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72時間ランキング2025年のベスト15一覧 神回ドキュメント3位は学生寮、2位は病院の引っ越しで1位は?


25年12月30日放送のNHK「ドキュメント72時間 年末スペシャル2025」の視聴者投票ランキング1位~15位結果を一覧でまとめてご紹介。

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ベスト3

1位 聖夜の長崎 大病院のケーキ店 1月31日放送

全国的にも珍しい病院内にケーキ店がある長崎大学病院。

病床数は874、診療科は40近くいう巨大病院を訪れる患者や見舞客はもちろん、働く医師や看護師など様々な人が顔を出すのがイチゴのショートケーキ、チーズケーキ、フルーツのケーキなど小さいながらも品数豊富なケーキ店。

市内の老舗ケーキ店が出店しているというそのお店のクリスマス前後に密着すると、早めのクリスマスケーキを買いに来る親子や薬剤師、お世話になっている看護師さんたちにプレゼント代わりに焼き菓子を買う患者さん、味覚が失われる中でその感覚の練習のためにとケーキを買う患者さんなど。

「お酒ばっかりだったから、少しカラフルな。甘みとか旨さを感じるようなそういう人生にしなさいという天からの啓示だと思ってます。」

ケーキは希望の光。

2位 密着!巨大病院の引っ越し 2月7日(3月5日に完全版)放送

沖縄イチの病床数600、職員数約2000人を誇る琉球大学病院が40年ぶりに新しい建物へ全面移転。入院患者から医療機器までその全てを引っ越しする一大プロジェクトの72時間を撮り続けたドキュメントが今回の物語。

「プロジェクト」という事もあってプロジェクトX風のパロディオープニングなども交えつつ、重病の患者さんから新生児まで転院が難しい患者さん85名はギリギリまで病院に残って一斉に新建物にお引越し。

そこで働く人々にも旧病院にまつわる思い出はいっぱいで、

「この時間帯というのはホントに色んな音がありましたけれども、今日は全然音も無く。」

ちょうど定年を迎えて、新病院には行かずに後進に譲るという厨房の調理師長はちょっと寂しそう?

病院の終わりと始まりのドキュメント。

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3位 多国籍の学生寮 青春の日々に 6月6日放送

大分県別府市の中心街から車で15分の距離にある山あいに建つのがAPU(立命館アジア太平洋大学)の学生寮。

寮に入れるのは原則1年生の期間だけながら寮生の半分は94の国と地域からやって来た海外からの留学生という国際色豊かな異質空間。

そんな事情ゆえにトラブルももちろんあって、共同のキッチンでは寮長的な役割のRA(Resident Assistant)がゴミの分別などを指導したり、他国の文化をもっと尊重するようにと秩序ある寮の運営に尽力していたり。

かと思えば週末には共同ルームに集まって麻雀、ウノ、卓球といかにも日本の大学生っぽい光景も。

「文化同士溶け込むことは出来ないけど、合わさって協力し合うコミュニティーを作る事は可能だよねって事。」

「文化が全く違っても信頼し合う事は出来るよ。」

ここは地球の縮図。

改めてコチラらが2025年のトップ3。ドキュメント72時間ランキング2025年の1位は病院のケーキ店

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4位~10位

4位 名古屋 新幹線ホームのきしめん店 7月25日放送

名古屋駅の新幹線ホームに建っているのが名古屋名物のきしめんを出す小さなお店・住よし。

42年前に新幹線ホームに開業してから長く愛されるお店には切符を買って、きしめんを食べて、新幹線に乗るのがルーティンになっている客が続々来店。中には入場券を買って、きしめんだけ食べるなんてツワモノ常連客まで。

がん闘病中に妻との旅行を楽しむ男性の言葉。

「みんな平等に時間は来るよ。みんな平等に来るから自分が楽しめばいい。私は時間がないとか言うけど、そんな事無い。みんな平等だ。その時間を大切にするんだ。いい時間潰しになった。タイムイズマネーだよ。」

ホームできしめんをすする。その僅か5分もタイムイズマネー。

5位 津軽 プレハブのそば屋 6月13日放送

青森県五所川原市で夜の数時間だけひっそりと開くのがプレハブのそば屋。

開店は47年前、81歳になる母と娘で営業するそば店は五所川原の屋台の生き残りと言う常連客もいて長く愛される存在。

「確かに津軽漬けもホタテもいいんだけど、やっぱりこれ。」

つい最近、大きな病気を経験した店主を支えようと娘さんがお手伝いするようになったそうでそのうちお店を継ぐかもなんて話も。

店内は狭い上に立ち食いという環境でもおでん、そば、うどんを求めて多くの人がひっきりなしにやって来る。

そんな客のために体の調子がいい日は店に立つようにしているという店主は、

「大好きだ。大好き。お客さんも大好き。」

北の麺グルメドキュメントにハズレ無し。

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6位 愛媛 真夏の10円プールで 8月29日放送

愛媛県新居浜市にある東雲市民プールは屋外型の公営プールで料金は何と子ども10円という格安設定。1972年の開業当時は子ども30円だったのが、小学生がもっと通いたいと市長にお願いする形で10円になったんだとか。

そんな7月と8月だけオープンする通称・10円プールは競泳用プールも含む大小5つのプールや大型のウォータースライダーまで完備していて子どもだけではなく大人も泳ぎに通う人気の施設。

夏休み直前ではしゃぐ子どもたちに混ざって、工場の夜勤明けでぐっすり眠るために泳ぎに来る人、40代で初トライアスロンに向けてのトレーニング、60年来の親友同士でプールをウォーキングする二人組などなど。

麦わら帽子をかぶってピンクのシャツを着た監視員たちもプールの名物で利用客からはピンクのおじさんの通称で親しまれる存在。友達とケンカしてたのをピンクのおじさんに叱られたのも大人になってからの思い出になるのかな?

7位 長崎 8月のバスターミナルで 9月12日放送

舞台はJR長崎駅から歩いてすぐの所にある県営バスターミナル。

九州各地と長崎を繋ぐバスがひっきりなしに行き来する、そんな場所が繁忙期を迎えるのが8月のお盆の時期。

一日およそ200便が発着する中、利用客5000人分の様々な思いが集まっては旅立っていく。

旅行、里帰り、亡くなった妻に思いを馳せる巡礼、被ばくで亡くなられた方々の慰霊。

そして迎える8月9日午前11時2分。

バスターミナルhドキュメントの集合地点。

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8位 渋谷駅前 “最後”の新聞スタンド 8月1日放送

東京渋谷。駅前にひっそりと建つ小さな建物は大都会のど真ん中にありながら若者にとってはなじみの薄い場所。

雑誌や新聞を売る通称・新聞スタンドは60年前から営業を続け、現在の1日の客は30人ほどでその8割が常連客。

「だってここだけなのよ。もはやこの界隈で夕刊売ってんの。ね?渋谷ではもう。」

「こういう販売の仕方はもうなくなっちゃったんで。」

「昨日買って今日買わないというのは。まずい。」

そんな新聞スタンドも都市計画が進んだことで次々に無くなって行って、ここが唯一の生き残り。

「ここは変わんない。渋谷は全然変わったよね。」

変わっていく大都会の変わらない光景と滞在時間10秒のコミュニケーション。

放送後は全国から多くの客が新聞スタンドを訪れたそうで、1日80人来る日もあったとか。

9位 冬の新潟 ドライブスルーの先に 1月24日放送

新潟長岡市の国道8号線沿いにあるファストフード店・フレンドは来店客の約半数がドライブスルー利用。創業66年のこの店は、なんでも飲食店でのドライブスルー発祥の地とも言われているとか。

「イタリアンとギョーザ一つずつください。」

65年前に誕生したと言われるのが炒めた麺にミートソースをかけたこの地域のご当地グルメ・イタリアン。

「たまに食べたくなるよね。昔から食べてるからなんか懐かしい味。」

「何食べたい?ケンタッキー?マック?って言うと、今日はイタリアンって言うので。」

「DNAに刻まれてるんですよ。この味が。」

イタリアンとドキュメント一つずつ。

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10位 岩手 豪雪地帯のスーパーで 2月21日放送

ひと冬の降雪量が10mを超える岩手県西和賀町。

山あいの町にコンビニは無く、唯一1軒だけあるスーパーがドキュメントの舞台。

中は意外なほど活気に満ちていて、出迎えてくれるのは威勢の良い「軍艦マーチ」の店内BGM。

年の瀬の品揃えを見てみると山積みの野菜、特大のブロック肉、豪華な海産物、日用品と都会の大型スーパーとそん色ない豊富なラインナップ。

県境にあるスーパーという事もあって隣の秋田からのお客さんがやって来るここは雪深い地域の「食料基地」。

「『おめさん まめでらだったか?』って。元気ですか?って意味。」

「こんな雪の降る所だいっきらいだ。笑」

「だけどどういうわけかやっぱり帰りたいんだ。田舎っていうのは。やっぱりそういうもんだろうね。」

実は取材の1か月後にスーパーで火災があり、けが人などは出なかったものの臨時休業に。火災直後に店頭にあった商品を無償で提供し、いち早く普及できるように関係者が一丸となったおかげで僅か6日で営業再開にこぎつけたという後日談も。

11位 奥能登・珠洲 海辺の銭湯 2月28日放送

震災で家を失ってしまった人も多く通う海辺の銭湯はライフライン以上の心のよりどころ。

12位 博多 24時間のラーメン店で 5月9日放送

1杯290円のラーメンを求めて24時間ひっきりなしにやって来る人々のドキュメント。

13位 山形 小さな動物園で 6月27日放送

年老いた鹿、ケガで飛べなくなった鳥、保護されて来た猿などが静かに過ごす小さな動物園を舞台にした物語。

14位 冬の仙台 真夜中の肉まんスタンドで 3月7日放送

冬寒い仙台を繋ぐ温かい肉まんコミュニケーション。

15位 のぞき坂 東京の急な坂道で 5月23日放送

東京23区で一番と言われる急坂を舞台にしたドキュメント

以上、ドキュメント72時間年末スペシャル2025から視聴者投票ランキング一覧でした。

NHK「ドキュメント72時間」に関する全記事はこちらのリンクから

一覧:「ドキュメント72時間」

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