ソレダメ 健康診断結果で医師が一番気にする数値ランキング1位~4位&番外編
23年3月22日「ソレダメ」では医師・歯科医師103人が選ぶ、長生きの為に一番気にしている健康診断の数値ランキングを発表という事で一覧でご紹介。
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ランキング結果
解説は秋津医院の秋津壽男先生。
複数回答可能なアンケートで多く寄せられた数値ランキングがコチラ。
生活習慣病(成人病)=ある年齢に達すると始まりやすい病気という側面があるので、
若ければある程度無視できる事もあるので、病気によっては無視できると秋津先生。
高血圧・糖尿病など発症年齢がある程度決まっている病気に関しては若いうちは神経質に気にせず、それよりも年齢によってどんなリスクがあるのかに注目する方が大事との事。
これを踏まえて体調の変化が起こりやすい年齢として秋津先生が挙げたのが「50歳」
秋津先生「50歳から中年の病気が始まりつつあるんですね。だから血圧高いけど頑張るんだって30、40歳と頑張っても、50歳くらいから年齢の要素が強くなったらそろそろ薬かなと考える年齢。」
HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)とは血液検査で出る数値で血糖の平均値が分かり、糖尿病の診断の目安になるもの。
血糖値は食事やお酒の飲みすぎなどで大きく変動しやすい数値ですが、
HbA1cは約1か月周期の血糖値のリズムをほぼ反映していると言われるので、
血糖値の目安として見る上では重要な数値と秋津先生。
HbA1cは健康診断の検査項目に入らない事もあるので、知りたい場合は検査項目に追加する必要あり(※糖尿病患者以外は保険適用外なので自費負担)。
BMIは体重(kg) ÷ 身長(m)2 で計算される数値で肥満度を表す指数として用いられるもの。
身長を基準にした標準体重を気にしておくと良いとの事。
最近の研究ではBMI25を少し越えるあたりが一番長生きするのでは?という説が主流になって来ているとか。
スポンサーリンク血糖値を大きな視点で見る時はHbA1cですが、
スポットで絞ってチェックするにはやはり血糖値も重要になってくると秋津先生。
ちなみに秋津先生は個人は1か月に1回は採血して血液検査をしているとか。
病気の8割がたは体重が増えることで悪化する傾向にあるので、体重を把握しておくことは体調管理の基本との事。
糖尿病、高血圧、高脂血症、腰痛、ひざ痛などなど体重が増えることで悪くなる病気ばかり。
秋津先生によると昨日より減ったか増えたか?痩せて行っているか?太って行っているか?などの体重の傾向を把握しておくことが大事だそう。
血圧は血管の中の状態を表す圧力の数値なので、
柔らかくてしなやかな若い血管なのか、硬くて老けた血管なのか?を如実に反映。
ちなみにランキング上位に入った数値以外だと、
日々のカロリー消費をある程度推測できる数値として手軽なのが歩数。
健康診断で出る数値ではありませんが自分で管理しやすいものとして紹介。
歩数を計ることから始めて、一定以上をキープできるように意識するのが大事だそう。
7000歩が一つの目安と秋津先生。
睡眠時間体の回復力を示しているのが睡眠時間なので、十分な睡眠(回復時間)が取れているか?を把握するのは重要。
コチラも健康診断で出る数値ではありませんが生活の管理に有用。
7時間半を目安にしつつ、9時間オーバーの寝すぎにも要注意。
以上、医者が気にする健康診断の数値ランキングでした。