大人になると苦いものが好きになるのはなぜ？嫌いなもの克服法の結果は？チコちゃん
25年12月5日放送の「チコちゃんに叱られる」の問題『なぜ大人になると苦いものが好きになる？』の答えなどまとめてご紹介。専門家監修で苦いセンブリ茶を克服できるか試したコロチキナダルの3か月の実験結果は？
スポンサーリンクゲスト出演者
【ゲスト】細田佳央太、重盛さと美
【VTRゲスト】コロチキナダル
なぜ大人になると苦いものが好きになる？
1問目の出題は、
なんで大人になると苦いものが好きになるの？
チコちゃんの答えは、
「命の危険がない」と分かったから
解説は甲子園大学の釜阪寛教授。
そもそも人間の舌は甘味・塩味・うま味。苦味・酸味の5つの味を感知できるとされており、この味覚は摂取して良いのか？体にとり入れていいのか？を簡易的に判断するためのセンサーの役割を果たしていて、例えば甘味に関しては脳や筋肉などの体の様々な組織の活動に必要なエネルギー源たる糖分を見分ける基準として、うま味を感じるたんぱく質は筋肉を作るために必須であったり、塩分も体内の水分調整に重要な要素といった具合に甘味・うま味・塩味は人間が生きて行くために必要な栄養なので本能的に「美味しいもの」と認識するようにプログラムされているヒトの体。
逆に苦味・酸味を感じると排除しようとするのが本来の姿で、苦味は食べ物に毒があるかもしれず、酸味は食べ物が腐っているかもしれないという危険信号であり、多くの子どもは味覚によってこれらのものを命の危険があるかもしれないので食べてはいけない＝まずいものと脳が判断しているので受け付けないという仕組み。
一方で大人になるまでに苦いものを少しずつ、繰り返し摂取し続けると食べても異変がない＝毒じゃないので安全と判断するようになって行くので子どもの頃に苦手だったものが久々に食べると意外に美味しくて平気に感じたりという味覚の変化が起こる事に。
スポンサーリンクこれを踏まえると心と体に上手くアプローチする事で苦くて嫌いな食べ物は克服できると自信ありげな釜阪先生なのでコロチキナダルに苦いセンブリ茶を克服できるようになるのか？3か月の長期実験で試してもらう事に。
やり方は至ってシンプルでショットグラス1杯のセンブリ茶を3か月間毎日飲むだけというものですが、3週間毎日飲んだもらった時点で感想を聞いてみると、苦味に全く慣れないので3か月経ってもこのまま変わらないと本人はあくまで懐疑的。
という事で釜阪に助けを求めて「好物と一緒に食べたら好きになる」というアドバイスをもとにナダルの好きな餃子のタネにセンブリ茶の粉末を仕込んだ特製餃子を食べてもらったり、ハンバーグソースにセンブリ粉末を混ぜて苦味を利かせる作戦を実行。するとセンブリ茶入りハンバーグソースがゴーヤーっぽく感じるという新しい発見で量を調整すればめちゃくちゃ美味しいとナダルご満悦。
さらには「体が欲しがっている時に飲む」という克服法では、ロケ開始の7月中旬の暑い時期に合わせて、炎天下でランニングをして汗を流したあとに冷えたセンブリ茶を飲んで喉の渇きを癒すという力技。するといつもの激苦のはずのセンブリ茶が本当に美味しく思えて「ちょっといいかも。」と手応え。
スポンサーリンクその他「ポジティブに飲む」という心理テクニックではウソでも口角を上げて笑顔を作りながら鼻歌交じりでセンブリ茶を煮出して、ドキドキワクワクな雰囲気を醸し出しながら明るくお茶を飲む事で本当に美味しく感じて来るという心理を突いた克服法も実践。この他に今回は試せなかったものの自分で野菜を育てて食べる、子どもが一番信頼している存在である父母が美味しそうに食べるといったテクニックも。
その他、
- 妻の応援と一緒に飲む
- ギャグをやりながら飲む
- 寝起きで喉カラカラの時に飲む
- 好物のシューマイに振りかける
- トレーニングの後に飲む
- コーヒーに混ぜて飲む
- 茶葉から煮出して熱々を飲む
- カレーの後に飲む
と様々なアプローチで毎日センブリ茶を摂取し続けて46日目、徐々に苦いリアクションが弱くなっていき、50日経つとセンブリ茶が苦くて大嫌いだったのが、あくまで苦いものは苦いけどもほんの少し慣れて来たと変化。
そして迎えた90日、3か月毎日センブリ茶を飲み続けた結果は、やっぱり苦くて無理だったものの3か月前よりかは少しだけ平気になったというエンディング。
センブリ茶は苦味の要素が強すぎたので出来ればもう3か月…と粘る釜阪先生と断固拒否のナダルで1問目は以上。
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