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プレバト俳句金秋戦2023 予選出演者&結果 過去最高難度のお題で決勝進出は?


23年10月5日「プレバト」では秋の俳句タイトル戦・金秋戦の予選を開催という事で予選出演者や作品ランキング結果など一覧でまとめてご紹介。

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予選出演者

犬山紙子プレバト俳句金秋戦2023 予選出演者 犬山紙子

春風亭昇吉プレバト俳句金秋戦2023 予選出演者 春風亭昇吉

千賀健永プレバト俳句金秋戦2023 予選出演者 千賀健永

立川志らくプレバト俳句金秋戦2023 予選出演者 立川志らく

中田喜子プレバト俳句金秋戦2023 予選出演者 中田喜子

馬場典子プレバト俳句金秋戦2023 予選出演者 馬場典子

森口瑤子プレバト俳句金秋戦2023 予選出演者 森口瑤子

森迫永依プレバト俳句金秋戦2023 予選出演者 森迫永依

シード権を持って決勝進出が決定しているのは、

梅沢富美男、フルポン村上、千原ジュニア、フジモン、キスマイ横尾、皆藤愛子の6名。プレバト俳句金秋戦2023 予選ルール 8人から4人が決勝進出

残る椅子は4つのみという事で8名の予選参加者のうち決勝に進めるのは半数。

という事で予選結果へ。

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ランキング結果(予選落ち)

お題は「母の背中」といういかにもありがちなものがあえて選ばれた今回。プレバト俳句金秋戦2023 予選お題 最高難易度 母の背中

永世名人の梅沢富美男、千原ジュニアからは「(梅沢富美男は)母の句を詠んだら全部ボツにされてきた。」「(千原ジュニアは)手を出したことがない。」と頭を抱えるほどのお題で、

「掃いて捨てるほどある」「ド凡人俳句になりがち」「良い句を作れたと勘違いしがち」という過去最高難度。

8位最下位 立川志らく『門付けの 母に背負われ 蚯蚓(みみず)鳴く』プレバト俳句金秋戦2023 予選結果 最下位 立川志らく

門付けは芸を行って祝儀をもらう芸人の事。

素材は良かったものの”背負われ”がお題に合わせて無理やり入れた感があって大きなマイナス。

昼間に芸を行っているはずなのに、後半は急に夜の季語がやってくるのもチグハグなので、

「門付けの 母よ真昼を 鳴く蚯蚓」という添削案。

7位 千賀健永『手羽を煮る 小さき背中や 秋彼岸』プレバト俳句金秋戦2023 予選結果 千賀健永

ケンカをしてしまった母親の背中を見るとふと小さく感じて、いつかは亡くなってしまうと急に寂しく感じて優しくしなきゃと思い返したという意味の句ですが、

母の背中が小さく感じて老いを感じるという句は「掃いて捨てるほどある。」と夏井先生からはバッサリ。

“小さき背中”と書いた時点で相当な工夫を施さないとまず間違いなく凡人落ちする超危険ワード。

さらに”秋彼岸”と”食べ物”と来ると亡くなった方の好物を煮ているシーン?と捉えるのが普通なのでここも気になるポイント。

踏まえて「手羽を煮る 母よ厨(くりや)の ちちろ虫」「手羽を煮る 母よ時雨の 過(よ)ぎる窓」

コオロギの寂しそうな鳴き声、降ったりやんだりする雨である時雨で哀愁を漂わせるといった添削案。

6位 馬場典子『秋湿り 添い寝の母の 生返事』プレバト俳句金秋戦2023 予選結果 馬場典子

生返事しか返してくれない寂しさは句から伝わってくるものの、季語の選択ミスが最大の敗因。

“秋湿り”の季語で寂しい気持ちを表現しているものの、最後の”生返事”と近く感じてしまうのが問題。

踏まえて「秋の蚊帳 母の背中の 生返事」の添削案。

“秋の蚊帳”を置くことでちょっとじめっとした時期の添い寝のイメージが出せた上に生返事の寂しさと調和。

5位 中田喜子『母の背は 硬く娘を 待つ秋夜』プレバト俳句金秋戦2023 予選結果 中田喜子

仕事で毎日朝が早い母ながら、自分の帰りが遅い日には毅然とした姿勢で待っているという意味の句。

それを”硬い”のワードで表現した力量は見事ながら”娘”としてしまうと第三者の視点から見た句になってしまうのが最大の問題点。

「母の背は硬し 吾(あ)を待つ 秋夜の背」という添削案で、背をあえて2回出してリフレインすることで思いを深める工夫。

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ランキング結果(予選通過)

4位 森迫永依『薄月夜 母の電卓 スタッカート』プレバト俳句金秋戦2023 予選結果 森迫永依

家計簿をつける母の小気味よい電卓の音。

“スタッカート”を持って来た事で勢いや明るさが表現できていると夏井先生。

一方で”薄月夜”の持つどこか負のイメージと明るいスタッカートが響き合っていないのがマイナス。

「星月夜 母の電卓 スタッカート」で明るさを出したり、「星流る 母の電卓 スタッカート」で動きを付けてキレを良くするアドバイス。

3位 犬山紙子『発熱の母 月光の 車椅子』プレバト俳句金秋戦2023 予選結果 犬山紙子

母の介護で車椅子を押して病院に向かっている時、ふと見上げると青く見えた月の光に少し癒されたという句。

熱を冷ますかのように取り合わされた月光、最後の車椅子のワードで状況もしっかり見えて来ると夏井先生。

一方でどうしても順位付けしないといけないので「母の”背”」がやや伝わらない点を考慮して良句ながら3位という評価に。

夏井先生「1位から3位は本当に甲乙つけがたい作品が並んでおります。」

2位 森口瑤子『黒ぶどう 甘やか母の 背にほくろ』プレバト俳句金秋戦2023 予選結果 森口瑤子

全く女っ気を感じていなかった母の背中にほくろがあるのを見つけてふと色気を感じたという句。

黒ぶどう、母の背の間に”甘やか”を置いているおかげで両方に意味をかける工夫がとにかく上手いと夏井先生。

「黒葡萄 あまやか母の 背にほくろ」とぶどうをあえて漢字にして、漢字が続くので甘やかは平仮名にするとより蠱惑的になったのでは?とアドバイス。

1位 春風亭昇吉『乳房切除す 母よ芒(すすき)の 先に絮(わた)』プレバト俳句金秋戦2023 予選結果 1位 春風亭昇吉

ススキについたワタが離れそうで離れない、乳房切除を終えてそれを見つめる母の取り合わせ。

“背中”と書いていないにもかかわらず、この語順で読むと自然と母の背中が浮かんでくるのが見事と夏井先生。

芒の絮から寂しい気持ちなのか?種子を飛ばすための絮と捉えると、命がつながって子供の事を想っているのか?いろんな思いが映像から伝わってくる工夫。

さらに三段切れ、上五は字余りと難度の高い構成に挑戦する勇気も踏まえて文句なしの予選1位作品「手放しで褒めます。」という高評価。

コチラが予選ランキング結果。プレバト俳句金秋戦2023 予選結果 ランキング一覧

という事で春風亭昇吉が予選大会優勝で決勝へ。プレバト俳句金秋戦2023 予選結果 優勝は春風亭昇吉

以上、金秋戦2023予選結果でした。

TBS「プレバト俳句」に関する全記事はこちらのリンクから

一覧:「プレバト俳句」

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