イルミネーションの元祖は?チコちゃん
26年3月13日放送の「チコちゃんに叱られる」の問題『イルミネーションをするようになったのはなぜ?』の答えなどまとめてご紹介。
スポンサーリンクゲスト出演者
【ゲスト】戸塚純貴、横澤夏子
【VTRゲスト】なし
イルミネーションをするようになったのはなぜ?
2問目の出題は、
なんでイルミネーションをするようになったの?
チコちゃんの答えは、
エジソンが電球を売ろうとしたから
解説は東京大学の橋本毅彦名誉教授。
イルミネーションといえばクリスマスツリーのイメージが強いかもしれませんが、クリスマスツリーの飾りつけの起源は15世紀から16世紀といわれていて、伝承によるとドイツの宗教改革者マルティン・ルターが夜中に森を散策している時に夜空に輝く星々が木々を飾っているように見えた事から、この光景を子どもたちに伝えようと室内に常緑樹を持ち込んでろうそくで飾り付けたのがクリスマスツリーの装飾のはじまりになったとの事。
この時代のろうそくは高級品で一部の人だけが使えるものだったようですが、それから時代が経て19世紀になると街を照らすあかりとしてガス灯が普及する事に。
ところがガス灯は爆発や家事のリスクがあるために室内用としては使われず、他にも炭素の棒に電気を流して発光させるアーク灯もありましたが明るすぎたり、電気消費量が膨大になったりとこれまた一般家庭には不向き。
スポンサーリンクそんな時代にイギリスの発明家ハンフリー・デービーが1802年に白熱電球の原理を発見していたものの、点灯時間が短いために実用化には至らず。そこで白熱電球の実用化に向けて開発に乗り出したのがご存じトーマス・エジソン。
エジソンは物理学者、エンジニア、設計士などを集めて1878年にニューヨークの郊外メンロパークに電気照明会社を設立し、その翌年1879年に白熱電球の実用化に見事成功。
これで大成功間違いなしかと思いきや、当時の新聞記事はエジソンの白熱電球に対して否定的な論調で、火を全く使わないで光る照明器具が先進的すぎて本当に安全なのか専門家からも不安視する声が多数。
そんな風潮に対して「電球は便利で安全で素晴らしい」とアピールしたいエジソンは電球PRキャンペーンを展開する事を思い付き、電球を作るだけではなく電球を光らせるための電気の供給からPRをスタート。
そこでエジソンは発電機を開発・製造して、さらには発電所や送電線などのインフラ設備までも自分たちで整える一大プロジェクトを決行。
スポンサーリンク「売れないものは発明したくない。売れることが実用性の証明であり、実用性が成功を意味する。」というエジソンのモットーに従ってさらにエジソンはPR攻勢を仕掛けるべく1879年12月にメンロパークの自分の研究所に多くの記者や投資家を招待して研究所の屋内外、駅からの道を約60個の電球で煌々と照らして電球の素晴らしさを猛アピール。
このエジソンによるライトアップパフォーマンスがイルミネーションの原点といわれていて、その後エジソンはアメリカの各都市で電気照明の事業を展開して、さらにエジソンの右腕エドワード・H・ジョンソンもエジソン同様に電球PRのため、現在のクリスマスツリーの原型ともされる電球でデコレーションされたツリーを自宅に設置して招いた記者たちにお披露目したり。
これでも手を緩めないエジソンはさらに1889年のパリ万博で高さ12m、約2万個の電球をつけた電気の塔を建て、塔にはでかでかと「EDISON」と自らの名前を冠するアピール作戦を実行。
1880年代には電球は量産体制が整ってコスト削減と共に一般家庭にも普及していき、1930年頃になるとアメリカの多くの家庭でクリスマスツリーの電飾が広まっていき、照明設備や送配電網が整備されるにつれて街の通りも電球でデコレーションする文化が生まれ、1960年代には日本にもクリスマスツリーの飾り付けが普及していく事に。
という事で2問目は以上。
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