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やるなと言われるとやりたくなるのはなぜ?チコちゃん


24年7月12日放送の「チコちゃんに叱られる」の問題『やるなと言われるとやりたくなるのはなぜ?』の答えなど簡単にまとめてご紹介。

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ゲスト出演者

【ゲスト】和田アキ子、天野ひろゆき

【VTRゲスト】なし

やるなと言われるとやりたくなるのはなぜ?

1問目の出題は、

なんでやるなって言われるとやりたくなるの?

チコちゃんの答えは、

人間は自由な生き物だから

解説は昭和女子大学の今城周造特任教授。

夕飯の前にお菓子を食べている子供を想定して考えてみると、

子供も大人も誰しもが直感的に「自分は自由な存在だ」と考えているのがポイントに。

ところがそこに「夕飯前にお菓子はやめなさい!」と親からのお叱りが飛んできたとすると、親から自由が奪われた形に。

すると大きなフラストレーション(欲求不満)が心の内に芽生える事に。

この欲望を解消するための手っ取り早い方法はずばり、やめろと言われたことをやっちゃうタブー破り。

禁止や制限を受けて侵害された自由を禁忌を破る事で回復。

こうする事でめでたくフラストレーションが解消。

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このように人は本来自由であり、それを侵害された時に自由を回復しようと抵抗する欲求の事を心理学的には心理的リアクタンスと呼び、真逆の○○をやれ!と命令されるとやりたくなくなる心理も同じ作用が働いているとか。

命令によって行動が強制される事で自由が奪われる事になるので、やっぱりそこに抵抗する心理が生まれて、命令をあえて無視する事で自由を取り戻そうと躍起になるわけですね。

この心理的リアクタンスはマーケティングの分野で活用されている事が多く、例えば「数量限定」がその一例。

購入数量に制限を設ける事で買う人の自由を奪ってやる事で消費者の「買いたい!」という心理を刺激して売り上げアップに繋げる手法。

一方で過度な押し売りや過剰な売り文句は、そんな押しつけがましいセールスに屈してなるものか!と反抗心が芽生えるので消費意欲はダウン。

という事で今城先生の監修のもとでスーパーのリンゴ売り場で実験。

「絶対買うべき」「買わないなんてありえますか?」といった店内ポップを付けたりんごの売り上げは84個で平均100個が売れるお店にしてはやや売り上げダウン。やるなと言われるとやりたくなる心理的リアクタンスのマーケティング実験 チコちゃん

一方で「1人2個まで」「在庫残りわずか」「本当のりんご好き以外は買わないで」といった店内ポップを付けたりんごの売り上げは56個と大幅ダウン…やるなと言われるとやりたくなる心理的リアクタンスのマーケティング実験は失敗 チコちゃん

この日は気温がぐっと下がって寒くなってしまい、そうなると果物の売れ行はかなり落ちるのが普通だそうで心理的リアクタンスを利用したマーケティングを凌駕してくる気温の罠。

ちなみに心理的リアクタンスが生じるかどうかは育った環境も大きく影響するそうで、欧米諸国はおしなべて自由を主張する文化が強く、嫌なモノには「嫌だ」とハッキリと言う傾向が強いのに対して、日本では協調性を重んじる文化が背景にあるので抵抗感(心理的リアクタンス)を表に出さない傾向が強かったり。

という事で1問目は以上。

※同放送回のその他の疑問はコチラ

NHK「チコちゃんに叱られる!」に関する全記事はこちらのリンクから

一覧:NHK「チコちゃんに叱られる!」

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