カズレーザーと学ぶ 口臭の原因はスマホ?デジタル口臭の原因と対策
24年1月23日放送の「カズレーザーと学ぶ」ではスマホで口臭が起こるデジタル口臭の原因と対策法を解説という事で簡単にまとめてご紹介。
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デジタル口臭
解説は宝塚医療大学の森田学先生。
口臭の原因として指摘されているのが舌の汚れ(=舌苔)、ドライマウスの二大要因。
舌は表面に細かいでこぼこがあるので、そこに菌が溜まって悪臭を引き起こすというのが原因の一つ。
また、ドライマウスは日本人の4人に1人が該当するという統計もあるように、口の中を生活に保つ働きをする唾液の分泌が減ってしまった影響で口の自浄作用が働かずに口臭が起きたり。
そしてドライマウスを引き起こす原因として指摘されているのがスマホ。
番組では水分を摂取せずに1時間自由にスマホを使ってもらった前後で口臭、口の中の水分量を測定してみると、スマホ使用前に既に7人中5人が水分不足でドライマウス傾向というに加えて、
スマホ使用後には7人全員が総じてドライマウスに。
スマホゲーム、SNS、競馬、アニマル動画を視聴してリラックスなど様々な使い方をしていたにも関わらず全員の数値が下がるという結果に。
さらに口臭レベルについては1時間スマホ使用でコチラも全員が激増。
数値600以上になるとタクシー車内など密閉された空間で周囲が気づくレベルの口臭。
「1時間水を飲まなかったから水分量が減って口臭レベルが上がっただけでは?」という疑問にこたえるべく、ただ何もせずに座った状態で1時間ぼーっと過ごしてもらった結果がコチラ。
人と会話したり、水を飲んだりという事をしないでも、通常であれば1時間経っても水分量は変わらず、口臭レベルもほぼ変わらないという実験結果。
つまり明らかにスマホを使った事によってドライマウスが起きて口臭レベルが上がったという結論に。
スポンサーリンクスマホで口臭が起こるのはなぜ?
スマホを使う時というのは首を下に向けてうつむき姿勢になるのが普通ですが、これこそがスマホ口臭の原因。
口の周りには唾液を出す唾液腺が3種類あって、顎下腺、舌下腺、耳下腺がそれぞれ唾液を出すことで口の中が潤うという仕組み。
ところがこの中で分泌量が多い顎下腺はうつむき姿勢でその出口がふさがることで唾液分泌が抑えられてしまうという現象が発生。
さらにスマホだと小さな画面に集中してしまうので交感神経が優位になって脳が緊張状態に。
緊張すると喉が乾いたり、口の中がネバついたりという事が起こりますが、これが口臭レベルを上げる原因にも。
ちなみに読書でもうつむき姿勢になるのでスマホ同様に唾液腺が圧迫されてドライマウスになりますが、脳が緊張よりもリラックス状態になっていてネバついた唾液ではない正常な唾液が分泌されるので口臭レベルはそこまで上がらないという結果に。
スポンサーリンクデジタル口臭を防ぐには?
歯磨きで気をつけたいのは、
- うがいは1回だけ
- 舌ブラシで1週間に1~2回程度磨く
- 朝、夜で歯ブラシを分ける
歯磨き粉には薬効成分が含まれているので口臭を何とかしようと何度もうがいを繰り返すと成分が洗い流されてしまうので、うがいはナシでもOK。
舌ブラシは頻繁にやり過ぎるとかえって舌を傷付けてしまうので適度に。
歯ブラシを2本体制にすると生乾きによる雑菌の繁殖を防げるのでおすすめとの事。
パイナップルに含まれるたんぱく質分解酵素のパパインが舌の汚れや食べかすなどを分解してくれる作用があるとか。
以上、カズレーザーと学ぶからデジタル口臭の原因と対処法でした。