チコちゃん 鼻の下の溝は何のため?人中、上唇溝の名前通り”もと鼻”でも役割ゼロ
22年6月24日放送のNHK「チコちゃんに叱られる!」の第1問は『鼻の下の溝ってなに?』という問題。正式名称・人中または上唇溝と呼ばれるあの深い溝は実はもともと鼻だったという答えですが一体何の意味があるんでしょうか?番組内容をまとめてご紹介。
スポンサーリンクゲスト出演者
【ゲスト】柄本佑、足立梨花
【VTRゲスト】加藤茶
鼻の下の溝ってなに?
この日1問目の出題は、
鼻の下にある溝ってなに?
鼻水が流れやすいような導線という柄本佑さんの答えですが、
チコちゃん「ボーっと生きてんじゃねーよ!」
カトちゃんペでお馴染の”鼻の下の第一人者”こと加藤茶さんに突撃してみると、
人間の体って…と言った所で正解マークとピヨピヨ音。
加藤茶さんチコってお見事。
という事でチコちゃんの答えは、
もと鼻
解説は文京学院大学の樋口桂教授。
鼻の下の溝は正式名称:人中(じんちゅう)または上唇溝(じょうしんこう)。
上唇とあるように、実は口周りは全て”唇”に該当するエリア。
ところが真ん中の溝の部分だけは実は元々鼻の一部だった箇所。
両サイドから発達した組織が下唇の場合はくっ付くのに対して、
上唇の場合は鼻の一部が下に伸びているせいで「唇・鼻・唇」という状態に。
スポンサーリンクお母さんのお腹の中で赤ちゃんの顔が出来始まるのが妊娠4週目ごろ。
この時顔は5つのパーツ(頭、左右の上唇、左右の下唇)に分かれている状態。
人類を含む脊椎動物(背骨を持った生き物)は、
という進化の過程を経ていて、赤ちゃんの成長(顔の形成)はこの過程とほぼ同じ。
確かに顔の脇に目があって、鼻の穴もかなり離れていてという位置関係は魚類っぽい見た目ですよね。
そこから目鼻などが真ん中の方に集まって行って徐々に顔の形が出来上がって来るわけですね。
そして鼻と上唇がくっ付く前はこんな感じでシーサーのような雰囲気。
つまり鼻の下の溝の正体はもと鼻なんですね。
これらはフェロモンなどの特殊な匂いを嗅ぎ分ける時に使うスペシャルツールなんだとか。
一方で人間の場合はその機能が付いていないので鼻の下の溝はただの溝で特に役目は無いというのが真実。
確かに動物が匂いを嗅いでいる時は鼻をヒクヒクさせますが、人間の場合は息を吸い込む事しかしませんよね。
という事でコチラが結論。
鼻の下の溝はもと鼻
でした。
挟まれてるなと感じるのは?という質問には「スクイズ失敗した時の3塁ランナー。」と野球好きチコちゃん。
ちなみに神話上は、人が生まれ変わって再び生まれてくる時に天使が「前世の事は秘密だよ」と赤ちゃんの唇に指をシーッと押し当てるのでその跡が残るという可愛らしい説もあるとか。
チコちゃん「そっちで行きましょう。先生ごめんなさい。あれカットです。」
1問目は以上。
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