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音楽のプロが選ぶスゴい映画音楽ランキング3位はハリー・ポッター、2位はサウンド・オブ・ミュージックで1位は?


25年8月21日放送の「林修の今知りたいでしょ」では音楽のプロ&音大生181人が選んだ心に残るスゴい映画音楽ベスト20+番外編を発表という事で一覧でまとめてご紹介。

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スゴい映画音楽ランキング

1位 スター・ウォーズ

ロックや電子音楽などが使われていた中であえて大編成のオーケストラを使用するという作曲ジョン・ウィリアムズの英断。主要キャラクターそれぞれにテーマ曲が存在し、キャラクター像がはっきり浮かび上がる音楽の使い方が天才的。

登場人物ごとにテーマ曲を設定するのは楽劇の創始者といわれる19世紀のワーグナーがその元祖でその手法を効果的に取り入れたのがスター・ウォーズ。

「フルオーケストラの金管のサウンドがバーンと聴こえて衝撃。」

「スター・ウォーズまでの映画音楽はオーケストラを使う流れが無い中で、あの迫力あるシンフォニックオーケストラで新しい時代が来たと。」

「(帝国のマーチの)メロディは実はすごくシンプルなので老若男女に受け入れられる。」

「シンプルでずっとリズム一緒なんで。リズムだけで帝国軍来たって思うのがすごい。」

2位 サウンド・オブ・ミュージック

「クラシック的でありながら全世代が聴きやすくなっているフレーズが魅力的。」

「映画を観ていなくても全員が知っている音楽。」

3位 ハリー・ポッターと賢者の石

冒頭に鳴るのは19世紀にフランスで開発された鍵盤楽器のチェレスタの音。透明感のある特殊な音色によって神秘的なイメージに。

「音楽を聴くだけで映画の世界に入り込める音楽の効果がすごい。」

「曲の冒頭を聴くだけで魔法使いの不可思議な世界に入り込んでいけるような。曲の最初の数音であっという間に。」

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4位 レ・ミゼラブル

「登場人物それぞれの強い思いが音楽に乗ってダイレクトに届く。いつもなぜか涙を流してしまう。通常、ミュージカル音楽の場合は歌手はスタジオブースに入って録音して、録音した音を流して口パクなどで演技するのが普通。このレ・ミゼラブルは映像を撮る場で歌って、後からオーケストラの音を録ったっていう画期的な方法。」

「作りがオペラと全く同じで(演技で)ほとんど動いていないんですよ。芝居も目線の動きしかないけど音楽の素晴らしさがある。」

5位 タイタニック

「力強くて説得力のある歌声。タイタニックの世界観を表現するセリーヌ・ディオンの歌声。」

「切なく悲しく始まったイントロがサビになると1オクターブで跳躍する。ヒリヒリと切なさが起こる。」

6位 ニュー・シネマ・パラダイス

500本以上の映画に音楽を付けた作曲家のエンニオ・モリコーネの作曲。

「映画全編を通して素敵な曲ばかり。人間の心情に寄り添った音楽。」

「音一つ一つを適当に扱わない。そこしかないっていう音の使い方。音楽を作る身からするとやられた感。」

「号泣ですね。音楽と映像がぴったりハマってるんで。イタリア的。」

「最後のシーン。キスシーンが繋げられているだけでもそこに音楽が加わることで感情が高ぶって来て主人公と一緒に号泣する。」

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7位 ジュラシック・パーク

ドからソへの跳躍は大作曲家ジョン・ウィリアムズの得意技。

「ワクワクが音楽で伝わってくる。」

「音程が跳躍していて壮大感がすごい。」

「雄大な自然の中で冒険しているアドベンチャー。画面と音楽がシンクロしていて盛り上げる技法がすごい。」

「元々の音からすごく飛ぶと新しい世界が開くイメージ。」

8位 ジョーズ

ミ・ファの2つの音を繰り返す事で終わりのない恐怖を演出。ドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」と似ているという話も。

「一度聴いたら忘れられないテーマ。恐怖感を煽るような音楽的な効果。あのアイデアを拝借した作家は多い。」

「じわじわとサメが来る感じを2音で表現。シンプルだけど奥が深い。」

「目で見えないものを音で描いているから怖い。」

「音楽のルールで考えるとちゃんと終わってくれてない音楽。」

9位 美女と野獣

5音の連なりだけで作られたシンプルなメロディで上下はするもののリズムは基本ずっと同じ。変わらぬ愛の形を示唆するような音楽。

「感動します。何回聴いても泣きます。」

「感情を込めて演奏しやすい。」

「愛を伝える美しい名曲。」

10位 アナと雪の女王

元々はエルサがヴィラン役(悪役)として王国を襲うというストーリーが考えられていたものの、音楽の出来によって単なる悪役ではなく心に傷を負っていたもう一人のヒロインという役柄に変更されたという経緯があったり。

「今までのディズニー映画はポップなイメージだったのが、表情が豊かで音楽が連動していて。」

「子どもからお年寄りまで一緒に歌い出すような衝動に駆られるような。街中その歌で溢れかえってましたよね。」

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11位 バック・トゥ・ザ・フューチャー

「頭のファンファーレからワクワク感。」

「音の跳躍、音程の上下で未来感を表現。」

「2拍の中に3音を入れる拍の取り方がカッコイイ。」

12位 パイレーツ・オブ・カリビアン

1音多く入れる「1音こぼし」によって次のメロディに繋げて前に進む躍動感あるイメージに。壮大でワイルドながら繊細な気遣い。

「気分が上がる軽快なメロディ。」

「刻んでいる旋律が勇ましい。」

「ワルツを海賊風に転換するのがなかなか出来ない。そのアイデア。」

13位 君の名は。

「綺麗な映像と音楽のマッチングで感情をより引き立たせてくれる。気付いたら涙。」

「音楽の力を最大限に利用している映画音楽。映像と歌という二つがコラボレーションしていてナレーターの役割。そこがすごい。」

14位 ウエスト・サイド物語

「クラシック、ダンス、ジャズが入ってきているのがすごく面白い。綺麗なだけじゃなくてリズミカルな部分、ドキドキする部分をリズムで出しているのが印象的。」

「大衆音楽とクラシックを上手に融合させていて他の映画音楽とは違う。オーケストラの使い方が上手でこの場面でこの楽器を使ったら良い感じになると分かって書いている。」

「指のスナップ音だけで何が始まるのかが分かる。」

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同率15位 菊次郎の夏

最小限の音のパターンを反復・変化させながら展開していくミニマル・ミュージックが作曲・久石譲のベース。

「日本の夏を象徴するような曲。童心に帰れるような切ない音。」

同率15位 ハウルの動く城

「単純な旋律でも心にグッとくるようなメロディ。」

「三拍子の曲でワルツとかってよくいうんですけど、そこからヨーロッパの雰囲気が感じられる。」

17位 ミッション:インポッシブル シリーズ

音楽の基本で心地よいリズムとなる三拍子や四拍子ではなく、3+2の5拍子を使う事で不安を煽る仕掛け。

「聴いていて不安になる。緊迫化やドキドキハラハラがマッチ。」

「スパイ的な要素。暗躍感や怪しさを半音階で表現。」

18位 風と共に去りぬ

この曲以外に約300曲を作曲したといわれるマックス・スタイナーは当時ただのBGMと見なされがちだった映画音楽を大編成オーケストラを駆使する事で映像のスケール感を音で補強する事に成功。

「あれだけ強烈な壮大さ。人間ドラマをこえて迫って来た音楽は他にない。」

「曲全体の感じが壮大。」

「この音楽を聴くために映画を見たくなる。」

「映画音楽の父と表現される事が多いんですが、オーケストラスコアを映画音楽の標準にした功績が大きかった。」

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19位 戦場のメリークリスマス

ドレミファソラシのうちで四つ目のファ、七つ目のシを抜いた四七(よな)抜き音階をメインに構成された曲。

「テーマは戦場。ハードな世界の中でこんな甘美なメロディが鳴るんだって。」

「美しくかつ人の心を打つ民謡に近い音。」

「単純なコードなのに選ぶメロディとか響きとかが綺麗。」

20位 ラ・ラ・ランド

「曲がワクワクする感じがすごく好き。」

「自分がそこの世界にいるかのような臨場感。」

21位 E.T.

22位 ターミネーター

23位 ゴッドファーザー

24位 千と千尋の神隠し

25位 グレイテスト・ショーマン

以上、音楽のプロ&音大生181人が選んだ心に残るスゴい映画音楽ランキングベスト20でした。

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