プレバト俳句チャンピオン海ほたる杯の出演者&ランキング結果 キスマイ横尾が初優勝
25年9月11日放送の「プレバト」では新たなタイトルとして俳句チャンピオン決定戦の海ほたる杯を開催という事で出演者やランキング一覧など決勝結果をまとめてご紹介。
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出演者リスト&ルール
【出演者】
フジモン、キスマイ横尾、中田喜子、皆藤愛子、ダウ90000蓮見、三宅香帆
【ルール】
お題は海ほたるを舞台に自由にテーマを決めて俳句を詠むというルール。
優勝者には優勝カップと副賞として海ほたるお食事代5万円分。
1位の優勝の作品のみが海ほたるパーキングエリア4階イベントスペースに9月12日~24日まで展示される特典付き。
スポンサーリンクランキング結果
6位最下位 皆藤愛子(名人6段)『海ほたる着 秋気は放課後の香』
語順を見てみると海ほたるに到着したのに、そこで放課後というのは一体どういう時間軸なのか?と読み手を迷わせてしまうのが最大の敗因。
『放課後の香なり 秋気の海ほたる』と”着”を省いて素直に並べるだけでリズムも良くなって作者の意図も伝わるように。
5位 三宅香帆(特待生5級)『白秋の波光 たゆたふ掛けうどん』
二行にしてあるので作者としては”掛けうどん”のほうに”たゆたふ”がくっ付くという認識のはずのところ、普通は俳句は一行に書くので”波光 たゆたふ”という流れになって、この二つが繋がると解釈するのが普通。
そうなると波がたゆたふのは当たり前なので不要に感じ、一方で掛けうどんがたゆたふとそれはそれで大袈裟な表現で不釣り合いというどっちつかず。
また、今回のテーマはあくまで「海ほたる」なので掛けうどんと波だけだと、瀬戸内海のうどん県の香川県かな?と勘違いする人もいると夏井先生。
掛けうどんに関東という地域性を持たせるようにするべきというアドバイスで『出汁濃き掛けうどん』『味濃き掛けうどん』『東京湾の掛けうどん』といったアイデア。
スポンサーリンク海ほたると月という取り合わせ良くて飛行機からの眺めというのはすぐに分かり、描こうとしている着眼点は良いものの、より効果的にするのに工夫がいるという夏井先生。
“海ほたる””月”がすぐ近くになるので、この距離を離すだけでも広い空間にする事が可能で『月は目の高さ 眼下に海ほたる』の添削案。
3位 ダウ90000蓮見(特待生4級)『わナンバーの サイドミラーを 秋の海』
上五を「レンタカー」にしても同じ意味で通じるものの”わナンバー”にするだけでナンバープレートに寄った映像が浮かんできて、そこからカメラが動いて車内から見えるサイドミラーへ視線が誘導されるとまるで映画のワンシーンのようと夏井先生。
さらにサイドミラーに付けた”を”の助詞は移動していくことを表す語なので、代わりに”サイドミラーに”とすると車が途端にストップしてしまうという非常に重要な1語。
車が動いている様をこの1語で表現している点を夏井先生は高評価。句としての出来も上々なので添削はなし。
スポンサーリンク2位 中田喜子(名人10段)『秋燕 海ほたるまで 下りてこよ』
頭上を行く秋ツバメに休憩を勧めて呼びかけるという発想がとてもユニークで独創的ということで夏井先生からは「おお、こう来たか。」と感心。
そして、少しだけ工夫するだけで優勝していたのに…と惜しむ先生からは秋燕の季語と海ほたるの固有名詞が近すぎるのがややマイナス。
『海ほたるまで 下りて来よ 秋燕』とすると、海ほたるまで下りてきなさいと呼びかけている人物が見上げた先には燕が飛んでいるというシーンの繋がりに。こうなると季語が際立って、さらに漢字で「来よ」としたほうが印象がよりしっかり。
1位 キスマイ横尾(永世名人)『潮風眩し 金秋のアジフライ』
全体の調べは7・5・5と破調の並びながら内容に見合っているのでこの破調が効果的に働いていると高評価。
金秋は秋の季語で、アジは夏の季語になるものの”金秋の”としっかり付けているので金秋がメインの季語になるのは誰の目からも明らかで美味しい物を食べてホッとしている風景が浮かぶと1位に選出。
という事で今回新たに開催されたタイトル戦の俳句チャンピオン決定戦海ほたる杯の初代優勝者はキスマイ横尾に。
以上、プレバト俳句チャンピオン決定戦海ほたる杯の結果まとめでした。
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