙間を通って汚れがどんどん流れ込んでいきますが、汚れに触れた泡は丸く変形。
まん丸の泡は中の圧力が均一になっているので泡にとっては落ち着く状態。
つまり、ぎゅうぎゅうに詰まった泡がまん丸になろうと汚れを頑張って吸い込むから汚れが落ちるという原理。
洗剤にはお風呂用、トイレ用、食器用、洗顔用、ハンドソープなど様々なものがありますが泡で汚れが落ちるメカニズムは基本的に同じ。
泡が細かければ細かいほど汚れを吸い込む力がアップするので当然ながら洗浄力もアップ。
また、泡が細かいと汚れが入って行く道筋が多くなるのでやはりこれも洗浄力アップに。
こういった泡の力を最大限発揮させるには「強い力でこすらない」のもポイントで、
泡が壊れない程度に優しくこするのはOKですが、強い力でゴシゴシしてしまうとせっかく出来た泡が壊れてしまうので台無し。
という事で1問目は以上。
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