世界一受けたい授業 乳酸菌・ビフィズス菌の効果別おすすめ一覧
22年6月18日放送の日テレ系「世界一受けたい授業」では齋藤忠夫先生が教える乳酸菌・ビフィズス菌の選び方を解説。という事で効果別におすすめを一覧でまとめてご紹介。
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乳酸菌・ビフィズス菌の選び方
解説はLG21やR-1などの開発にも携わった東北大学の齋藤忠夫先生。
免疫機能をアップさせるときに飲みたいのが、
乳酸菌 L.ラクティス プラズマ (プラズマ乳酸菌)
免疫の司令塔である樹状細胞に直接働きかける事で健康な人の免疫機能の維持に役立つという研究データがあり、
摂るタイミングは「夕食後」
起床から15~19時間後は腸の細胞が修復される時間帯(通称:腸のゴールデンタイム)とされていて、
例えば朝7時に起きた場合は夜10時から深夜2時がこの時間帯。
食べてから乳酸菌が腸に届くまでに4時間ほどかかる事を計算に入れると夕食後がベストタイミング。
何を目的にするのか?で食べるタイミングを変えるのが良いそうで、
- カルシウムをとりたい → 空腹時
- 乳酸菌・ビフィズス菌をとにかく多く摂りたい → 食後
- 睡眠を意識したい → 朝
など。
乳酸菌やビフィズス菌は酸に弱く、そのほとんどが腸にたどり着く前に胃酸などで溶けてしまいますが、脂肪が多い食品を食べると胆汁酸が多く分泌されてしまうので、菌たちもこれに巻き込まれる形で腸での吸収される量がダウン。
つまり菌を多く摂りたいという場合は脂肪の少ない食事を心がけるのが大事と齋藤先生。
ちなみに乳酸菌やビフィズス菌といえばヨーグルトというイメージが強いですが、これは乳たんぱく質などが菌を上手く守ってくれるからで、腸に運ぶ事を考えると理想的な摂取スタイルなんだとか。
また、乳酸菌やビフィズス菌を摂りいれる際には最低でも1週間、出来れば10日から2週間は続けてみて効果を確認するのが目安とも。
お通じを改善したいという場合に飲みたいのが、
ビフィズス菌 BB-12
ビフィズス菌によって生まれる酢酸と呼ばれる殺菌力の高い酸が悪玉菌を抑制して腸内バランスを整えるのが主な効果。
BB-12は胃酸などの影響を受けにくい酸に強いビフィズス菌なのでお通じを改善する効果が期待できるとの事。
ビフィズス菌 MCC1274
認知機能の記憶力・空間認識力を維持する働きが報告されているのはビフィズス菌としては世界初の事。
脳と腸は密接に関わっているというのが最近の常識となっていてこれは「脳腸相関」とも呼ばれ、その研究の一環で発見されたのがMCC1274。
L8020乳酸菌
歯周病や虫歯になった事が無い健常な子供の口から発見された菌で、口腔内環境を良好に保つという研究データが報告されているとか。
最近の研究では歯周病菌は血管を通じて体全体に悪影響を及ぼして心疾患や糖尿病の原因になるという事も指摘されているので口のケアは重要。
乳酸菌 ラブレ菌
京都の漬物のすぐき漬けから見つかった菌で肌のうるおいを守る効果が期待できるとの事。
ガセリ菌SP株
食事と一緒に摂取する事で肥満気味の人の内臓脂肪を減らす機能が報告済み。
食事で摂取した脂肪の周りをガセリ菌SP株が取り囲んで脂肪の塊を大きくする事で消化酵素の働きが抑えられて、腸管から吸収されにくくなるとの事。
PA-3乳酸菌
食後の尿酸値の上昇を抑制するのがPA-3。
通風を引き起こす原因といわれるプリン体は体内で分解されて尿酸として体内に溜められた後に最終的には体外に排出。
ところが尿酸が多くなり過ぎると体内で結晶化して尿管結石や通風に。
そこでプリン体を好んで食べてくれるPA-3を摂る事でプリン体を分解して尿酸値の上昇を抑える効果。
これらの乳酸菌やビフィズス菌はそれぞれが腸内で住んでいる場所が違って上手くすみ分けされているのが普通なので、混ぜてとっても悪影響は無いのでご心配なくと齋藤先生。
以上、世界一受けたい授業から乳酸菌・ビフィズス菌の選び方まとめでした。