R-1グランプリ2022 決勝の結果&審査員コメントまとめ 優勝者は?
22年3月6日放送のフジテレビ系「R-1グランプリ2022」では3199人の出場者からピン芸日本一を決定。そこで審査員メンバーや得点、順位、審査員コメントなどその優勝争いの結果について一覧でまとめてご紹介。
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司会・審査員
審査員:小籔千豊、陣内智則、野田クリスタル、バカリズム、ハリウッドザコシショウ
決勝出場者
決勝出場者:kento fukaya、お見送り芸人しんいち、Yes!アキト(復活枠)、吉住、サツマカワRPG、ZAZY、寺田寛明、金の国 渡部おにぎり
対戦ルール
ファーストステージは審査員5名がそれぞれ100点満点で審査。
上位2名がファイナル進出。
得点が並んだ場合は審査員5名による決戦投票。
一番面白かった芸人の名前をフリップ(スケッチブック)に手書きで書いて決定。
ファイナルステージはファーストステージのネタ順が早かった方から順にネタ披露。
最終審査は審査員5名が面白かったと思う方に投票し、票を多く集めた方が20代目王者に。
kento fukaya
得点は、
- ザコシショウ 90
- 野田クリスタル 90
- 小藪千豊 92
- バカリズム 84
- 陣内智則 93
合計449点
陣内「去年も見ましたけど、フリップの可能性がここまで来たかという。ツッコミも出来るしすごく考えたなと思って。去年は92点やったと思うんですけど、去年より進化してたんで。」
小藪「最初何が起こるんか分からんというか、ピン芸のネタのシステムじゃなかったんでどうなんかなと思ったんですけど、後半畳みかける所があったり、ネタ聞いてから絵を見たらおもろいみたいな。陽気な方みたいですけど考えてはるんやなと思いました。」
バカリズム「見せ方もすごい凝ってて面白かったんですけど、どうしても舞台上の本人以外の要素があまりにも大きかったかなと。音声とかイラストの割合がちょっと多かったのが正直な所。」
スポンサーリンクお見送り芸人しんいち
得点は、
- ザコシショウ 93
- 野田クリスタル 95
- 小藪千豊 94
- バカリズム 89
- 陣内智則 92
合計463点
野田「こういう事やられると勝てないなと思っちゃったというか。こっちが色んなシステム考えてる中、普通に強いというか。全部一個一個入れ替えて(ネタの推敲を重ねて)来たと思うんですよ。でちゃんと全部性格悪かったんで。お手上げだなと思っちゃいました。」
ザコシショウ「第一に歌が上手いっていうのがこのネタの必要条件じゃないですか。まず歌が上手いのと人に見られて嫌な所をすごく見てるから、そこぐぐっと来ちゃいますよね。」
バカリズム「悪意のセンスも素晴らしいですし、歌ネタってどうしても単調になりがちな所があるんですけど、そこ歌い方に緩急つけて最後まで走り抜けた感じが素晴らしいと思いました。」
Yes!アキト
得点は、
- ザコシショウ 90
- 野田クリスタル 90
- 小藪千豊 92
- バカリズム 87
- 陣内智則 88
合計447点
アキト「あ~楽しくない~!もう~楽しくない~!帰りた~い!」
陣内「僕はアキトは好きですけど、好みになって来て。僕はギャグの連発は一個一個は面白いんですけど、ネタとしての評価が88点かなと。」
野田「ギャグの連発で全弾ヒットするぐらい面白かったんですけど、ギャグ一本で行くんだったらもっと強いのがあったら良かったなと思っちゃった感じですかね。一貫して何か持ってる人よりかは上行ってなかった感じしました。」
ザコシショウ「僕の昔ギャグの羅列やった事あるんですけど評価に値しなくて、それを凌駕するような爆発力が欲しかったですね。もうワンアイデア欲しかったですね。」
アキト「じゃあバカリズムさん、どうでしたか?」
バカリズム「そうですね、やっぱり…」
粗品「いやいや!バカリズムさん!もう言わなくていいです!笑。コイツに何も言わなくていいですから。」
せいや「素直すぎます!」
ザコシショウの「評価に値しない」というのはギャグの連発だからダメという事では無く、ギャグの連発でも爆発力さえあれば問題ないという意味でしょうか。その上で工夫があればさらに良くなるというアドバイスのようですね。
吉住
得点は、
- ザコシショウ 91
- 野田クリスタル 93
- 小藪千豊 97
- バカリズム 91
- 陣内智則 91
合計463点
陣内「吉住の哀愁と狂気が大好きで。憑依するコント好きなんですけど、僕はもう一展開欲しかったなと。すごい引き込まれるんですけど、こういう人が炎上させてるんやと思って。」
小藪「僕はめちゃめちゃ好きなネタやなと。すごい読後感ある小説読んだかのような。どうやって終わるんかな?と思ったですけどすごい良かったですし、脂っこいボケ連発じゃないけど、ずっとおもろいというか、この人次何言うねやろ?みたいなのすごい引っ張られましたね。」
バカリズム「着眼点も面白いですし、細かい所まで丁寧に作ってあるなと思いましたし、一見メッセージ性がすごくありそうに見えて、実は軽く本人がバカにしてる感じが僕はすごい好きでした。意外なドライな感じ。」
スポンサーリンクサツマカワRPG
得点は、
- ザコシショウ 91
- 野田クリスタル 96
- 小藪千豊 94
- バカリズム 88
- 陣内智則 90
合計459点
野田「大好きでしたねぇ。『大会近い』ってワードが何で面白くなると思ったんだろう?って。作り手に回って考えれば考えるほどどうやってたどり着いたんだろうって思っちゃって、得体が知れなくて点数つけちゃいました。」
バカリズム「大会近いもんなで段々笑いが重なっていく、前半は今のところ一番良かったんですよ。すごいワクワクしたんですけど、期待し過ぎたのかその期待がもう一飛躍というか欲しかったかなという感じがしましたね。」
ザコシショウ「面白かったんですけど、その大会が何なのかっていうので、もうちょっと期待しちゃうんですよね。サツマカワくんのいつものギャグみたいなので。それが一人コントにどう組み込まれてるのかな?と思ったんですけど、それがちょっと少なかったかなと思いますね。」
最後の一言は、
サツマカワ「あの~マジでツイッターフォローしてください!お願いします!」
ZAZY
得点は、
- ザコシショウ 95
- 野田クリスタル 96
- 小藪千豊 98
- バカリズム 86
- 陣内智則 89
合計464点
小藪「ホントに面白いなと。いつ思い付いたんか分からんし、見終わった後もファイト以外覚えてないんですよ。でも要所要所めっちゃおもろいし、毎回ダレノガレさん出てくるなとか。僕はこのネタめっちゃ好きですね。めっちゃおもろいと思います。」
バカリズム「前半のリズムになっていく所のグラデーションとかすごい美しくて、素晴らしいなと思ったんですけど、最後の歌の部分すごくくだらなくて好きなんですけど、言葉のチョイスなのかちょっとゴチャゴチャっとなっちゃったというか、もうちょっとリズムと上手く合ってたら点数上がったかなと思いました。」
ザコシショウ「めちゃくちゃ面白かったですけどね。ファーストインパクトがすごいじゃないですか。ただの変態ですからね。芸人はファーストインパクト大事ですから。僕のやってる動画にも似てるというか。鋭角六角と鈍角六角?最高ですよね。去年の失敗をしないようにしてますからそこポイントですわ。」
野田「フリップじゃなくて今回映像になったんですけど、おかげでよりZAZYの脳内が見えた感じがしてZAZYっぽくなって良かったですね。」
スポンサーリンク寺田寛明
得点は、
- ザコシショウ 90
- 野田クリスタル 92
- 小藪千豊 94
- バカリズム 85
- 陣内智則 90
合計451点
陣内「言葉を大切にしてるってのが伝わって来ますし、尻上がりに面白くなって来たんで、僕もテニスの15点とか何でやねんって思って面白かったんですけど次の展開があったらなと思いましたね。」
小藪「ようオッサンとかもナマコ最初に食べた奴すごない?とか言いますよね、そんなん小っちゃい頃から山ほど聞いてきましたけど、その最終形の奴で一番上質な奴を見せていただいたなというか、色んなパターン出して繰って来たんやなと思って。」
バカリズム「題材も好きですし、全部のネタのアベレージも高いんですけど、最後2つ、1つでも爆発力あるネタを持って来れたら変わったかなと。ずっと同じぐらいの感じがしたので。」
ザコシショウ「去年よりすごく面白くなってるんですけど、大喜利力はある方だと思うんですけど、それだけじゃなくてテレビで見てる人を意識する何かってのが欲しかったかなと思いますね、人間力というかね。」
金の国 渡部おにぎり
得点は、
- ザコシショウ 93
- 野田クリスタル 94
- 小藪千豊 93
- バカリズム 90
- 陣内智則 93
合計463点
※決選投票を終えた後の感想
陣内「かわいくてファンタジーが過ぎたし、何か見ててワクワクした。彼がコンパ行ったらエピソード尽きんやろうなって。3人並んだ時に、でも僕はピン芸人っていう事で。ピン芸人を注ぎ見たくなっちゃったんでしんいちにしました。」
バカリズム「ホントにこれは設定の勝利と言いますか、状況が分かった瞬間にワクワクするというか。すごい面白いネタだったんですけど何でしょうね、日頃の行いが悪かったのか。」
スポンサーリンクファーストステージ順位
ファーストステージの順位は、
- 1位 ZAZY 464点
- 2位 金の国 渡部おにぎり 463点
- 2位 お見送り芸人しんいち 463点
- 2位 吉住 463点
- 5位 サツマカワRPG 459点
- 6位 寺田寛明 451点
- 7位 kento fukaya 449点
- 8位 Yes!アキト 447点
2位で3人が並んだので審査員による投票へ。
結果は、
- ザコシショウ – お見送り芸人しんいち
- 野田クリスタル – お見送り芸人しんいち
- 小藪千豊 – 吉住
- バカリズム – 吉住
- 陣内智則 – お見送り芸人しんいち
最多3票が入ったお見送り芸人しんいちと、
ファーストステージ1位通過ZAZYの2人がファイナル進出。
ファイナルステージ
以上、最終結果は、
- ザコシショウ – お見送り芸人しんいち
- 野田クリスタル – お見送り芸人しんいち
- 小藪千豊 – ZAZY
- バカリズム – お見送り芸人しんいち
- 陣内智則 – ZAZY
陣内「ホントに難しかったですね。ドラマチックな最期を迎えましたけどしんいちの涙見てたら今まで苦労してたんで良かったなと思いましたね。」
バカリズム「二人とも面白かったですけど、単純に好みで自分が多く笑った方を挙げさせてもらいました。あんなに毒吐いてた人とは思えないですけど。笑」
うれし涙のお見送り芸人しんいちの一方で敗れたZAZYは対照的。
ZAZYは悲しみに暮れてるはずなのに金の紙吹雪がメガネに付くという笑いの神が降りて来たり。
というわけでR-1グランプリ2022大会はお見送り芸人しんいちの優勝という結果でした。
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