世界くらべてみたら ご飯のお供総選挙ランキング 1位は鮭フレーク、2位は明太子に
24年7月10日放送の「世界くらべてみたら」は日本のご飯のお供10種類をアメリカ、イタリア、コートジボワールで人気投票という事で総選挙ランキング結果を一覧でまとめてご紹介。
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外国人が選ぶご飯のお供ランキング
現地の日本食レストランも豊富にあり、最近ではおにぎり店も開店しているアメリカや、ヨーロッパ随一のお米生産国イタリア、お米が主食になっている国のコートジボワールの3か国で試食を実施。
各国30人が審査して一か国あたり100点満点の合計300点満点でランキングを決定。
事前に日本で行った調査では、
- 1位 明太子
- 2位 鮭フレーク
- 3位 チリメン山椒
- 4位 あさりの佃煮
- 5位 梅干し
という結果になったわけですが、それでは総選挙ランキング結果へ。
アメリカではホロホロ崩れる食感のサーモンという独特の食感が大好評。
イタリアでもホロホロ食感にプラスしてサーモンの旨味が濃く感じられる味付けが大ウケ。
欧米でかなり珍しいほぐした焼き鮭の食感がプラスに働いた模様。
コートジボワールではサーモン自体が高級魚であまり一般の人は知らない味だそうで、サーモンの濃厚な味の美味しさに驚く人多数。
3か国総じて高得点で圧倒的1位を獲得。
アメリカでは魚卵をほぼ食べないので見た目に抵抗感がある人が多かったものの、魚の良い香り&スパイシーが大好評。
コートジボワールは唐辛子の年間生産量世界5位という唐辛子大国らしくピリッとした味付けに高評価連発で、塩気と唐辛子の組み合わせがコートジボワール料理っぽいという受け入れられ方。
イタリアでも魚の旨味と辛味のバランスが良いと好評。
ただし、アメリカやイタリアでは明太子の皮のヌメっと食感が一部の人に不評で2位に甘んじる事に。これは意外と日本人も苦手な人が多いポイントで納得。
スポンサーリンクイタリアでは酢漬け=甘みを足したマリネという受け入れられ方で、魚の見た目にちょっと抵抗を感じながらも食べると美味しいと高評価。イタリアの伝統的な酸っぱいオンリーのマリネよりも甘酢の方が美味しいという意外な意見も。
アメリカでも同様で甘酸っぱい味が大好評でイタリア単独で2位、アメリカ単独でも2位。
一方でコートジボワールでは甘酢にもかかわらず、酸っぱすぎるという意見。酸っぱい料理がほぼゼロのコートジボワールでは酸味がある時点で拒否反応だった様子。
コートジボワールでは甘じょっぱい味付けに馴染みが無かったものの、甘い料理は初めて食べたけどかなり美味しいと高評価でコートジボワール単独だと2位。
そもそも世界的に見ると西欧諸国を中心に料理に砂糖を使う食文化がほぼ無く、日本のテリヤキソースや甘ダレの味はかなりユニーク。
そのせいもあってイタリアでは甘さが強くてクドいとあまり好まれなかった様子。
アメリカでは近年、日本風のうなぎの蒲焼きを使ったロール寿司を出す店がニューヨークで増えているおかげで甘ダレ文化が徐々に浸透してきているとか。そうなるとにしんの昆布巻は甘ダレよりは薄味なのでもっと濃いものをイメージしたので肩透かしという意見。
そもそも日本や中国ぐらいでしか食べられていないという山椒の独特な痺れる辛さが評価の分かれ目。
コートジボワールでは唐辛子やコショウを多く使う辛い物好きのお国柄から山椒のユニークな辛味&刺激が大好評でコートジボワール単独だと3位の評価。
アメリカではスパイシーさは受け入れられたものの、ご飯とは合わないという意見が多かった様子で代わりにポップコーンと合わせて食べると美味しいというアメリカっぽいアレンジを連想する人多数。
チリメン山椒&バターポップコーンはアメリカで絶対に人気が出ると太鼓判。
イタリアではしらすを料理に使う文化があるものの、チリメンの小魚の目がたくさんある見た目や食感が気持ち悪いという意見がちらほら。
スポンサーリンクアメリカでは味は良いのにネバネバが苦手という意見連発で、ネバネバ自体に美味しそうなイメージが全く湧かないそう。エイリアンやゾンビなどの気持ち悪い感じが先行してしまうんでしょうね。
イタリアでも同様に味は良いのにネバネバの見た目がホラーという意見。
コートジボワールではオクラを多くの家庭で食べる習慣があるおかげでネバネバはOK。ただしオクラと唐辛子を一緒に食べるのに慣れているせいで辛さが足りないという違和感。
アメリカでは牛肉と勘違いする人がちらほらいて、あさりと言えばクラムチャウダーのようなスープで使われるのを想像するようであさりと聞いてびっくり。味は醤油の濃厚な味がご飯に合うと好評。
イタリアでは醤油の甘じょっぱい味が美味しいとコチラも好評。
コートジボワールは貝を食べる文化がほぼ無いので初めての食材への戸惑いが大きく、しょっぱい味につきものの唐辛子が足りていないという意見連発。
アメリカ、イタリアの評価だけだと4位だったもののコートジボワール単独だと9位と大不評が響いてこの順位に。
スポンサーリンクアメリカでは柔らかそうに見えて嚙み切れない独特の食感が合わなかったようで低評価。
コートジボワールでは魚の燻製料理が多いというお国柄から燻製=魚のイメージが強いようで、漬物の発酵による酸味が違和感に繋がってしまった様子。
イタリアでは大根が売られ始めている事もあって意外とたくあんの食感は受け入れられた様子で香りもなかなか好評。
アメリカとコートジボワールの低評価が響いてランキング下位に。
アメリカでは酸っぱすぎると強い抵抗感。さらにぐにょっとした柔らかい食感が気持ち悪いという意見もちらほら。
コートジボワールではこんな酸っぱい食べ物は存在しないと初めての味過ぎて抵抗感。料理に使う酸味はレモンやライムをアクセントとしてかける程度なので強烈な酸味に馴染めず。
イタリアにはアマレーナチェリーというさくらんぼのシロップ漬けがあり、梅干しのシソの香りとよく似ている事から甘い味を想像する人が多く、強烈なしょっぱさに驚く人続出。
一方でリゾット専門店シェフは梅とシソを細かく刻んでお米と一緒にブイヨンで炊き、仕上げにグラーナ・パダーノチーズ、甘めのオレンジピールを合わせる梅干しリゾットを考案。
甘味を足すとイタリアでも受け入れられるかも?という事は梅干しのはちみつ漬けだとひょっとすると結果が変わってきたのかもしれませんね。
イタリアでは辛すぎて口が痛いとわさびの辛味が大不評。唐辛子を使った料理は存在するものの、そもそも刺激の強い食べ物をあまり好まないそうで点が伸びず。
アメリカではわさびの辛さは認知されているものの、酒粕のアルコールっぽい独特の風味があまり口に合わず。酒の風味が邪魔しているので別々で食べたいという意見も。
一方でニューヨークの人気ハンバーガー店オーナーからは上質なマスタードっぽさを感じるのでハンバーガーと合わせると美味しくなるはずという意見。
コートジボワールでは腐ったお酒のような風味と大不評。味、香り、食感と全てが初めて過ぎて得体の知れない物という捉え方。そもそもお酒を料理に使う習慣が無く、わさびにも馴染みがゼロで食文化が違い過ぎて抵抗感があった様子。
以上、世界くらべてみたらから外国人が選ぶ日本のご飯のお供総選挙ランキングでした。