人はなぜ合唱をする?チコちゃん
26年3月27日放送の「チコちゃんに叱られる 拡大版SP」の問題『人はなぜ合唱をする?』の答えなどまとめてご紹介。
スポンサーリンクゲスト出演者
【ゲスト】水野美紀、北村一輝、シソンヌ長谷川
【VTRゲスト】なし
人はなぜ合唱をする?
3問目の出題は、
なんで人は合唱するの?
チコちゃんの答えは、
みんなの心をひとつにするため
解説は都留文科大学の戸ノ下達也さん。
合唱のはじまりは6世紀頃のヨーロッパとされていてローマのカトリック教会で生まれたグレゴリオ聖歌が起源というのが有力で、一方の日本では童歌や農作業時の掛け声などは古くからあったものの、これらは合唱には含まれず日本で本格的な合唱が行われるようになったのは明治時代に入ってから。
明治5年、日本は近代国家を目指して全ての子どもたちに教育を受けさせる学制(近代的な学校教育制度)をスタートさせましたが、この際に算数や国語などの授業と共に音楽の授業も始まって、当時行われていたのが「唱歌」の授業。
これは教科書で紹介されている歌をみんなで声を合わせて歌う、つまり合唱の事で、それまで日本文化には無かった唱歌の普及に尽力したのが明治時代の教育者・伊澤修二。
日本の近代化を目指して新たな教育を模索していた伊澤は欧米の進んだ教育を参考に歌いながら踊ったり体操をする遊戯唱歌を取り入れ、明治14年には日本語歌詞を付けた西洋の曲を小学唱歌(音楽の教科書)に採用・出版する活動も。
この時に紹介された曲にはスコットランド民謡に日本語歌詞を付けた『蛍の光』やフランスの哲学者ルソー作曲のオペラ曲だったものを日本語歌詞にした『(むすんでひらいての原曲)見渡せば』などがあり、伊澤はたくさんの歌を子どもたちに教えてみんなで合唱する事を通じて体を動かして健康増進を図ったり、発音や聴力をアップさせたり、豊かな心を養えるようにという思いで唱歌による教育を推進。
スポンサーリンクまた、日本は明治時代に日清戦争、日露戦争と戦争を重ねましたが海外の列強国との戦いで日本国民一人一人に日本人である事を意識させてまとめあげるために利用されたのが軍歌。
国民の一体感を生み、軍隊や国をたたえる意識を植え付けるには合唱は非常に効果的でしたが軍国主義が進む中で戦争利用されてしまった合唱を文化芸術へと発展させる動きもみられ、その功労者とされているのが滝廉太郎。
明治時代に活躍した滝廉太郎は西洋音楽を日本に根付かせて数々の合唱曲を生み出した作曲家で西洋音楽の新しさと日本の情緒が交わる滝の歌は人々の心に染み渡り『花』『箱根八里』『荒城の月』『お正月』など誰もが一度は聞いたことがある数々の名曲はその後の合唱曲の発展に大きな影響を与える事に。
さらに作曲家の小松耕輔は日本初の合唱コンクールを開催して戦争が続く中で合唱に平和への願いを込める活動を展開。
このように合唱を通じて彼らが世の中に届けようとした平和への思いは現在へと引き継がれる事に。
個性が違う人同士が認め合いながらそれぞれの主張を融合する形でひとつのハーモニーとなって喜びや幸せをもたらすのが合唱の真髄と戸ノ下先生。
スポンサーリンク最後に番組では令和8年度から秩父高校との合併が決まっている埼玉県立皆野高校を取材。そしてこの日は全校生徒26人が今年で教師生活引退が決まっている校長先生のために校歌を合唱して聞かせるサプライズ企画が進行中。
1か月半に渡って授業の合間や休憩時間にこっそり校歌の練習を重ねた生徒たちは、何も知らされていない校長先生を教室に招いて「どうしたの?」と戸惑う校長先生を前に感謝のメッセージと校歌の合唱をプレゼント。
対面する校長先生は皆野高校の卒業生という事もあって静かに校長先生も歌を合わせて共に合唱。歌い終わると校長先生も大きな拍手で応えて、最後に改めて校長先生も、そしてなぜか取材スタッフも交えて校歌斉唱。
合唱でこころをひとつにするという事を身をもって体感したスタッフは感動という事で3問目は以上。
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