監視カメラが捉えたガソリンスタンド盗難の一部始終。その手口とは?
フロリダの警察署が公開した監視カメラの映像には、ほんの10秒間に行われたフロリダはパークランドのガソリンスタンドで発生した盗難事件の一部始終が映されており、給油中は必ずドアをロックをするように注意喚起がされています。
スポンサーリンク被害に遭ったのはエルビア・マコーミックという女性で、彼女が地元のガソリンスタンドに給油のため立ち寄った場面から映像は始まります。彼女が乗っていた自動車の給油口は助手席側にあり、運転席側を外に向けるようにして駐車します。
被害者女性が操作パネルに集中しているすぐ後ろに銀のトヨタ カムリが入ってきます。ここまでは何の変哲も無い普通のガソリンスタンドの光景ですが、次の瞬間から様相は一変します。
すぐ後ろの自動車から静かにドアを開けて出てきた人物は、マコーミックさんの自動車の運転席側のロックのされていないドアに忍び寄り、素早く座席に置いてあったバッグを盗み、乗ってきた自動車に戻ると間髪を入れずガソリンスタンドを走り去っていってしまいました。
犯人は二人組みで犯行に及んでいると見られ、自動車を停車させる位置を微妙にずらす事で、助手席に座った共犯者は盗みを働く際に周辺と共にターゲットの様子も警戒する役目を担っているようですね。
このような手口は「スライダー」と呼ばれているそうです。
被害者女性がガソリンスタンドにやって来たそのすぐ後を追うように入ってくる様子から察するに、かなり早い段階でターゲットを絞っていたのではと推測できますね。
また、この映像が公開された後でも同様のスライダーによる盗難被害が相次いでいることから、窃盗犯による流行りの手口となっているのかもしれませんね。
これはアメリカで起こった盗難事件ですので、車両左側に運転席、右側に助手席となっており、日本とは逆になっている事は留意するべきポイントですが、自動車同士が並列する形で駐車するスタイルのガソリンスタンドは日本にもありますので、同様の盗難事件が発生しても何ら不思議ではありません。
このような形のガソリンスタンドに一人で給油に立ち寄る際には、操作パネルに集中している隙に死角になったドアを狙われないよう、必ずドアをロックするよう気をつけたいものですね。