その日の気分で食べたいものが変わるのはなぜ？チコちゃん

25年3月28日放送の「チコちゃんに叱られる」の問題『その日の気分で食べたいものが変わるのはなぜ？』の答えや内藤先生おすすめの腸内環境改善メニューやスムージーレシピなどまとめてご紹介。

ゲスト出演者
その日の気分で食べたいものが変わるのはなぜ？

ゲスト出演者

【ゲスト】阿部サダヲ、今田美桜、中沢元紀

【VTRゲスト】なし

その日の気分で食べたいものが変わるのはなぜ？

2問目の出題は、

なんでその日の気分で食べたいものが変わるの？

チコちゃんの答えは、

腸のバクテリアに命令されているから

解説は京都府立医科大学の内藤裕二教授。

もともと、日によって食べたいものが変わる理由は脳に経験として刷り込まれているからというのが定説でしたが、最新の研究でもう一つ大きな理由があるという新たな説が考えられるようになったと内藤先生。

脳に刷り込まれているという定説では、例えばカレーを食べたとすると、カレーには健康増進効果もあるスパイス、肉のたんぱく質、野菜のビタミン類が入っているので「カレー＝良い食べ物」という認識が記憶として残り、このおかげで街中で香りを嗅いだり、テレビやネットなどでカレーを見ると途端に「カレーが食べたい」とい欲がふつふつと沸き起こることに。

そしてこの定説に加えて最近指摘されているのが「腸のバクテリアの命令」という新説。

人間一人の大腸には約1000種類ほどのバクテリアが棲み付いているとされていて、その総数は100兆個という途方もない数字。

これらの大量のバクテリアは人が摂取した食べ物からエネルギーを得て生きていますが、人間の体はその対価として例えば睡眠を促進させたり、肥満や糖尿病になりにくくなったりと様々な効果を享受。

持ちつ持たれつの関係を持っている人間とバクテリアですが、1000種類以上いるバクテリアはそれぞれ肉好き、野菜好き、砂糖好きと様々な食の好みを持っているそうで、バクテリアは他の種との生存競争に勝つために自分がより成長できる栄養素を摂るように人間の脳に働きかけたり、ライバルの種が欲している栄養素をあまり摂らないように指示したりとなかなかの曲者ぶりを発揮。