72時間ランキング2024 ベスト10一覧 神回ドキュメント3位中国の貸し台所、2位日本海フェリーで1位は?
24年12月30日放送のNHK「ドキュメント72時間 年末スペシャル2024」の視聴者投票ランキング1位~10位結果を一覧でまとめてご紹介。
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ベスト3
東京から北へ伸びる国道4号線沿い、福島の二本松市にあるのは24時間営業の「二本松バイパスドライブイン」。
ボリューム満点の料理やドライブインに併設されているお風呂を求めて大勢のお客さん。
「時代が止まってますよね。雰囲気が。」
中学2年生の男子からは「通います。多分。」の言葉。
50年以上営業が続くここは人生のドライブイン。
新潟と北海道小樽を往復する大型フェリーの定期便。
船で一晩を過ごす16時間の旅路の後はそれぞれの目的地へ。
「ここだと強制的に電波無いじゃないですか。許される気がして。連絡が取れなくても。」
「いい意味の孤独感があります。」
孤独な時間を噛みしめる人がいる一方で船内でプチ宴会をしている和気あいあいの人たちも。
海の上のホテルで流れていくそれぞれの時間。一往復半のドキュメント。
スポンサーリンク中国内陸部にある江西省の南昌。
都市に建つがん専門の大病院のすぐ隣にある貸し台所はその利用者の多くが入院患者の家族たち。
愛心厨房は直訳すると「思いやりの台所」。
中国では入院中の食事は各自で賄うのが多いそうで、各々が作った料理を病室に運んでホッとするひと時を過ごす人々。
治療費の自己負担が大きく、がんになると数百万円の出費も珍しくない中国とあって、食費の節約にこういったサービスが利用されているんだとか。
「薬より食。食べることは生きること。」「みんな食べないと生きて行けませんから。」
「泣く息子に言ってやった『泣くな。たまたまがんになって死ぬ。それだけの事だ』ってね。生まれて来ただけで満足さ。」
スポンサーリンク4位~10位
舞台はパリ中心部から車で30分ほどの所にあるマンガ喫茶。
フランス語に翻訳された日本のマンガが2万冊とあって連日多くの人たちがやって来る。
日本のマンガ文化は徐々にフランスで広がっているものの、マンガ喫茶はまだまだ珍しい存在とあって遠方から夜行バスで6時間ほどかけて来る人も。
お店の創業は18年前で日本のマンガオタクだった大学生の息子の発案で母親が始めたお店なんだとか。
当時はごく限られたマニア向けのお店だったのが今では家族連れで利用されるケースも。息子二人とやってきたお母さんが帰りがけに晩ご飯用に買って帰ったのはまさかのカップ焼きそばUFO。
お客の一人に「自分も違う世界に行きたい?」と尋ねてみると「もちろん行けるなら行ってみたい。」と笑顔の男性。
想像の世界や好きなものに没頭する時間を楽しむのは万国共通。
秋田市の歓楽街・川反を抜けた所にあるそば処「たちそば」。
その店が開店するのは夜10時。
夜に始まって閉店は翌日の昼頃という昼夜逆転のおそば屋さんに集まる人々。
夜通し営業は創業してから60年間ずっと。
「本当に秋田の最後の終着点がここ。」
スポンサーリンク蔵書110万冊を誇る金沢の大型図書館「石川県立図書館」。
静かに過ごすのがルールの図書館とは違い、迷惑にならない程度であればお喋りOK。館内のあちこちに椅子やソファなど500席。
仕事や暮らしといった12の独自テーマの本棚など見せ方も工夫された図書館で思い思いに過ごす人々。
本と人の数だけドキュメント。
「本を読むっていうのは毎日なんか得る事があるわけ。必ずあるんやて。」
「ある意味避難所ですよね。常識人にうんざりした人たちの。」
「ここに来たら本を読むぞとか、この人と関わるぞみたいな覚悟を持って来るみたいな所はあって。」
灯油配達先に着くと時には長さ20mにもなるホースを体にぐるぐる巻きつけてタンクのもとへ。
北海道では見慣れた光景で屋外の大型タンクから時には家の中のポリタンクなど。
冬の間だけ灯油配達で働くスタッフも多く、その人生もドキュメント。
「油切れ大至急。」「雪国の宿命だから。」「ないと死んじゃうから。」
冬の北海道の血液・灯油。
スポンサーリンク和歌山市の中心部から車で10分。飲食店やスーパーが集まる場所に建つのは格安のガソリンスタンド。
他のスタンドでレギュラー1リットル162円に対してここは153円と相場より10円ほど安いそうで、和歌山は近くに製油所があった関係で古くからガソリン相場が安めでこのエリアは価格競争が激しいとの事。
「なんせ節約節約で。このご時世 節約で。」
格安ガソリンを求めて多様な車がやってくる。
ペットの豚を積んだ車からラーメン屋台まで。
鳥取の海岸に並んでいるのはお墓。
琴浦町にあるのはその数2万基ともいわれる海辺の巨大墓地「花見潟墓地」。
いつの間にか墓地が形作られた自然発生墓地でその歴史は室町から続いているという話も。ただしその詳しい成り立ちは不明。
お盆時期になると多くの人がお墓参りにやって来て、古くからの風習で迎え火を炊く光景があちこちで。
「すっきりした気持ち。お盆には行かないと。」と子どもたち。
ドキュメントは迎え火の数だけ。
スポンサーリンク言わずと知れた温泉地の別府。
その片隅にちょっと変わった宿が建ち並ぶ。
大正時代から湯治客が利用していたという長い歴史を持ち、ただ部屋を貸すだけなのでその名も「貸間(かしま)」。
かしこまった接客は一切ない代わりに格安で部屋を提供するこのサービスの料金だけではない不思議な魅力に惹きつけられた人々。
「家に来たみたい。なんかこういう感じがいいですよね。」
特別な日常を借りる3日間。
以上、ドキュメント72時間年末スペシャル2024から視聴者投票ランキング一覧でした。
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