観光地の記念写真がみんな同じになるのはなぜ?チコちゃん
24年8月23日放送の「チコちゃんに叱られる」の問題『観光地で撮った写真がみんな同じになってしまうのはなぜ?』の答えなど簡単にまとめてご紹介。定番のアングルだらけになるのはある心理が働いているそうで。
ゲスト出演者
【ゲスト】小林幸子、木戸大聖
【VTRゲスト】なし
観光地で撮った写真がみんな同じになってしまうのはなぜ?
3問目の出題は、
なんで観光地で撮った写真はみんな同じになっちゃうの?
チコちゃんの答えは、
その世界を演じたいから
解説は獨協大学の山口誠教授。
有名な観光地になればなるほどに同じ角度、同じ構図でみんな記念撮影をしがちで映っている人物のポーズに多少の変化が見られる他はほぼ同じ出来具合に。
これは過去に見た世界を自分で写真を撮る事でなぞって「自分もこの世界に参加できた」と満足感が得られる心理が働いているそうで、
実際に有名なスポットに来れて嬉しいという感情の他に「その世界観に入り込んで演じる」という心理効果も非常に重要になって来るようで、観光地で写真を撮る行為は台本に沿って演技をする役者と同様と山口先生。
普段訪れない非日常的な観光地を舞台とすると、前に見た事がある写真の構図は台本で、記念撮影は台本通りの演技という解釈。
確かに有名な映画やドラマのロケ地に行ったらほぼ間違いなく、登場シーンと同じ構図で写真を撮りたくなってしまうものですし、定番の構図があったら「定番のアレやっとくか」ととりあえずそれに沿って自分も同じようにという心理が働くのも納得。
エッフェル塔の前で三角ポーズをしたり、自由の女神の前で手を上げたり、大阪戎橋のグリコポーズなどなど。
昔は人が行った事が無い場所や知らない事が多かった時代なので未開の地が多かったわけですが、1980年以降には既に開拓されつくした感があり、当初は観光の目的が「初体験・新発見」だったのが今では「追体験・再発見」に大きく変化。
さらにネットやSNSの進化により、そういった情報で溢れている事で他人の体験を自分も追いかけたいという欲求に駆られるようになって来ていて、あえて真似をするという側面もあるとか。
という事で3問目は以上。
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