雑誌クウネル 石田ゆり子おすすめ本一覧 哲学書、絵本、小説など
雑誌クウネル23年1月号で紹介された石田ゆり子おすすめ本から哲学書、絵本、小説など一覧でまとめてご紹介。
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なまけ者のさとり方
石田ゆり子さんが18歳の時に仕事でお世話になった方に薦められたのがきっかけで初めて読み、
今でも何度も読み返して道しるべにしているという本が
70年代に書かれた一冊で「生きる意味」「愛の存在」に疑問を感じた時に頼れるニューエイジ系の本
他人に薦める事も多いそうで、知り合いの若手俳優に贈ったりもしているそうですが哲学的な内容という事もあって「難しくてよく分からない」と言われてしまう事もしばしば。
それでも悩み多い若い頃にこの本に出会い、難しい内容のハズが全て腑に落ちて気持ちが楽になったと回想する石田ゆり子さん。
“心の拠り所の一冊”に挙げるこの本の存在は歳をとってもずっと変わらないようで何度も買い直しているそう。
旅行にも連れて行く旅のお供だそうで、
「スーツケースに入れて持って行きます。パッと開いたページを読みますね。タイトルの意味は怠け者である事を悟るのではなく、楽に悟るという意味。」との事。
一読して理解できなくても、何度も読み直していくうちに「こういう事だったのか!?」とハッとさせられる瞬間が訪れるのが醍醐味だったり。
エリック
なまけ者のさとり方とは対照的に最近出会ってすっかりハマって手放せなくなったと語るのが、
いつもおすすめ本を紹介してくれる知り合いからプレゼントされた同じ著者ショーン・タンの『内なる町から来た話』を読んだ事でショーン・タンの存在を知ったそうで、
絵画好きの石田ゆり子さんにとっては本の中に描かれた世界に引き込まれたとの事。
ファンタジーな内容ながら絵や独特の世界観が素晴らしく、
小さめの本サイズもかわいらしくてお気に入りポイントと石田ゆり子さん。
見た目がオシャレな事もあって石田ゆり子さんは普段は飾り棚に飾ってインテリアにしているそうで、誰かにプレゼントを贈る時にもおすすめとの事。
飾るだけではなく読むと切ないラストに心温まって心地よい読後感。
錦繍
20代の頃に出会った本で今でも手放せない一冊に選んだのが、
宮本輝『錦繍』
80年代を代表する書簡小説のジャンルの名作の一つで、
男女の手紙のやり取りだけで成立する物語は「映像が浮かんでくる映画的な小説」「描写が美しくて心に残る」と語る石田ゆり子さんは文庫版の帯を書くほどのファン。
マチネの終わりに
本を読んでしばらく経った頃に実写映画化されると聞いて登場人物の洋子の役をやりたいと強く願ったと語るのが、
平野啓一郎『マチネの終わりに』
世界的なギタリストとパリ在住のジャーナリストという2人の運命的な恋の物語。
本を選ぶ基準は?
本屋などで本を選ぶ際には表紙のデザインなどインスピレーションで手に取る事が多いそうで、お気に入りの本に出会えるかどうかは運頼み。
描写の美しい文章にうっとりするタイプで絵画好きながら言葉先行型と語る石田ゆり子さん。
「物語の良し悪しや展開が腑に落ちるかよりも、美しい日本語や豊かな表現を読むよ転びを重視しています。」
以上、雑誌クウネルで石田ゆり子がおすすめした本一覧でした。
本紹介についてはコチラのリンクも是非
NHK「あさイチ本紹介」に関する全記事はこちらのリンクから
一覧:NHK「あさイチ本紹介」