田中みな実が行うジャイロトニックやチューブトレはホントに効果があるのか?ウソとホントを検証
田中みな実さんが19年12月15日放送の「おしゃれイズム」に出演した際にVTRで紹介されていたのがジャイロトニックとチューブトレ。田中みな実さんはジムに通ってこれらのトレーニングでボディメイクをしているという内容でしたがそれらはホントに効果があるんでしょうか?
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田中みな実さんの私生活に密着という事でまず映っていたのが、仕事に行く前にジムで行っていたトレーニングの模様。時間にして1時間。
トレーナーはAkiko先生。
ここで映像に映っていたのはジャイロトニックと呼ばれるトレーニングマシン。
ヨガやバレエ、太極拳、気功、水泳などのエクササイズをベースにした体幹トレーニング用の器具のようですが、円やらせん運動を行いながら呼吸法も意識するというトレーニングのようですね。
番組内ではトレーニングマシンの名称がジャイロトニック(Gyrotonic )という説明でしたが、正しくはジャイロキネシス(Gyrokinesis)というエクササイズ法があって、その中でジャイロトニックというエクササイズメニューがあるイメージですね。
同じ運動概念をベースに持つこの2つですが、ジャイロキネシスはヨガ教室のような雰囲気の中、イスやマットを使ったメニューが基本的でグループレッスンが多い感じ。ストレッチ的な要素を強調した内容ですね。
コチラのYouTube動画をご参考に。
そしてコチラが田中みな実さんが行っているというジャイロトニックのYouTube動画。
コチラは大規模な施設であればグループレッスンも行われますが、普通はトレーナーさんがついてプライベートレッスン的な雰囲気で行われるケースが多いようです。専用の器具によって動きを補助してもらいながら行うのが特徴的。
これ見よがしに木製のトレーニング器具を前面に押し出してナチュラル志向というか女性や高齢者を惹きつけるような工夫がされているのが何だか・・・ですが。
器具の構造を見てみるとバネやウエイトを使って負荷をかけているようですね。
要するにジムに普通に置いてあるケーブルマシンに手を加えたものみたいな感じでしょうか。ピラティスで使われる器具(リフォーマー)からも流用しているようですが。
ピラティスではこんな器具もありますね。
そしてコチラが一般的なケーブルマシン。多くのジムに置いてあるタイプのものですね。
田中みな実さんはジャイロトニックに週1(他番組では週2という情報もアリ)のペースで通っているとか。
スケジュールに入れてからこれまで一度も休んだことが無い程にきっちりペースを守って通っているそうですが、
田中みな実「仕組みはよく分かってないんですけど、気持ちいいし呼吸が楽になるので続けてます。」
背骨を重点的に刺激するメニューや左右均等に負荷をかけるというのが特徴のようで元バレエダンサーが考案したという事もあって柔軟性も意識している感じですね。
ジャイロトニックが素晴らしいトレーニング内容なのかどうかはさて置き、様々な動きを組み合わせて、それと共に軽い負荷の筋トレを行うイメージなので効果は期待できるでしょうね。
全く新しい革新的なトレーニングなのかどうかと言われれば微妙。いかにも革新的に見せようとする努力はそこかしこに感じますが。
この動きはコッチから拝借、これはコッチから・・・という具合に既存のトレーニング内容から少しずつアイディアを拝借して新しい物に見せるという工夫は世界中でやられている事ですので。
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また、別日には朝8:30から別のジムでトレーニングに励む田中みな実さん。ここでもやはり仕事前の時間帯。
まずは膝を曲げて足の間にボールを挟んだ状態で行うクランチを行って腹直筋を鍛えている映像。
コチラが参考のYouTube動画。足を浮かせているのでコチラの方が負荷は強くなります。
いわゆる腹筋の筋トレでイメージされる代表的なメニューですね。
続いてはバイシクルクランチをかなりのスピードでテンポよくこなす姿も。
バイシクルクランチはこんな感じのツイスト動作を伴った腹斜筋(横腹)も刺激する腹筋トレーニングメニューですね。
初心者のうちは足の動きだけ行い、徐々にレベルアップさせて上半身の捻る動きも追加するやり方に移行して行ってもOK。
さらに肩甲骨を寄せるようにして行うチューブストレッチ。姿勢改善効果があるとの事。
コチラの動画では伸縮性のない帯を使って行っていますね。他にも棒やタオルを使うパターンもあります。
水泳選手が肩の可動域を広げる為に行うケースもあるストレッチですが、
田中みな実さんが行っていたようにチューブであれば肩の可動域に合わせて伸び縮みするのでより楽に行えます。
筋トレで鍛える部位については、
田中みな実「今は腕とかには逆に付かないように重りを持たないトレーニングとかストレッチとか。ジャイロとかでアプローチして。」「あんまりバキバキにならないように腹筋とかも横に割れるよりも縦に線がうっすら入る位の感じ。」
腹筋を鍛え過ぎないという意識は分かりましたが、ジャイロトニックが重りを使ったトレーニングでは無いというのは田中みな実さんの間違った認識ですね。しっかりウエイトを使ったトレーニングなので。
ただし使うウエイトはあくまで軽めのものを選択しているようなので軽い負荷をかけて同じ動きを反復する所に重点を置いているのがジャイロトニック。大きな筋肉は付きにくくしているのは間違いなさそうです。
ただコチラのYouTube動画を見ると結構ゴリっとした上半身のトレーナーさんが紹介していたり。
バレエダンサーってかなり筋肉質ですしね。
さらに背中周りのトレーニングについては。
田中みな実「肩甲骨周り、ココに褐色脂肪細胞っていう細胞があってココがちゃんと動かせると痩せやすい体が作られるから。ココ寄せるだけでもだいぶ違う。」
褐色脂肪細胞が分布していると言われているのが首、肩、鎖骨、肩甲骨などの箇所ですね。
脂肪を燃やしてくれる脂肪組織という面がある褐色脂肪細胞ですが、ココを刺激する事で脂肪燃焼を促進できるという原理。
ただしこれについてはまだまだ検証段階なのでハッキリとした事は分かっていないというのがホントの所です。
むしろ褐色脂肪細胞を刺激するために効果的なのは、
- 寒冷刺激
- ペパーミントやメントールなどの清涼感
- ターメリック
- カプサイシン
- HIIT (高強度インターバルトレーニング)
- 断食
- 糖質カットによるケトジェニック・ダイエット
だったり。
肩甲骨周りの筋トレに限らず、筋トレ全般によって褐色脂肪細胞が活性化されるという説も唱えられていますが、今後のさらなる研究が待たれる所です。
冷たい所で肩周りをよく動かすと言えば・・・水泳。
全身運動、体幹トレ、心肺機能強化、褐色脂肪細胞の活性化と水泳って改めて見るとメリット多い運動ですよね。
そして最後に映ったのは40kgのバーベルを使って行うバーベルヒップスラスト。
今ではすっかりお尻の大臀筋を鍛えるトレーニングとしてメジャーな存在になって来ましたよね。
丸みのあるヒップを作るためには是非取り入れたいトレーニング。
ただ、器具を用意する必要があるので自宅で簡単に出来るものではないというデメリットも存在しています。
全体を通して見てみると、ストレッチなども組み合わせてあまり負荷はかけないトレーニングを軸に組み立てている様子。
ただお尻の筋肉についてはあるレベルまで到達すると、しっかりウエイトを使ってやらないと鍛えられない部位になってくるのでそこは臨機応変にウエイトも取り入れてというボディメイク方針ですね。
また、トレーニング理念に関しては、複数のプライベートジムに通って違うトレーニング方針に従って複合的に鍛えて行っているという点はなかなか挑戦的。色んなものを吸収しようとする姿勢が見て取れます。ミーハーと言ってしまえばそれまでですが、色んなものを試してみて自分に合ったものを選択していくというのは素晴らしい事なので。
そしてジャイロトニックを行っている合間にこんな事を漏らしていた田中みな実さん。
田中みな実「トレーニングとか美容に密着してくれてるんですけど・・・資生堂のコマーシャル決まらないかな。笑」
トレーナーさん「いけそう~!!笑。いけるよ!絶対!」
田中みな実「いけないよ~。笑」
これに猛反発したのがスタジオでMCを担当するくりぃむしちゅーの上田さん。
「俺が全力で阻止するからな!」と言われていましたが、
田中みな実「やだ~もう~!よろしくお願いします。」
という事で資生堂のCMを虎視眈々と狙っている田中みな実さんのトレーニング内容については以上。