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日本で佐藤さんが一番多いのはなぜ?チコちゃん


26年9月25日放送の「チコちゃんに叱られる」の問題『なぜ日本で佐藤さんが一番多い?』の答えなどまとめてご紹介。その意外は理由とは?

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ゲスト出演者

【ゲスト】松嶋尚美、金子大地

【VTRゲスト】なし

なぜ日本で佐藤さんが一番多い?

2問目の出題は、

なんで日本で佐藤さんが一番多いの?

チコちゃんの答えは、

佐藤さんたちがほどほどに出世したから

解説は名字研究家の森岡浩さん。

日本には10万種類以上の名字があるといわれていて、森岡先生調べではその中で佐藤姓が最も多く約200万人。

そんな巨大派閥の佐藤さんの名前のルーツは「姓」と「名字」の違いに関係していて、実は佐藤という名字はもともとは藤原。

以前のチコちゃんの疑問で姓と名字の違いについて出題されていましたが、ざっとおさらいすると姓は天皇から与えられるもので姓=一族名。

そして、日本で最初の姓をもらったのは歴史に名を残す藤原鎌足でこの藤原の一族から誕生したのが佐藤という名前。というのも古い時代になると藤原の姓を持つ人々がことごとく重要なポストに就いたことで周りが藤原だらけになってしまったため、お互いを区別するために別の呼び名を作ろうとして生まれたのが現在でいう「名字」。

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そんな名字は当時、役職からのパターンと地名からのパターンの2種類あったそうで、「藤」原の人物が「伊」勢守という役職に就いたので合わせて「伊藤」だったり、平という人物が「三浦」郡という土地を治めたので土地の名前をそのままとって「三浦」としたり。

そして肝心な佐藤についてですが、この由来は諸説あるものの有力なのが下野国の「佐野」という土地(現在の栃木県佐野市)に佐藤さんの先祖にあたる平安時代の武将で英雄の藤原秀郷が住んでいたという伝承があり、藤原秀郷にあやかって佐野の藤原で「佐藤」と名乗ったという説。佐藤の名字の由来は藤原秀郷と佐野から

そんな由来で生まれたとされる佐藤さんですが、それが今や日本における最大派閥になった理由として考えられるのがほどほどの出世。

というのも室町時代以降は殿様と一緒の名字は避けて名乗らないという暗黙の了解が生まれたことで殿様と同じ名字が増えるという事が起こりづらく、実際に森岡先生調べでは室町時代にあった30数家の守護大名の名字で現在の名字ランキング10位に入るものはゼロというデータ。室町時代の大名の名前は現在の名字ランキングトップ10位に入らず

ちなみに室町時代でも特に有力だった「足利」は現在の名字ランキングで3636位と少数派。

その後250年以上続いた江戸時代には約400家ほどの殿様がいたのに対して、現在の名字ランキングで10位以内に入っているのは4位の田中、5位の渡辺、10位の加藤の3つのみ。つまり400家の殿様のほとんどの名字はその後数が増えなかったという意味に。ちなみに江戸時代でトップだった「徳川」は現在のランキングで5587位とやっぱり少数派。

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そして、佐藤さんという殿様・大名は今の所確認されておらず、佐藤さんは長い歴史の中でトップを張るまではいかない程度のほどほどの出世だったと森岡先生。ほどほどだったおかげで多くの人が佐藤と名乗った事で日本の最大派閥へと成長。

また、佐藤は特に東北地方に多い名前だそうで、佐藤は青森以外の東北・北海道地方で軒並みランキング1位。佐藤が一番多いのは東北地方

これも佐藤が多くなった理由の一つだそうで名字を増やそうとすると分家する必要があり、一つの家族(本家)から新しい独立した一家を分ける分家には広い土地と財産が必須となるわけですが、佐藤のルーツは平安時代の権力者・藤原であり、東北地方に移っても権力を持って地域をまとめる立場を担っていたために大きな土地を持っていたので分家には有利。

江戸時代の北日本は開拓前の土地が多く、分家しやすい土地柄だったこともあって佐藤さんは分家し放題。その結果現在の秋田県では県民の約8%は佐藤さんと高い割合に。秋田では佐藤さんが約8%

最後に森岡先生調べの「県名と関係ないのになぜかその県に多い名字特集」。

香川さんが日本で一番多いのは香川県。でも名前と県名はほぼ関係ないという意外な事実。

県名の香川県の由来はその土地を流れる香東川(こうとうがわ)の昔の名前が「香(か)の川」とされているのに対して、香川さんの名前の由来は神奈川県茅ヶ崎で茅ヶ崎周辺にかつて香川村(現在の香川駅周辺)という村があり、そこに住んだ武士たちが地名をそのまま名前として名乗ったのが香川さんのルーツ。そんな香川さんが戦国時代に現在の香川県あたりで大きな勢力にという流れ。

甲斐さんが多いのは宮崎・大分・熊本の3県。でも名前はそれらの土地とは関係なし。

これは14世紀頃、九州を代表する一族・菊池氏が一時的に甲斐の国(現在の山梨県)の統治を行ったことでそのうち菊池から甲斐と名乗り始め、その一族が再び九州の土地で戻ったために甲斐さんが宮崎周辺に増えたという意外なルーツ。

という事で2問目は以上。

※同放送回のその他の疑問はコチラ

NHK「チコちゃんに叱られる!」に関する全記事はこちらのリンクから

一覧:NHK「チコちゃんに叱られる!」

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