コンセントの穴が二つなのはなぜ?チコちゃんに叱られる
21年9月24日放送のNHK「チコちゃんに叱られる!」の第1問は『コンセントの穴が2つなのはなぜ?』という問題。番組では他にコンセントの差す向きを左右変える事でオーディオ機器の音質が良くなったりというケースを実験したり、3つ穴があるコンセントの理由についても触れられる事に。
スポンサーリンクゲスト出演者
【ゲスト】五木ひろし、夏菜
【VTRゲスト】なし
コンセントの穴が2つなのはなぜ?
本日のゲストは2回目の出演で準レギュラー呼びの五木ひろしさんとオリジナルメンバーの夏菜さん。
オープニングは短めに終えてすぐに1問目の指名は、
この中で一番、家電に詳しくて頼りになる大人ってだーれ?
ここは五木ひろしさんが回答者に。
チコちゃんの疑問は、
なんでコンセントは穴が二つなの?
+と-だから2つという答えですが、
チコちゃん「ボーッと生きてんじゃねーよ!」
岡村さんは「ほぼ飾りで2つあるのは無意味」と言っちゃってますが。
出張用チコちゃん「ボーッと生きてんじゃねーよ!」
改めてチコちゃんの答えは、
入り口と出口が必要だから
スポンサーリンク解説は近畿大学理工学部の講師、津山美穂さん。
コンセントの電気は交流の電気が使われていますが、これは+と-で行ったり来たりする電気の事。
という事はコンセントの左右はどちらも入り口であり出口でもあるという意味。
電気は基本的に入り口と出口が無いと流れず、水が高い所から低い所に流れるように、電気も電圧が高い所から低い所に流れる性質がありますが、コンセントでは左の穴は常に電圧が「0」の状態で右の穴は常に+と-に行ったり来たりという状態。
という事は右の穴の電圧が+の時は「右→左」に電気が流れ、右の穴の電圧が-の時は「左→右」に電気が流れているんですね。
左は常にゼロの状態で右の穴の電圧だけが常に入れ代わる事で電気が左右交互に流れる仕組みというわけですが、
ここで急にムーディ勝山『右から来たものを左へ受け流すの歌』を歌い出す津山先生は、
さらに「コンセントの穴が左右で大きさが違う」という問題にも言及。
左の方が大きいというコンセントの構造を考えて、差す方向を合わせた方がより性能を発揮する場合があるとの事で、
その代表例がオーディオ機器など。
一部のオーディオ機器ではコンセントに差すプラグに目印がついていたり。
目印が付いている方を左側に差す事で音が良くなるそうで、本当にそうなのか実験してみる事に。
オーディオ評論家で洗足学園音楽大学講師の生形三郎さんに協力してもらって比較実験。
生形先生によるとコンセントの向きを正しく差す事で全体的にボヤけていた音がくっきり・はっきりした音になるそうで、
製品の評価をする試聴室を使って20代、30代、40代の番組スタッフにコンセントを差す向きを変えて聴き比べてもらうと、
20代、30代のスタッフはその違いが聴き分けられた様子ですが、40代のスタッフには難しかった模様。
とここで最後にコンセントに関する疑問を一つ紹介。
問題:エアコンや冷蔵庫のコンセントは穴が3つありますが、アレは何?
答え:アース
アースと人間が感電しないようにするもの。
家電製品が故障した際に電気が漏れ出してしまう事がありますが、特に家電が濡れていたり、手が濡れていると危険。
その際にアースは漏れた電気を人ではなく地面に流して感電を防ぐ役割。
その為、料理の際に濡れた手で触りやすい冷蔵庫や冷房時に水を出すエアコンには3つ目の穴(アース)が備わっているんですね。
ちなみにアメリカ、ベトナム、アフリカ、中近東などは家庭の全てのコンセントがアース装備になっていたり、その他に国によってコンセントの形は様々。
というわけでコチラが結論。
コンセントの穴が2つなのは入り口と出口が必要だから
でした。
流されてるなと思う時は?という質問には「流れてるといえばもちろん、ながら~が~わ~。」と五木ひろしさんの歌(長良川艶歌)を口ずさむチコちゃん。
というわけで1問目は以上。
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