プレバト俳句春光戦 2022 予選会結果 ABブロックからタイトル戦決勝に進むのは?
22年3月10日放送のTBS系「プレバト」では春の俳句タイトル戦である春光戦決勝の舞台に立つメンバーを決める予選会(A・Bブロック)がスタート。という事で出演者やランキング結果などを一覧でまとめてご紹介。
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出演者リスト
【MC】浜田雅功
【アシスタント】玉巻映美(MBSアナウンサー)
【ナレーター】銀河万丈
【専門家ゲスト】夏井いつき
【予選会出場者 Aブロック】 千原ジュニア、パックン、馬場典子、松岡充
【Bブロック】 筒井真理子、中田喜子、藤本敏史(FUJIWARA)、向井慧(パンサー)
Aブロック結果
Aブロックのお題はライスorパン
4位 パックン『寒明のキャンプ ごはんは アルデンテ』予選敗退
2つの季語(寒明、キャンプ)を合体させる技、句またがり(中七の途中に意味の切れ目)という2つの技が増えている事を褒めつつ、
寒明のキャンプでさらにご飯に芯が残ってしまっていると散々なキャンプを連想させるだけで終わってしまっているという夏井先生の指摘。
パックンの真意を聞いた上で添削案は「卒業記念キャンプ ご飯は アルデンテ」で泣き笑いを表現。
3位 松岡充『「Where you go?」機窓に春の 星あまた』予選敗退
英語の会話文から入って、飛行機の窓から見える景色には星が広がっていると「これはこれで出来てるんですよ。」と夏井先生。
添削も無しだったものの他の句のレベルが高いために3位という憂き目に。
2位 千原ジュニア『トラクター 祖父の膝乗る 春休み』補欠(敗者復活枠)入り
農作業をこなす祖父は子供から見たら”英雄”のような姿。さらに春休みには「耕し」という季語も含まれるので見事と、
夏井先生からの添削は無く、べた褒めだったものの2位に甘んじるという悔しい結果。
1位 馬場典子『選ばざる道過(よぎ)る 独活(うど)ほろ苦し』決勝進出決定
人生は選択の連続。
もし違う選択をしていたら今の自分は?とふと思いながらかじった独活はほろ苦くて、と同時にみずみずしさがあって。
結局、どの人生を歩んでいても同じように苦味も甘みもあるという意味の一句。
夏井先生からは五七五を裏切って漢詩のような調べとの事。
独活という季語が持つ両面性(苦味&清々しさ)も上手く活かされているという評価。
その上で春光戦タイトルに向けてのアドバイスは「独活ほろ苦し 選ばざりける 道もまた」とすれば最後に想いの余韻を残す事が出来ると夏井先生。
スポンサーリンクBブロック結果
Bブロックのお題はAブロックと同じくライスorパン
4位 中田喜子『花追風(はなおいて) 見知らぬ町の 握りめし』予選敗退
以前、作ったオリジナル季語の花追風(花の香りがほのかに伝わる様子)を入れて勝負したものの残念。
中七が漠然としているのが一番の問題点で「季語を活かしているか?」「兼題写真の”2択のイメージ”を押さえているか?」という2つの査定ポイントに照らすと4位になってしまうと夏井先生。
これを踏まえて「花追風 吹いて三日の 握りめし」にすれば中七が季語に寄り添うし「花追風 梅かこんぶか 握りめし」とすれば2択のイメージに着地するという添削案。
3位 パンサー向井慧『春眠し パンで拭った ソース跡』予選敗退
ささいな事に目を向けて映像化し、そこに季語を力が加わると俳句になるという前提に立つと「この句はこれでいい。」と夏井先生。
ただし「春眠し」だと季語が動く(他の季語でも代替できる)という指摘もあり、別の季語と出会う事で化ける可能性を秘めているという点では1位には推せないという厳しい評価。
2位 筒井真理子『春昼や こんどの人は パンが好き』補欠(敗者復活枠)入り
こんどの人はパンが好きのフレーズが面白いと夏井先生は「これでやられたら俳句何でもできるなと改めて思いましたね。」
惜しかったのが春昼という季語で、ちょっと意味が広くて漠然としているので「こんどの人」をイメージさせる季語が欲しかったという指摘も。
テレビの観覧募集に応募し、当選通知を開いたと同時に火にかけていたアサリも開いてさらに幸せがプラスになったという句。
何の関係も無い2つの事柄をかけ合わせる事で詩を生むという俳句の「取り合わせ」の妙をしっかり活かしていると夏井先生。
また、当落で2択のイメージも盛り込まれているので査定ポイントはガッチリ。
その上でタイトル奪取に向けてのアドバイスとしては「公開録画当たった 浅蜊口あけた」とすると韻も踏めてさらに軽やかになるという指摘も。
というわけで馬場典子、フジモンの2人が本戦へコマを進める事に。
以上、プレバトから春光戦2022予選会(A・Bブロック)結果についてでした。
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