不思議体験ファイル2025 山の巨大鬼のネタバレはやごろうどん?ブロッケン現象?
25年6月24日放送の「不思議体験ファイル 信じてください第6弾」に登場した鹿児島の山中で目撃した3体の巨大な鬼の検証結果などネタバレをまとめてご紹介。
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山の巨大鬼
1991年秋の鹿児島県南さつま市での出来事。
投稿者が小学生時代に標高200mほどの低山を登っていた際に目撃したというのが3体並んだ巨大な鬼。
すぐそばにいた姉たちにそれを知らせると、その場にいた4人全員がその鬼を確認できたそうで、体は筋肉質で顔は凛々しくて怖い感じ、虎柄のパンツに頭にはツノ、手にはこん棒というまさにイメージ通りの鬼の姿。
体のサイズは40~50mほどだったそうで青・赤・緑の3体が横に並んで立っていたとの事。
慌ててその場を離れ、改めて鬼たちがいた山の方を見ると3体とも忽然と姿を消していたという結末。
スポンサーリンク検証結果
全国各地の鬼にまつわる資料が3000点以上展示されている京都府福知山市の日本の鬼の交流博物館で鬼について詳しい話を聞いてみると、
牛のツノに虎柄のパンツという外見で大きさは50m級もいたという記録が残っていて、体色は5色で青・赤・緑・黒・黄色と投稿者が目撃した鬼の特徴はばっちり当てはまるという事に。
その他、鬼が目撃された南さつま市では古くから「ヨッカブイ」という風習が残っており、人間が鬼ような格好をして子どもを追いかけるという地元のお祭りが関連エピソードとして登場。その他にも鹿児島県には薩摩川内市のトシドン、鬼追い祭りなど鬼にまつわるお祭りがちらほら。
また、弥五郎(やごろう)どんという6mの高さを誇る大きな鬼が登場するお祭りも存在。さらには3体のやごろうどんが存在しており、それぞれが違う地域のお祭りで町を練り歩く催しを行っている他、この3体が顔を合わせるタイミングもあるとの事。
ただし、その肝心のお祭りが行われる場所は曽於市で鬼を見たとされる南さつま市とは100kmほどの距離にあるのでお祭りで使われるやごろうどんを見間違えた可能性はほぼゼロ。
その代わりに出張用のやごろうどんも存在しているそうで、そちらの記録を遡って確認してみると1991年に大浦町(のちに南さつま市へ合併)にやごろうどんが出張したという記録。
スポンサーリンクただし投稿者が見たという鬼はもっと筋肉質で色も違うという事で鬼=やごろうどん説はきっぱり否定。
さらに調査を続けると鹿児島の地元紙である南日本新聞社の2024年7月の記事に「高千穂峰に進撃の巨人」という見出し。
山岳の専門家によると太陽を背にした時に霧などがスクリーンになって自分の影がそこに投影されて巨大な人影になって見えるブロッケン現象がその正体なのでは?という指摘。つまり、そこに3人が並んで立っていればブロッケン現象によって巨大な人影が3つ現れる事も。また、影自体に色は付かないものの、周囲には虹が出来るので色が付いているように見える事も。
また、南さつま市は地理的にも霧が発生しやすいエリアでもあり、山に囲まれた盆地ではブロッケン現象は起こりうるという気象の専門家の証言も。ただし目撃された方角が南や東という点を考慮すると、太陽の動きからして目撃された時間帯にその方角にブロッケン現象が起こることはまず無いという結論。
という事で真相解明には至らず。
以上、不思議体験ファイルの山の巨大鬼の検証まとめでした。
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