プレバト水彩画2023 特待生&名人大会の出演者&作品結果一覧 辻元舞の10段昇格3人目達成
23年11月30日「プレバト」は水彩画の名人・特待生一斉査定という事で出演者7人のクセあり風景作品ランキング結果&先生お手本など一覧でまとめてご紹介。
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作品ランキング結果
お題はドン・キホーテ店内。
プラスチック容器の中まで一箱ずつしっかり描いて、ポップコーン一粒ごとに濃淡をつける細かい作業。
雑然と物が並ぶいかにもドン・キホーテらしさを色味を統一する事で上手く表現している点が飛び級昇格に至った要因に。
最後の仕上げ作業として全体に薄く紫を塗って影を強調して統一感を生むテクニックが功を奏した結果に。
ドン・キホーテのギラギラ感をさらに足していれば一気に名人昇格もあり得たという事で先生お手本。
電球などの光をわざと強調して描くことで光と影の立体感が出て独特のクセが出せるとアドバイス。
個性的な風景を上手く描くには「どこを強調するか?」に意識を持って行くと良いとの事。
とよた真帆『令和の江戸の水辺』(特待生5級 → 5級・現状維持)
お題は東京都中央区佃のタワーマンションが運河に映り込む風景。
見上げた景色と見下ろす景色が同居する複雑な構図で、遠近法的な角度の付け方は問題なしと先生の評価。
ただし水面に映る青空とマンションが上手く描けていない点がマイナス査定。
実景と水面に映る画の対比をしっかり描くには、遠景のマンションを淡く描くセオリーを破って普段よりも細かくくっきり描くのがポイント。
スポンサーリンクお題は群馬県川場村にある青龍山・吉祥寺のハート型の猪目窓。
ボカし具合を調整した床への映り込み、上下をひっくり返しても違和感なく見えるズレのない上下対称性が高評価ポイント。
「ツッコミどころがないですよね。笑」と野村先生大絶賛。
平美乃理『おしゃんなオフィス』(特待生3級 → 名人初段・3ランク昇格)
お題はオフィスビル「the SOHO」の吹き抜け&カラフルな扉。
奥行が無く遠近法が出しづらいので下手に描くと黒い枠に色んな色の四角がただ並んでいるだけの絵になってしまうのが最大の罠。
ドア一枚一枚を塗った後に水で薄めてグラデーションを作り、夜のライトアップを強調する工夫が功を奏して「見事ですよ!こっ…よっ…やー!これ描いたんだよね!?これがお手本ですよ!」と先生絶賛。
手すりに少し当たる光の反射の具合を細かく描き分といった手間暇を惜しまなかったことが勝因に。
ドアの大きさ&廊下の見える範囲を上から下に向かって徐々に変化させる事で遠近感を出す工夫も。
トドメに夜空を少し入れたのは良いセンスと絶賛が止まらない先生。
19歳でここまで描けるとなると光宗薫、田中道子、辻元舞のプレバト三人衆もうかうかしていられないと先生が警告する程の超新星との事。
スポンサーリンクお題は栃木市にある岩船山。仮面ライダーや戦隊シリーズの特撮ロケ地に使用される爆破シーンの定番スポット。
人物の立ち姿が自然で、背景の森や岩も綺麗に描けていて特待生1級の及第点はあるものの、
「爆破の炎がほんのちょっと何かの塊に見える」のが現状維持に甘んじた最大の要因と先生の厳しい評価。
輪郭をキッチリ描き過ぎているので溶岩や製鉄所の鉄塊のような物体感が出てしまっているのが残念で、名人を狙うなら炎の描写はきっちりこなさないと見えてこないレベル。
筆に絵の具をたっぷり染み込ませた上で、筆をペンか何かでポンと叩くとしずくが散って火花を表現できるというテクニック。
お題は浅草横町。
エレベーターの開いた空間をメインに持って来るという斬新な発想の構図を先生絶賛。
あえて黒をベースにしたことで色が際立って見えるコントラスト描写が綺麗という点も高評価。
明るい所を強調するか?暗い所を強調するか?コントラストを出す2択のうちで得意な暗い方を選んだことが功を奏した形。
くっきーのアプローチとは真逆の鮮やかな所を強調する手法で表現。
ネオンは真ん中を白く残して輪郭をボカすテクニックで描写。
お題は箱根彫刻の森美術館にあるステンドグラスの塔。
野村先生からは「実際より綺麗じゃないですか…描いている所を見てみたいです。」と思わず真似したい作品と大絶賛。
とにかく絵が綺麗なのが最大の魅力で、ぱっと見でスゴイ!と思わせる説得力。
小さなステンドグラスを丁寧に一枚ずつ描写して、周囲のグラスによってグラデーションの色を細かく変える繊細さ。
また、ただ細かく描くだけではなくそこに大きな空間を生む工夫も活きていて、床や階段に細かく映る反射光も空間作りの一助に。
田中道子、光宗薫に続いて最高位10段の頂に到達。
以上、プレバト水彩画の一斉査定でした。
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