カズレーザーと学ぶ AGEsを減らす生活習慣や食べ物「ヒシ茶」とは?
24年9月3日放送の「カズレーザーと学ぶ」は肌のコゲといわれるAGEsを特集という事で体の内側から出来る生活習慣別の対策や効果的な食べ物など番組内容をまとめてご紹介。
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生活習慣とAGEs対策
解説は東海大学の永井竜児教授。
肌のくすみの原因になったり、体内のあらゆる場所で様々な病気を引き起こす原因ともいわれる老化物質のAGEs。
本来であれば体の代謝機能によって約4週間ほどで排出されるところが、15歳ごろをピークに加齢とともにその排出スピードがどんどん低下。
すると体内にAGEsは蓄積を始めてしまい、さらに溜まったAGEsがさらに排出を妨害するという悪循環でどんどん体が老化していってしまう状態に。
ちなみに肌トラブルでは紫外線対策や保湿などが定番ケアですが、それらは肌の酸化(=肌のサビ)を防ぐ方法であって、肌のコゲと例えられるAGEsとは別物。ですから外側だけではなく内側からのケアも必要でスキンケアだけでは不十分と永井先生。
そんなAGEsを増やしてしまうNG習慣として挙げられるのが、
- 喫煙
- 飲酒
- 睡眠不足
- 高血圧
- 寝る前の食事
喫煙は体内に炎症を引き起こして体内の活性酸素を刺激してAGEsの生成を促進し、アルコールは分解する際に生まれるアセトアルデヒドからAGEsが生成されるので飲み過ぎには要注意。
睡眠不足は寝ている間に出る肌の再生を促すメラトニンと成長ホルモンの分泌が減少する事で肌に溜まったAGEsを排出できなくなってこれもNG習慣。
血圧が高いと腎機能が低下するのでAGEsの排出量が落ちてしまうのに加えて全身の炎症反応を引き起こすのでコチラも注意。
AGEsは糖質とタンパク質が結びつくことで生成されるという仕組みなので、血糖値が高い状態で寝るのはNG習慣。
総じて体に悪いと一般的に言われる生活習慣は全てAGEsの生成&蓄積に繋がってしまうので心当たりがある人は要改善。
スポンサーリンクAGEsを抑制する食べ物
2022年の永井先生の研究によると、数百種類の天然物の中からAGEsの抑制に効果的だと明らかになったのが「ヒシ」という聞き慣れない食べ物。
湖などに群生している水草の一種であるヒシはニンジン、トマト、ニンニクなどに比べて抜群に高いAGEs抑制率。
簡単な摂取方法としてヒシ茶が永井先生おすすめで、麦茶と同様に煮出しする方法でお茶に。
ただし飲み過ぎてしまうと酸化反応を逆に高めてしまうという報告があるそうなので、1日100mlというごく少量で効果的なんだとか。
ヒシの実約10gに対して水0.5Lで煮出したヒシ茶を1日100ml摂取した実験では4週間後に血中のAGEsが約30%減少したというデータも。
以上、カズレーザーと学ぶからAGEs対策でした。