パン屋がセルフサービスの理由は?チコちゃん
22年9月30日放送のNHK「チコちゃんに叱られる」の1問目は『パン屋がセルフサービスなのはなぜ?』という問題という事で番組内容をまとめてご紹介。
スポンサーリンクゲスト出演者
【ゲスト】藤本敏史、河北麻友子
【VTRゲスト】松尾諭、松永玲子
パン屋がセルフサービスなのはなぜ?
1問目の出題は、
なんでパン屋さんはセルフサービスなの?
セルフサービスだといっぱい買ってもらえるからという河北さんの答えですが、
最も肝になるのは「セルフサービスになった発端、きっかけ」なので
チコちゃん「ボーっと生きてんじゃねーよ!」
という事でチコちゃんの答えは、
ローマから取り寄せたショーケースが大きすぎたから
解説は老舗パンベーカリー(タカキベーカリーまたはアンデルセングループ)の広報室長・清川秀樹さん。
今でこそセルフサービスが当たり前のようになった日本のパン屋ですが、
実は少し時代を遡るとケーキ屋さんのようにショーケースに陳列されたパンを選ぶというスタイルが一般的だった事も。
そしてこれがセルフサービスになったきっかけというのがとあるパン屋で起きたトラブル。
という事でNHKたぶんこうだったんじゃないか劇場「グレイテストショーケースウーマン」の開幕。
時は昭和40年代。
広島にあるパン屋の創業者夫婦である高木俊介&彬子は新しいパン屋オープンの為にもともと銀行だった西洋式の建物をリフォームしてオープンする計画に。
勉強の為に歴史的建造物と商店が融合された店舗デザインが多いイタリアへ視察旅行に出かけたりと着々と準備が進みますが、
高木彬子が新店舗の顔になるデザインとして考えたのがローマで目にした洋菓子店の大型ショーケース。
スポンサーリンクそのショーケースは当時の金額にして約600万円と高額でしたが、店の目玉にと船便に乗せてローマから広島へ。
ところが今ある大きな柱を取り除いた上でショーケースをドンと目立つところに置こうと考えていた高木夫妻に悲劇。
建物の前の大通りに向けて鎮座するショーケースを計画していた高木彬子にとっては最大の誤算でしたが、
そこで発想を転換して「ショーケースでパンを売らない」という奇抜な作戦に打って出る事に。
その発端になったのは高木俊介がメキシコにある洋菓子工場を訪れた時に撮った写真。
そこに写っていたのはは焼き上がった洋菓子を木の棚に置いて陳列しているシーンでしたが、これをそのまま売り場にしてしまおうというのが高木彬子のアイデア。
こうして何とかオープンにこぎつけた高木夫妻でしたが、お客の評判は上々でパンを自分で選んで取るという新鮮な体験は大好評。
パンをセルフサービスで売るなんて絶対に売れるはずがないという社内の反対も多かったようですが、ふたを開けて見れば大逆転。
大通りに面したガラスが全てショーケースになったかのようなこの斬新な店舗デザインは話題を呼び、セルフサービスの妙と相まって売り上げは大幅アップ。
これをきっかけにセルフサービスのパン屋が全国的に増えていつしかパン屋=セルフサービスが定着する事に。
何となくストーリー的に夫婦二人三脚で作り上げたモノと思うかもしれませんが、実際は会社の新規プロジェクトとして行っていたので従業員全体の取り組みによってパン屋のセルフサービス業態が新しく誕生したと清川さんの補足。
という事でコチラが結論。
ローマから取り寄せたショーケースが大きすぎたから
でした。
ちなみに大きすぎて使えなかったショーケースについてはパンコーナーではなく、同じ建物内の洋菓子売り場の方で活躍したという塚原愛アナの補足で1問目は以上。
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