プレバト水彩画2025冬タイトル ランキング結果 初優勝の松田悟志に最下位争いは田中道子、こがけん
25年1月16日放送の「プレバト」は冬の水彩画コンクール2025を開催という事で出演者や作品ランキング結果など一覧でまとめてご紹介。
スポンサーリンク
冬タイトル出演者
アンミカ、レイザーラモンHG、倉中るな、こがけん、中村嶺亜(7 MEN侍)、田中道子、松田悟志
以上7名。
作品ランキング結果
テーマは白一色という事でモチーフは東京新大久保にある2Dカフェ。店内の装飾が平坦に見えるようなアイテムを揃えるというコンセプト。
パッと見は下手な漫画のように感じられるものの、それがこの店の狙いで人物だけが浮き上がって見えるという面白い違和感がしっかり再現されていると野村先生。
細かい影など明暗が描かれているので立体と分かる描写力は流石。白も画用紙の色を活かしているので色の塗り方も上手。
ところが2Dの世界に引っ張られて人物が平面に寄ってしまっているのが最大の敗因。
- 構図 26
- 正しい描写 26
- 明暗 28
- 一色を生かした絵作り 6
- 合計 86点
人物と壁の間の影をちょっと強めにすることで人物の立体感をいつも以上に強調して、平面な世界で浮き上がっている感を演出。
引いた構図にし過ぎると人物の細かい描写が描けなくなるので、構図を寄った形にして人物を立体的に描ける余地を生んだのも細かな工夫。
お題は赤一色という事でモチーフは有名な巣鴨の赤パンツマルジ。
赤の色をしっかり作り分けているおかげで綺麗で濁りが無く、微妙な色の違いも再現されていて単調な赤には見えないようになっていると野村先生。
ハンガーにかかった服のシワなども立体的に描写出来ていて、店の奥行など明暗についても上手。
一方で赤の世界を描いた割に多く配置した人が主役になってしまっているのが大きなマイナス。商店街なので人の往来があるのは自然ながら、流石に多すぎという指摘。
さらに輪郭を白く縁取っているせいで、人物の厚みが感じられなくなって平坦。まるで切り抜いた人形を貼り付けているようとダメ出し。
- 構図 27
- 正しい描写 27
- 明暗 30
- 一色を生かした絵作り 5
- 合計 89点
赤一色がテーマなので赤を主役に。
赤みを含ませたグレーを壁の色に使ってさらに赤の成分を増量する工夫も。
スポンサーリンクお題はオレンジ一色の世界という事でモチーフは軽井沢・雲場池の紅葉。
絵を一目見た野村先生はとにかく「綺麗」を連発。
オレンジ色に染まった夕暮れ時がきっちり演出されていて、空にもオレンジを加えて統一感。
ところが右側に並んだ木の幹や枝に違和感があり、光が当たっている所が白っぽく見えるのを表現するために塗り残しているものの、太さや白さが統一されてしまっているので単調。見ようによっては白いホースが並んでいるように見えるとダメ出し。
- 構図 30
- 正しい描写 28
- 明暗 26
- 一色を生かした絵作り 7
- 合計 91点
木の枝は画用紙の白を活かしながら、細い枝は白で描き重ねて細かく明暗を付けて立体的に仕上げ。
水面の描き方については、浮かんでいるものを正確に細かく拾い過ぎるとかえって変な形になってしまうので必要に応じて取捨選択すべきとアドバイス。
お題は黄色一色という事でモチーフは東京駅前丸の内イルミネーション。
下から煽り気味の構図を上手く選んでいるので奥行感、上を見上げる伸びやかな感じもあってドラマチックかつカッコいいと野村先生。
黄色も路面に反射した色などに工夫が見られて絵の基本要素については文句なし。
ただし「一色を生かした絵作り」という観点だと、黒をテーマにした絵とも取れるのが難点。黒を載せすぎたせいでその印象が強くなり過ぎたのでは?という指摘。
本人も黒を塗っている時間の方が長かったと反省。
- 構図 30
- 正しい描写 30
- 明暗 28
- 一色を生かした絵作り 4
- 合計 92点
黄色を強調して絵なのに光を放っているようにも感じられるイルミネーション。
スポンサーリンクお題は茶色一色という事でモチーフは油淋鶏のデカ盛り(油淋鶏タワー丼)が名物のアジアンダイニング縁。
まず油淋鶏が美味しそうに見えるのが大きなプラスポイントで、掴んで食べられそうな色・質感・形。
瓶の茶色、油淋鶏の茶色、壁の茶色と質感の違うものが並んでいるものの、それぞれの絵の具使いが綺麗。
ところが油淋鶏と瓶が目立つ絵だという事はパッと見で分かっても「茶色の絵」である事までは分からない点がマイナス。
- 構図 30
- 正しい描写 30
- 明暗 30
- 一色を生かした絵作り 7
- 合計 97点
テーマは青一色という事でモチーフは東京豊洲チームラボプラネッツのアート空間。
ただ青を塗っただけではなく、背景の青に明暗のグラデーションを作れているおかげで光の感じがよく表れていると野村先生。背景らしい背景がほぼ無いのに空間が分かる点を先生絶賛。
光の白い粒を巧みに描いているので青が際立つ工夫。
さらに服のシワや絶妙なポージングなど人の描写は「鳥肌が立つ」レベルと野村先生。絵の基本3項目は満点評価で「文句なんてあるわけがない」との事。
ところが常人では描けないレベルと一度は優勝に推すも、考え直した末に準優勝に格下げに。
優勝作品はさらに工夫が凄すぎたのでそれを加味すると次点という評価。
- 構図 30
- 正しい描写 30
- 明暗 30
- 一色を生かした絵作り 9
- 合計 99点
テーマは緑一色という事でモチーフは水槽の中で水草と生き物を一緒に育てるネイチャーアクアリウム。
野村先生「すごいな…これどうやって描いてるの?これ…上手だよ。」
緩急や強弱などリズムを考えて塗られていて、緑の世界観が鮮やかに綺麗に描かれていて驚きの作品に。
黒く厚めに塗られた木の幹が効果的で、影の暗さなどの黒使いのおかげで緑が光を含んだ輝く色に感じられるという憎い工夫。さらに魚の紫や赤が入る事でより緑が引き立つという効果も。
絵の下側にスポットライトが当たっていたり、魚が漂っている感が上手く描かれているので人工的な水槽である事もしっかり伝わる点も高評価。
緑を活かすための工夫が随所に見られたのが優勝の原動力に。
- 構図 30
- 正しい描写 30
- 明暗 30
- 一色を生かした絵作り 10
- 合計 100点
文句なしの満点評価。
という事で松田悟志が2025年冬の水彩画コンクール優勝という事で初優勝。
最下位に甘んじた田中道子は悔しい結果。
以上、プレバト夏の水彩画コンクール2025冬でした。
TBS「プレバト水彩画」に関する全記事はこちらのリンクから
一覧:「プレバト水彩画」