不思議体験ファイル2024 揺れる街灯の神様のネタバレは共鳴現象の偶然
24年6月25日放送の「不思議体験ファイル 信じてください第5弾」に登場した岐阜県揖斐川町にある幸運の揺れる街灯の神様の検証結果などネタバレをまとめてご紹介。
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揺れる街灯の神様
岐阜県揖斐川町を走る車の実際のドライブレコーダーの映像には一本の揺れる街灯。
奥に連なっている街灯は揺れていないのに一本だけ揺れているという不思議な映像が撮られたのは2022年8月27日午後4時30分の事。
これを目撃したという富樫さん(仮名)はその後に人生の転機ともいえる幸運に恵まれたそうで会社の転職や、車の事故に3度遭遇するも全てギリギリで回避して事なきを得たなどなど。
スポンサーリンク検証結果
周辺に住む人たちに揺れる街灯を見たり、聞いた頃があるか聞き込みを行ってみると全く知らないという人ばかり。
続いて道路管理を行う揖斐土木事務所に聞いてみても、1週間に1回のペースで異常が無いか道路パトロールを行っていても、街灯が揺れている現場には遭遇した事が無いとか。
そこで科学的に街灯が揺れる現象を検証すべく、日本音響研究所の鈴木創所長の協力の下で現地調査。
例の街灯に振動計を設置して数値を計測してみると、街灯の横を大型車が通ると街灯を前後に揺らす振動が発生しているという事が判明。
ただしこの揺れはブルブルと細かく振動しているような揺れで、映像のようにぶんぶんと前後に揺れるという揺れ方とは異なるもの。
3日間3台の定点カメラを設置して街灯を観察してみても、あの大きな揺れ方を観測する事は出来ず。
スポンサーリンクそこで改めて鈴木所長からは共鳴現象が起こっているのでは?という指摘。
それぞれの物には固有の振動数(単位:ヘルツ)が存在していて、同じ振動数の物を並べた時に片方から音を出すと音の振動が伝わって一緒に揺れ始めるという共鳴。
この共鳴で街灯の揺れが増幅されて大きく揺れているのでは?という仮説で街灯の振動数を実際に計測してみると約20ヘルツという数値が判明。
近くのエリアで20ヘルツの振動を発生させる振動源となるものを調査してみると、複数の大型トラックがトンネルを通った時のエンジン音がトンネル内で増幅しているのでは?という可能性に辿り着くことに。
さらに現地は風があまり吹かない土地で、無風だと音の振動がよく伝わって共鳴が起きやすい事を考えると可能性は大。
また、他の街灯とは違って街灯の後ろがすぐ崖になっていて揺れやすく、すぐ近くにマンホールがあるので道路の下に空洞があってさらに振動を大きくさせる要因になっているという指摘。
振動・増幅・共鳴のメカニズムによって1分ほど揺れ続けるという事はあり得るという鈴木所長の見解。
ただし様々な条件が重ならないと大きな揺れは発生しないという事も。
ちなみに現地の神社・大和神社の神主である保井円さんに話を伺うと神道には「たまふり」という言葉があり、おみこしを揺らせば揺らすほど神様が元気になるという考え方が存在するという証言も。
以上、不思議体験ファイルの揺れる街灯の神様の検証まとめでした。
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