あさイチ サプリメントのおすすめ&飲むタイミング 栄養士、薬剤師が飲んでいるのは?
23年11月1日「あさイチ」はサプリメント特集として正しい選び方や飲み方、サプリメントメーカー社員、管理栄養士、薬剤師が実際に飲んでいるおすすめなど番組内容をまとめてご紹介。
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解説は日本臨床栄養協会の千葉一敏さん。
【サプリメントと医薬品は使い分ける】
ドラッグストアなどでは近くのコーナーに一緒になっているケースが多いですが、
一見同じようなサプリメントに見えても実は「医薬品」「栄養食品(サプリメント)」の2つに分けられるのがサプリメント。
「医薬品」というラベルがしっかり表記されているのでパッケージをよく見れば簡単に見分けられるわけですが、
例えばコチラの肥満対策に対応したサプリメントで何が違うか?というと、
- サプリメント → 肥満が気になる健康な人向け
- 医薬品 → 肥満症の人
病気や症状を治したい場合は薬を飲むのと同じように医薬品を選択。
一方で病気になる前の健康維持などにはサプリメントを選ぶのが正しいやり方。
【機能性があるものを選ぶ】
一見同じように見えるサプリメントでも「機能性表示食品」「栄養補助食品」の2つの表記。
- 機能性表示食品 → 国が定めた基準に沿ってメーカーが科学的根拠を届け出(ただし国の審査は必要なし)
- 栄養補助食品 → 機能性に根拠があるかどうかは不明
他に「トクホ=特定保健用食品」も国が審査・許可しているものなのでコチラも機能性があるサプリメントという意味に。
「栄養機能食品」のラベルがあるものはビタミン13種、ミネラル6種、脂肪酸1種などが一定量入っていれば表示可能(届け出は必要なし)。
ただし機能性について表示が無い物でも「機能がない」というわけではないので、自身の判断で選ぶのは問題なし。
プロが飲んでいるのは?
番組ではサプリメントメーカー社員、管理栄養士、薬剤師のいずれもサプリメントの専門資格アドバイザリースタッフである3人に集まってもらって普段どんなサプリメントを飲んでいるのか?インタビュー。
すると「マルチビタミン、鉄分」「マルチビタミン、マルチミネラル(鉄分入り)」という回答。
特にマルチビタミンの中でもビタミンCが多く含まれるものがおすすめと管理栄養士のアドバイス。
インタビューした3人ともが女性という事もあって月経周期も考慮して鉄分は必須サプリメントというお話。
マルチタイプを選んでいる理由は、日々の食事メニューで全て必要な栄養素を摂り切るように頑張るのはやはり限界があるので毎日のマルチビタミン&ミネラルで保険をかけておくという考え方。
選ぶときには「パッケージにビタミンの含有量が細かく書いてあるもの」が大前提。
実はサプリメントの成分量はエネルギー、タンパク質、脂質などの5項目以外表示しなくても良いというルールになっているので、
どんな成分がどれだけ入っているかを明記していないサプリメントは基本的に信用しない方が吉。
ちなみに医薬品の中にはビタミン剤などと一緒に飲むと効果が下がってしまうものがあったり、医薬品と同じ効果を持つサプリメントによって副作用が起こる事もあるので、
処方薬を飲んでいる人は必ず医師・薬剤師にサプリメントを飲んでもOKかどうかしっかり確認すべき。
他にも「新しいサプリメントは1種類ずつ、最低2か月は続けて試してみて効果を判断」という美容サプリに詳しい管理栄養士のアドバイスも。
スポンサーリンク飲むタイミング
【ビタミン】
ビタミンには水に溶けて働く「水溶性」と脂に溶けて働く「脂溶性」に分かれていますが、
ビタミンA、D、E、Kの脂溶性ビタミンは「食後」に飲むのがおすすめ。
一方で水溶性ビタミンは体の外に排出されやすい特徴があるので一日数回に分けてこまめに摂るのがおすすめ。
【ミネラル】
ミネラルの中でもカルシウムやマグネシウムはアルカリ性の成分なので食後に摂ってしまうと中和されて効果が減ってしまうため、
飲むタイミングは食前や寝る前がおすすめ。
全てまとめられているマルチタイプのビタミン、ミネラルの場合はラベルの表示をよく読んで飲むタイミングが指定がされているものは指定通りに。
基本的に「食後」に飲んでおけば無難という回答。
ちなみに毎日飲むタイプのサプリメントは冷蔵庫に入れて保管すると出し入れの際に水滴などが発生してサプリメントの劣化が起こってしまうので常温で保管するのが基本。
以上、あさイチのサプリメント特集でした。
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