フクロウの首があんなに回るのはなぜ?チコちゃん
25年11月21日放送の「チコちゃんに叱られる」の問題『なぜフクロウの首はあんなに回る?』の答えなどまとめてご紹介。
ゲスト出演者
【ゲスト】鈴木浩介、ぱーてぃーちゃん信子
【VTRゲスト】なし
なぜフクロウの首はあんなに回る?
2問目の出題は、
なんでフクロウはあんなに首が回るの?
チコちゃんの答えは、
首の骨が人間の2倍あるから
解説は掛川花鳥園の北條龍哉さん。
人や首の長いキリンなどを含むほとんどの哺乳類の首の骨の数は7個になっていますが、フクロウではその数が倍の14個になっていて、これがフクロウの首クルクルの秘密の答え。
節が多くある方がより動かせる範囲が広くなるという至極当たり前の理屈でフクロウの首がクルクル回るわけで、フクロウの場合は左右に270度首を回すことが可能で、なぜここまで首を回す必要があるかというとそれはフクロウの目が正面に2つ付いているから。
ハト、インコ、ウミネコなどの多くの鳥は顔の左右に目が付いていて非常に広い視野を持っていてほぼ後ろまで見えている状態。
その点フクロウは人間の目のように正面に2つで狭い視野となっていて、後ろ側はほぼ見えていない状態。
これはフクロウが肉食でネズミ・ウサギ・ヘビ・昆虫などの獲物を狩る動物だからで、目が正面に2つ付いていると2つの目で一つのターゲットを捉える事が出来るのでより正確な距離が分かるというのが理由。
スポンサーリンクこういった一点集中で見る能力と引き換えに周囲を広く見るという能力が足らないフクロウは首を広く動かして頻繁にキョロキョロする事で周囲を見るよう進化。
また、フクロウが首を動かすのは耳の構造も関係していて、フクロウの耳というのは左が目の下あたり、右が目の上あたりと左右でズレて付いているという特徴があり、
こうしてズレているおかげで左右で音が届くわずかな差を敏感に聴き取って音の発生源との距離をより正確に判断するのに役立てているといわれていて、地面にいる獲物の位置をおおまかに音で判断し、その後に目で捉えてターゲットを確認するという手順で狩りを行っているとか。
ちなみにフクロウが首を回す時というのは興味を持ってその方向を見ている時だそうで、相手を危険だと判断した時には体を細く変形させる事もあって木などに擬態して自分の身を守ろうとする種類もいたり。
という事で2問目は以上。
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