しゃぶしゃぶの名前の由来は○○を洗う音から?チコちゃん
24年12月13日放送の「チコちゃんに叱られる」の問題『しゃぶしゃぶはなぜ「しゃぶしゃぶ」という?』の答えをNHKたぶんこうやったんちゃうか劇場と共にまとめてご紹介。
ゲスト出演者
【ゲスト】若村麻由美、FUJIWARA原西孝幸
【VTRゲスト】山西惇、松永玲子
しゃぶしゃぶはなぜ「しゃぶしゃぶ」?
1問目の出題は、
しゃぶしゃぶはなんで「しゃぶしゃぶ」って言うの?
チコちゃんの答えは、
おしぼりを洗う音
解説はスエヒロ4代目社長 三宅一郎さん。
しゃぶしゃぶのネーミングを考え出したのは三宅一郎さんの祖父で2代目社長の三宅忠一さんで、試行錯誤して料理を考案する過程であるひらめきが浮かんだというエピソードが残っているとか。
ということでNHKたぶんこうやったんちゃうか劇場「しゃぶしゃぶは肉の洗濯機や」スタート。
舞台は昭和25年の大阪。
朝鮮戦争による特需で大阪は好景気に沸き、食い倒れの街は商売繁盛な時代。明治43年創業の老舗洋食店スエヒロは昭和5年にビフテキをメインとした肉料理専門店に業態を変えおり、そんな好景気の波に乗って連日大忙し。
ところが夏の時期になるとこってりとしたステーキは敬遠されて閑古鳥が鳴くという問題も抱えており、そんな状況を打破すべく忠一は夏でもさっぱりと肉を食べられるようにと試行錯誤をする事に。
スポンサーリンクしゃぶしゃぶの起源は諸説あるものの、その元祖は中国にあるといわれていて、現地で食される涮羊肉(シュワンヤンロウ)は羊肉をお湯にくぐらせて食べる料理で約700年前にモンゴル民族が考案したものがその原型。
これを日本の民芸運動家・吉田璋也が日本に持ち帰って伝えたのがそもそもの始まりとされていたり。
第二次世界大戦中に軍医として北京に駐在していた折に涮羊肉と出会った吉田璋也は日本に帰国後、京都の老舗料理店にその調理法を紹介し、関西人の口に合うようにと羊肉を牛肉に変更したものが昭和24年に「牛肉の水炊き」というネーミングで提供されるように。
その後、吉田璋也は地元の鳥取で和食店を創業して、そこでは「すすき鍋」という名前でその食べ方を広める事に。
民芸運動にも熱心だった忠一は吉田璋也との縁でこの牛肉を使った鍋の存在を知り、お肉をさっぱりと食べる方法として自分の店でも取り入れる方針を立てますが、試食してみるとさっぱりと食べられる一方で何か食欲を刺激するものが足りないと感じた忠一。
そこで注目したのはゴマ。
当時はゴマだれでお肉を食べるという食べ方はあまり知られておらず、何とかお店の味に出来ないかと試行錯誤し最終的に納得のいく味に。
続いて忠一が取り掛かったのが夏でも涼しくお肉を食べられるようなネーミング考案でしたが、この構想には2年の歳月を要して昭和27年に突如あるひらめきが舞い降りる事に。
忠一がいつもの厨房を覗いた際に目に飛び込んできたのは仲居さんがおしぼりを手洗いする様子。いつもの見慣れた光景のハズなのに妙に引っかかった忠一は、おしぼりをじゃぶじゃぶ洗濯 → 肉をじゃぶじゃぶ洗濯と連想し、商品化にあたってはもう少しソフトな言い方という事で濁点をとって「しゃぶしゃぶ」と命名。
その突飛なネーミングに従業員たちの評判はあまりよくなかったようですが、忠一は自らのひらめきを信じて昭和27年に「しゃぶしゃぶ」の商品名でお店で提供する事に。
すると目論見は当たって、物珍しい料理名や夏でもさっぱりお肉が食べられると瞬く間にしゃぶしゃぶはヒットし、サラリーマンたちがこぞって接待に使うようになり2、3時間待ちの行列は当たり前の状況に。
という事で1問目は以上。
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