甘いものは別腹は本当?チコちゃん
25年5月23日放送の「チコちゃんに叱られる」の問題『甘いものは別腹なのはなぜ?』の答えなどMRIに乗ったままスイーツを食べる真壁刀義の不思議な映像と共にまとめてご紹介。
ゲスト出演者
【ゲスト】天野ひろゆき、藤本美貴
【VTRゲスト】真壁刀義
甘いものは別腹なのはなぜ?
2問目の出題は、
なんで甘いものは別腹なの?
チコちゃんの答えは、
本当に別腹が出来るから
解説は川西市立総合医療センターの三輪洋人先生。
人間の体内でエネルギーが消費されると血糖値の低下が起こってきますが、すると体に蓄えていた脂肪を分解してエネルギーを作り出そうとしますが、この時、脳にある摂食中にその情報が送られて「何か食べろ!」という命令が下されることに。これが空腹状態。
反対に満腹状態の時は血液中の糖分が満たされた状態になり、その情報が脳の満腹中枢に送られて「もうお腹いっぱいだから食べなくてOK」という命令が出されて食欲がストップ。
実際に満腹になるまで豚丼を食べた時のお腹の中のMRI画像を見てみると、隙間が出来ている所はほぼ胃液などが入っている所なのでお腹自体は食べ物でパンパン状態。
そしてこの状態でモンブランの匂いと見た目を確認して2分後にすぐMRI画像を撮ってみると、胃のスペースが少し空いて本当に別腹が出現。
MRIに乗ったままモンブランを食べる真壁刀義の不思議な映像が展開されつつ、実際に食べ始めると胃のスペースがさらに広がって別腹完成。
食べ物の情報を得た時に分泌されるホルモンで食欲を司っているオレキシンは、これから胃に入って来るであろう食べ物を受け入れるために胃を広げて行液を大量に分泌させ、胃の中にあるものを小腸へ送り出すという働き。
この働きは甘いものだけではなく好きなものの情報を受け取る事でも発動するそうで、つまり甘いものの他に好きなものは別腹という効果も生んでいるとか。
この別腹ははるか昔の名残という風に考えられていて、いつ飢えるか分からない状況だった原始時代においては、満腹状態でも目の前に食べ物があったらできるだけ食べておくほうがサバイバルには生きるというのが別腹の理由。
さらにはバランスよく栄養素を摂取するために別腹は存在しているという考えもあって、例えばお肉を食べるとたんぱく質や鉄分の摂取ばかりが増える事になりますが、この時に甘いものを別腹で食べられるとお肉に足りない炭水化物が取り入れられるのでこういった理由で別腹が働いているとも。
という事で2問目は以上。
※同放送回のその他の疑問はコチラ
NHK「チコちゃんに叱られる!」に関する全記事はこちらのリンクから