大谷翔平の成績を生むバット、グローブ、靴を高橋由伸&尚成が解説 ホームランの秘密とは?
22年11月12日「Going Sports&News」では大谷翔平のバット、グローブ(グラブ)、靴(スパイク)について高橋由伸、高橋尚成が詳細解説。ホームラン数増加の為にバットを変えるその真意やテニスシューズカスタムなど番組内容をまとめてご紹介。
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バット
コチラが大谷翔平の2022年シーズンから過去2年まで遡って使っていたバットを並べた所。
大谷翔平本人が「毎年バットを変えている」と語っている通り常にモデルチェンジ。
その理由はフィジカルレベルが毎年高くなっていくので、それに合わせてバットも変更というとてもシンプルな理由。
バットを見比べてみると、
高橋尚成「全然違うじゃん。2022年のバットはソフトボールのバットみたい。先端からズドンと。」
この変化については、
高橋由伸「もうちょっと打率を上げたかったんだと思うんだよね。ヘッドの遠心力や重みよりも、しっかり当てて自分のスイングスピードと押す力でどうにもできるっていう。捉えられる範囲を広げる、詰まった打感を良くしたいっていう狙いだと思うんだよね。」
パワーのある大谷翔平は自力で飛ばせる力をつけて来ているので、飛距離重視のバットからミートゾーンの広いバットへ変更しているという分析。
2022年シーズンのホームランではグリップに近い位置でもスタンドに放り込めるようになっていて、
高橋由伸「詰まった打感をちょっと良くしたいとか、そういう感性があるから良いですよね。こうするとこうなるんじゃないか?って感性があるからバットの変化にも意図がある。」
スポンサーリンクスパイク
高橋由伸「二刀流やる人はこれが一番大事なんだろうね。」
高橋尚成「履き替えないでいいっていうのはメチャクチャ楽だろうね。」
スパイクについて高橋尚成がまず注目したのは”ピッチングカバー(革の保護カバー)”の有無。
日本のプロ野球でプレーしていた時代には右足のつま先が地面にこすれる事でスパイクが破れるのを防ぐためにピッチングカバーを付けていた大谷翔平。
つまりピッチャー用、バッター用で2足を履き分けていたわけですがメジャー移籍後は一足に統一。
ちなみにアシックスのテニスシューズはテニス界では海外の世界ランキング上位選手も使う世界的に評価の高いシューズとして知られていますよね。
確かにテニスはフットワークの際に地面につま先がこすれたり、足首を屈伸させる度につま先がガンガン消耗して行くスポーツで、アマチュアプレーヤーでさえもシューズの買い替えはインソールやアウトソールがダメになるか、つま先がダメになるかといった所。
そう考えるとテニスシューズの素材や構造が大谷翔平のスペシャルシューズに生かされているというのは納得。
高橋由伸「ヨレに強いんだ。こういうのが欲しかったよねぇ。僕らバッターも打つ時に前足が踏ん張るから、だんだんシューズがよじれるようにヨレていくんだよね。曲がって行くの小指側に。」
大谷翔平はスパイクの歯の削れるペースが早く、大体1か月でスパイクを交換しているとの事。
グラブ
パッと見た目の印象は外野手用にも見えると高橋由伸のコメントですが、まさにその通り。
高橋尚成「確かに。グローブ大きくなっちゃうとすげぇ違和感しかないだよね。」
高橋由伸「手を隠したいんでしょ?多分。」
ピッチャー用よりも大きな外野手用のものを改良しているという大谷翔平のグラブ。
大谷翔平本人のコメントでは、
「安心感でだいぶ変わって来るので。(ボールの握りが)きっと盗まれてないだろうなという安心感でバッターに向かっていくのと、盗まれてるかもしれないな…と思っていくのでは全く違うので。大きい方が見えないですし。」
当然大きくすると腕の振りやフォームに影響が出るはずで、そこが違和感に繋がるという高橋尚成の分析でしたが、
デメリットとメリットを天秤にかけてどんどん自分を進化させていっているんでしょうね。
以上、Going Sports&Newsから大谷翔平のバット、グローブ、靴について高橋由伸&高橋尚成の解説でした。