なぜ月はクレーターだらけで凸凹している?地球との3つの違いとは?チコちゃん
26年9月25日放送の「チコちゃんに叱られる」の問題『なぜ月は地球と違ってクレーターだらけで凸凹?』の答えなどまとめてご紹介。地球にはあるけど月にはない3つのものとは?
スポンサーリンクゲスト出演者
【ゲスト】松嶋尚美、金子大地
【VTRゲスト】なし
なぜ月は地球と違ってクレーターだらけで凸凹?
1問目の出題は、
なんで月はクレーターだらけで凸凹しているの?
チコちゃんの答えは、
大気がないから
解説は国立天文台の小久保英一郎教授。
クレーターとは惑星や衛星といった固体の天体の表面にある丸くて窪んだ地形のことで、クレーターは小惑星などから飛んできた石や岩が地表にぶつかる事で出来上がるもの。そしてその時に地表に残された石や岩が隕石の正体。
ちなみに現在確認済みの月にあるクレーターの数は直径1km以上の大きなものだけでも約100万個というスケールで、その中でも超巨大なクレーターについてはもはやクレーターとは呼ばず「盆地」と表現されるそうで、そんな盆地の中でも最大サイズとされているのが南極エイトケン盆地でその直径は1000km以上で日本列島が丸ごとすっぽり収まってしまうサイズ感。
このように小さなものから大きなものまで無数に存在する月のクレーターですが、そんなクレーターを生む隕石が月にぶつかるペースというのが直径数センチほどの大きさであれば1時間に数個程度。
スポンサーリンクそして隕石は当然ながら地球にも落ちてきているわけですが、月と地球でこうまで見た目が違うのには大きく3つの理由が挙げられると小久保先生。
それが、
- 大気
- 風雨の影響
- 表面の動き(地殻変動)
【大気】
惑星などを覆う気体の層である大気(地球では空気)は地球の場合は地表から上空にかけて約100kmほどの厚みになっていて、宇宙から飛来する小さな岩石のかけらなどはまずこの大気に衝突。すると秒速10kmオーバーという超スピードで大気に突っ込んできたことで岩石の前方にある空気が圧縮されて空気の中の分子と分子が激しくぶつかり合ってそのエネルギーによって数千度から数万度という超高温状態に。この熱は小さな岩石ぐらいであればそのまま壊して蒸発させてしまうほどで、この時に発せられる光を地上から見ると流れ星に。
大体直径1mよりも小さい岩石であればほぼ大気に阻まれて蒸発するそうですが、直径が1mよりも大きくなるとそのまま大気を突き抜けて地表まで到達して隕石に。記録では1913年から2013年に地球に落ちた隕石の数は605回で1年に6回というペースに。
ちなみに地球に残っているクレーターで有名なのがアメリカにある直径約1.2kmのバリンジャー・クレーター。約5万年前に出来たものでその時は直径約50mの隕石が衝突したと推定されているとか。
一方の月はというと大気がほぼ存在していないのでこのバリアのような機能が無い無防備な状態では石や岩がそのまま月に落下してしまうのでクレーターだらけに。
スポンサーリンク【風雨の影響】
地球は当然ながら雨が降ったり風が吹いたりという環境なので、その雨で土が流されたり風で地表が削られたりという現象が日常茶飯事。そうなるとクレーターが出来たとしても長い年月をかけて徐々にその形が失われていくことに。
一方で月には大気が無く風雨が生まれないのでクレーターは基本的にそのままの形でずっと残されることに。
【表面の動き(地殻変動)】
「ハワイが1年に数cmずつ日本に近づいてきている」といった例があるほど地球の表面は絶えず動いているもので、その動きの中では時に表面が沈み込んで行ったりして「更新されている」というのが地球の環境もクレーターが地球に少ない要因の一つ。
地球の内部にはマントルという高熱の岩石があり、このマントルが熱を逃がそうと動くことによって地球の表面は常に変形していますが、月の内側はほとんど冷えて固まっているので地球のように表面が動かずにクレーターもそのまま。
まとめると月がクレーターで凸凹しているのは大気がほぼ無いので隕石の直撃を受けてしまい、雨や風・地殻変動が無いので出来たクレーターがそのまま残り続けるからというのが答え。
ちなみに現在アメリカNASAを中心に日本やヨーロッパなどが協力して進められているアルテミス計画は一般の人でも月に住めるようにする計画となっていますが、こんな隕石がしょっちゅう降って来る月でどうやって安全を確保するかというと、月の表面に空いている穴(溶岩チューブ)が深さ約80mというサイズになっていて温度も17度ほどと隕石から身を守る棲みかとして機能できると考えられているのでこれを利用する計画なんだとか。
という事で1問目は以上。
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