素足(すあし)と裸足(はだし)の違いは石田純一と一青窈?チコちゃん
25年8月22日放送の「チコちゃんに叱られる」の問題『素足(すあし)と裸足(はだし)は何が違う?』の答えなどまとめてご紹介。石田純一と一青窈はどっちが素足でどっちが裸足かあなたには分かりますか?
ゲスト出演者
【ゲスト】あばれる君、ハシヤスメ・アツコ
【VTRゲスト】石田純一
素足(すあし)と裸足(はだし)は何が違う?
3問目の出題は、
素足(すあし)と裸足(はだし)は何が違うの?
チコちゃんの答えは、
石田純一か一青窈か
解説は国語辞典の元編集長・神永曉さん。
二つの言葉についてそれぞれの意味を見てみると、
- 素足=何も履いていない足そのものを表す言葉
- 裸足=何も履いていない状態を表す言葉
これらを人物に当てはめて考えてみると、靴下を履かずに革靴を履くでお馴染みの石田純一の足=素足。靴は履いているので足は剥き出しではないものの、足オンリーにスポットを当てると何も履いていないので「剥き出しの足=素足」という事に。
一方で裸足の語源は肌足(はだあし)で大昔、外でも履物を履かずに暮らしていた日本人が履物を履くようになった時に生まれた言葉と考えられており、飛鳥時代以前は地面の上で履物を履かずに生活し、家の中でも土間で暮らしていた日本人が飛鳥時代以降に貴族や僧侶などの一部階級が床の上で生活するようになり、外では履物を履いて家では脱ぐという生活スタイルが誕生。
スポンサーリンクこの時のように床の上にあがる時には何も履かずに地面に降りる時に履物を履くようになった際、何も履かずに地面に降りる時もあったという事で、この時の状態を肌足(はだあし)=裸足という言葉が生まれ、平安時代に書かれた宇津保物語には「裸足」という記述が既に登場。
つまり裸足のポイントは本来であれば履物を履くシチュエーションで履いているかいないかに焦点を当てるというのが肝という事に。
例でいうとステージで何も履かずに歌う一青窈が裸足の好例で本来であれば履物を履くことが多いステージで何も履いていないので元の意味に照らし合わせて考えるとこれは裸足。
ところが日常生活だと素足or裸足で微妙なケースも多く、クイズにして例を見てみると、
Q1. 家の中を何も履かずに駆け回る石田純一は素足or裸足?
A1. 素足 (家の床であれば履物を履くのが普通とは言えないので、ここでは剥き出しの足と言う意味で素足。このまま外に出たとすると裸足に変化)
Q2. アメリカのシンボル自由の女神像は素足or裸足?
A2. 素足 (自由の女神像は剥き出しの足にサンダルを履いているので素足)
Q3. 足つぼをされている石田純一は素足or裸足?
A3. 素足 (剥き出しの足に施術をして足そのものにスポットが当たっているので素足)
Q4. 足湯に入っている石田純一は素足or裸足?
A4. 素足 (湯につかっている足にスポットが当たっているので素足。裸足で湯につかるという使い方は誤りで素足が正解)
ちなみに柔道や柔術などは室内で何も履かずに行っているものの、これらは元々屋外の土の上で何も履かずに稽古や試合を行っていた名残で裸足と表現するのが正解というトリッキーさ。
という事で3問目は以上。
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