カズレーザーと学ぶ キノコの正しい食べ方のエノキ、舞茸、シイタケのレシピ
24年8月27日放送の「カズレーザーと学ぶ」はスーパーで買えるキノコのエノキ・舞茸、シイタケの3種類の正しい食べ方で脂肪燃焼ダイエット、血液サラサラ、免疫アップする方法を特集という事で効果的なレシピなどご紹介。
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エノキタケ
解説は東京農業大学の江口文陽学長。
エノキタケに含まれるエノキタケリノール酸はエノキのみに含まれる成分で、これが内臓脂肪を燃やす働きをしたり、腸管の脂肪を吸収する壁を塞ぐことで脂肪の排出を促す働きなど。
食事内容や運動量を変えない状態で3か月間に渡ってエノキを摂取した実験では内臓脂肪量が減少するという結果が得られていたり。
ただし、このエノキタケリノール酸は吸収されにくい成分で、ただエノキを食べていれば良いわけではないのが注意点と江口先生。
というのもエノキは硬い細胞壁に覆われているという特徴があり、消化されずにそのまま便として出て行ってしまう事もしばしばで、食べ方によってはエノキの栄養分のうち約40%も便として捨てているケースも。
そこで江口先生がおすすめするのが「20回~30回噛んで食べる」というシンプルな食べ方。
しっかり噛む事でエノキの細胞壁を壊して摂取できる栄養分もアップ。
その他にも「エノキ氷」の形で摂取するのも良い方法で少し前に流行ったこのエノキ氷は実は江口先生が共同開発したものだったり。
スポンサーリンク細かく刻んだエノキと水をミキサーにかけて液体状にして、弱火で一時間煮込みアイストレーなどに入れて小分け冷凍すれば完成。
冷凍して細胞を壊すことで栄養分が生の状態に比べて約13倍に。
広島大学の堤理恵先生監修のエノキレシピは「カリカリ焼き」で、
細かく刻んだエノキ200gに小麦粉大さじ3、片栗粉大さじ3、卵1個、コンソメ小さじ1/2を混ぜて油をひいたフライパンでカリカリになるまで焼くと完成。
お好み焼き感覚で食べられるお手軽レシピ。
スポンサーリンク舞茸
舞茸に特有な成分がMDフラクションで、インフルエンザワクチンの接種に合わせて舞茸を食べると12週後に抗体の数が大きく増えるという実験結果も。
これはインフルエンザ以外にも新型コロナを含むその他の感染症全般にもいえると江口先生。
さらに舞茸から抽出したエキスには高い肺がん抑制率があったというマウス実験も。
これは生の舞茸で30~100gほどの量でMDフラクションは水溶性という特徴を踏まえるとおすすめの調理法は「しっかり煮る」というもの。
ナス3本、舞茸2パック、生姜1かけ、出汁1カップ、醤油大さじ1、酒大さじ1、はちみつ小さじ2を圧力鍋で2分ほど加熱したら完成。
ナスに含まれるナスニンという成分には免疫力低下を防ぐ効果があるとされいているのでダブルの効果で免疫アップ。
ちなみに天ぷらで食べる場合は熱によってMDフラクションが抽出されているのでしっかり噛んで食べるのがおすすめと江口先生。
スポンサーリンクシイタケ
シイタケの特有成分として挙げられるのがエリタデニンで、高脂肪食を食べたマウスにエリタデニンを摂取させるとコレステロール値が減るという実験データにある通り、
シイタケには血液をサラサラにする効果があると江口先生。
これはヒトに対する実験でもその効果が明らかになっているようでおすすめの食べ方は「干しシイタケの炊き込みご飯」で、
米2合、干しシイタケ4枚、シイタケの戻し汁、昆布だし、出汁をとった後の昆布、炒り大豆、しょうが1かけ、酒・醤油・みりん大さじ2ずつ、米2合分に合わせた量の水、ネギを炊き込んだら完成。
シイタケの戻し汁にはエリタデニンが多く溶けだしているので捨てずに有効活用するのがポイント。
以上、カズレーザーと学ぶからキノコの正しい食べ方でした。