プレバト俳句冬麗戦2023 出演者&ランキング結果まとめ 冬タイトル戦優勝者は大波乱?
23年1月12日「プレバト3時間SP」は年間優秀句を詠んだ15名が競う冬タイトル戦”冬麗戦”を開催という事で出演者やランキング結果など一覧でまとめてご紹介。冬のタイトル戦は史上最大の大波乱?
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出演者リスト
【冬麗戦出場者】梅沢富美男、フルポン村上、キスマイ千賀、キスマイ横尾、キスマイ二階堂、フジモン、中田喜子、立川志らく、千原ジュニア、犬山紙子、森口瑤子、高橋克実、本上まなみ、伊集院光、森迫永依
2022年優秀句一覧
まずは2022年に詠まれた全330句の中から夏井先生が選んだ年間優秀句15句を一覧で。
スポンサーリンク直近のタイトル戦優勝者たちは立川志らく、中田喜子、フジモンという面々になっていますが、
それではランキング結果を一覧でどうぞ。
スポンサーリンク屈辱のランク外(15位~11位)
まずはテレビで作品発表すら無い屈辱の15位~11位まで。※作品はTver限定で発表
15位最下位 立川志らく『闇動く 幸せが動く 梟(ふくろう)』
幸運の鳥といわれるフクロウを見つけて幸せを感じたという一句ですが、
スタートがいきなり「闇動く」なので、不幸がやって来て幸せが逃げるようなイメージを与えてしまっていて語順が良くないと夏井先生のダメ出し。
14位 キスマイ二階堂『ダイヤモンドダスト ファンが持つライト』
客席のライトがダイヤモンドダストのように見えたという句ですが、
比喩にした途端に季語の鮮度が落ちてしまう上にラッキーのお題に沿っているのか微妙で”感謝”の方がテーマとして近いのでは?という指摘。
13位 伊集院光『夢のあと はぐれ牛すじ おでん鍋』
松尾芭蕉の句から「夢のあと」を借りて、宴会の後の鍋底をさらっていたら牛すじが出てきたラッキーを詠んだ句。
無理に芭蕉のフレーズを入れなくても「牛すじの外れておでん鍋の底」とでもすれば窮屈さも無くなるという夏井先生アドバイス。
12位 高橋克実『3ミリのジンクス 冬晴れの球児』
3ミリの坊主頭にカットして縁起を担ぐ息子のエピソードを詠んだ句。
野球のプレー上の3ミリなのか意味が分かりづらいので「3ミリに刈って」といったワードに変える工夫が欲しいと夏井先生。
11位 中田喜子『吉兆の輝き 一村をめざす』
吉兆は商売繁盛を祈願する福笹につける縁起物の飾りの事で、その輝きを見たラッキーを胸に商談に向かうシーンを詠んだ句。
一村だと故郷や旅行先をまず浮かべてしまうので、商談先だとは分からないという夏井先生のダメ出し。
「産地の村」にした方が分かりやすいというアドバイス。
続いてランキング10位から一覧で。
スポンサーリンク10位~4位
雪の後の綺麗な青空とキラキラしたチャームの取り合わせは良いものの、
一番の問題点は”語り方”と夏井先生。
「託す」「選ぶ」と並ぶと散文的で詩的な情景に乏しいのが10位に沈んだ最大の要因で、
「雪晴や 金運のチャーム きらきら」とでもすればより良いとアドバイス。
テーマに沿わせる意識が強く働き過ぎて詩の部分をうっかり落としてしまったのでは?との事。
にんじん、南瓜など冬至に2つ「ん」が付く食べ物を食べると幸運が訪れる事を詠んだ句ですが、
「すごい事を良い感じで書いたつもりかもしれませんが、冬至の風習を俳句にしてみたと(ただそれだけの句)。」と辛口評価。
謎かけっぽく書きたいのであれば「んのつくもの二つ 冬至の夕の膳」と語順を変えた方がよりなぞなぞっぽくなると夏井先生の添削案。
永世名人でこのランキングに甘んじたという事もあってタイトル戦引退をほのめかす梅沢永世名人。
梅沢富美男「いい幕切れが出来ました!」
浜田「めっちゃスネるやん。笑」
8位 キスマイ横尾『初旅は海へ 黄色の 京急来(けいきゅうく)』
京急線のイエローハッピートレインを詠んだ句ですが、
「初旅は海へ」の前半は良いものの、後半は淡々と書き過ぎてアンバランスという指摘。
また、京急のイエローハッピートレインがどれだけ認知されているかも考えて少しフォローしておいたほうが良いとも。
これを踏まえて「京急は黄色だ 初旅は海へ」とあえて口語にすることで京急の黄色に何か意味がありそうだぞと読み手に想像させることができると夏井先生アドバイス。
もしくはそのままズバリ「イエローハッピートレイン 初旅は海へ」もアリと夏井先生。
スポンサーリンク遅刻しちゃったと思いきや、待ち合わせ相手も遅刻してラッキーというエピソードはテーマに沿っていて悪くないものの、
「銀座で」の「で」が散文的になってしまうので、これは無くても意味は通じると夏井先生の指摘。
また「おそろいの遅刻」はカップルが揃って遅刻した?ペアルックで遅刻した?と意味がそれだけでは一つに定まらないのが問題。
「一月の銀座 お互い様の遅刻」とすればより鮮明という添削案。
「焼鳥」の季語の後に「嗚呼」なのでどうせ酒飲みの愚痴でも続くのかな?と思いきや、
郷ひろみを持ってきて気持ちよく裏切られるので、ベストの語順のおかげもあって面白い句としつつも、
一句に込められた奥行き、ポエムの部分でちょっと損したかな?という印象との事。
それでも俳諧の妙である”滑稽さ”は上手く表現されているので添削は無いものの、だからと言って抜群の句とも言えずこのあたりの評価。
漢字を並べて硬い言葉をドンと置き、そこから時候の季語に繋げることでそれだけでもうささやかなラッキー感を演出していると夏井先生。
ただし音数を整えるために「四時限目休講 小春日のキネマ」としたら流れがもっと良かったのでは?という添削案。
ラッキー度は確かに分かるものの、失くしたイヤリングなどのフレーズは俳句の世界では頻出するので、
そこに「メールぴこんぴこん&だってば」の森口瑤子らしさを入れ込めないと一定の評価の句止まりになってしまうと夏井先生。
これを踏まえて「マフラーのフリンジ あらここに ピアス」が夏井先生の提案。
スポンサーリンクベスト3
冬の暖かい日に粘板岩に埋もれた化石を発見するという句。
夏井先生からは「冬ぬくし」は季語が動いて他の季節の季語でも成立してしまうのでは?という心配はなく、
冬の暖かい日に化石探しを楽しむシーンが浮かんでテーマのラッキーに沿っているのでOKという評価。
長男ではなく次男を持ってきたところがリアリティ。
第一発見者というあえて硬いワードの使い方も良いと夏井先生。
親の優しい目線も加わって雪虫を見つけた事がラッキーと喜び合える家族の感性も感じられる「幸せを形にしたような。」とべた褒め。
新年の感慨のようなものを「青」という色に託した句という夏井先生の評価。
空の青さ、雪の青白さ、空気の青さなど色んな青の濃淡のようなものを前半に描き、そこに異質なケサランパサランを合わせる発想の妙。
夏井先生「これを取り合わせる勇気というか個性というか、これはなかなか出来ないですよね。」
最終結果
- 1位 森迫永依
- 2位 本上まなみ
- 3位 キスマイ千賀
- 4位 森口瑤子
- 5位 フジモン
- 6位 千原ジュニア
- 7位 犬山紙子
- 8位 キスマイ横尾
- 9位 梅沢富美男
- 10位 フルポン村上
- 11位 中田喜子
- 12位 高橋克実
- 13位 伊集院光
- 14位 キスマイ二階堂
- 15位 立川志らく
ふたを開けてみればお馴染みの名人たちが総崩れで浜ちゃんから「何をしてるの!?」と叱責される事態に。
直近のタイトル戦覇者の中田喜子、立川志らくの2人に至ってはテレビ放送すらない屈辱の最下位グループと大惨敗。
その一方で超新星・森迫永依が出演4回目にしてタイトル戦優勝という大波乱の結末。
加えて準優勝の本上まなみも特待生でもない無印なのでスーパールーキー2人が冬の大嵐を巻き起こした形。
以上、プレバトから冬麗戦2023の結果についてでした。
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