カズレーザーと学ぶ 座りすぎ対策の貧乏ゆすり、つま先かかと上げのやり方
24年1月23日放送の「カズレーザーと学ぶ」では座りすぎ生活による健康への悪影響やその対策法を解説という事で簡単にまとめてご紹介。
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座りすぎ生活
解説は早稲田大学の岡浩一朗先生。
人間の筋肉は下半身に7割が集中しており、ただ立っているだけでもかなりの筋肉を使っている状態に。
その一方で座り姿勢だと下半身の筋肉が全く活動していない状態になるので座っている=全く動かない状態と変わらないという事に。
下半身の血流は筋肉を動かすことで心臓に戻して行かなければなりませんがが、心臓に血を送り返すポンプの役割を果たす足の筋肉が動かないとその働きが悪化。
ただ寝ているよりも座っている時の方が血流量が減るというデータも。
様々な説があるものの、血管が伸び縮みする事で血液と血管に摩擦が起こって一酸化窒素(NO)という物質が分泌され、この一酸化窒素が血管を柔らかく保ってくれる働きをしているといわれているので、筋肉を動かさないと血管のメンテナンス機能が働かず、どんどん血管が劣化していく状態に。
こうして座りすぎによるリスクは糖尿病、認知症、結腸がん、乳がんなど様々な病気が挙げられていたり。
健康上のリスクに加えて、
座っている時は足の付け根にある腸腰筋が働かないので、筋力が低下してぽっこりお腹の原因になったり、背もたれに猫背気味にもたれる事で骨盤が後ろに傾いて内臓が前に押し出されて、やはりこれもぽっこりお腹の原因に。
また、お尻の形を作る大臀筋が緩んで垂れ尻になったりと見た目の悪さにも影響が。
スポンサーリンク対策法
対策としては30分に1度の頻度で立ち上がるのが簡単な方法で、
座った状態から立って1分後には血流速度と血流量が一気にアップ。
また、食後の血糖値の上がり具合を比較すると、
座った状態を30分キープした時に比べて、5分立ったり歩いたりするだけで血糖値の上がる幅が低く抑えられ、血糖値を下げる効果もあったという実験結果。
立姿勢になって筋肉の活動が起こると糖の代謝をアップさせるグルコーストランスポーターや、脂肪分解酵素のリポタンパクリパーゼの働きが活性化されて血糖値上昇や肥満を抑制するというメカニズムも。
そんなに頻繁に立ち上がれないという人に代替法としておすすめなのが「つま先かかと上げ」の動き。
片足はつまを上げ、もう片足はかかとを上げるという動きを左右交互に繰り返すエアウォークを丁寧に力を入れて行うと効果的。回数にこだわらずにしっかりふくらはぎの筋肉を動かすのに意識を向けるのが大事。
さらに「貧乏ゆすり」も血管と血液に摩擦を起こして一酸化窒素を発生させる要因にもなるので、積極的に貧乏ゆすりを行うのがおすすめ。
1分未満という短い時間で貧乏ゆするをしてみると、1分立った時以上に血流速度や血流量が大幅アップという結果に。
以上、カズレーザーと学ぶから座りすぎ対策でした。