プレバト俳句 タイトル戦浜田杯 出演者&ランキング結果 優勝者は梅沢富美男に
23年5月11日「プレバト」では名人特待生20人の出演者で争う俳句タイトル戦・浜田杯を開催という事で出演者やランキング一覧など決勝結果をまとめてご紹介。
スポンサーリンク
出演者リスト
【浜田杯出場者】
スポンサーリンク以上20名と最大規模のタイトル戦が開幕。
スポンサーリンク最下位~16位
【お題:浜田雅功】
査定ポイントは、
- 俳句のクオリティ
- 季語が主役か?
- 季語が浜田にふさわしいか
の3点が柱。
20位(最下位) パックン『風死す初ライブ ツッコミただ痛し』
これだけだと浜ちゃんの初ライブの思い出?と受け取れてしまうのが最大の問題。
実際は浜ちゃんのツッコミをマネした結果、漫才がウケなかった自分たちのエピソードなので意図を伝える工夫が不足。
結果発表のフレーズだけで浜ちゃんを描写する気持ちは分かるものの、
世の中にはいろんな結果発表があるのでもっと浜ちゃんを匂わせる工夫が欲しかったと夏井先生。
漫才師の皆さんはみな不屈の精神でやっているハズなのでダウンタウン感、浜ちゃん感が足りないのが減点対象。
どかんどかんと夏に入るというフレーズは個人的には好きとしつつも、
伝説の内容がダウンタウンの伝説の漫才舞台を指していると分かりにくいと夏井先生。
俳句というより格言みたいになって還暦のご挨拶としては損をしていると夏井先生。
スポンサーリンク15位~11位
浜ちゃんが高校を逃げ出した際に松ちゃんに電車賃を頼んだ時のエピソードを詠んだ句ですが、
このエピソードを知らない人からすると何のことやら分からないのが最大の問題点。
『お前しかおらん 若葉風の改札』で季語を立てる添削ですが、そうした所で問題は解決しないのでこのぐらいの評価。
馬場さんと呼ばれていたのがいつしか馬場ちゃんと呼んでくれるようになった浜ちゃんの優しさを詠んだ句だそうですが、
「憎し」がポジティブな意味とネガティブな意味の両方を持っているのでどっちなのか分かりにくいのが問題。
こういった具体的なエピソードを句にする場合は前書き(句の前に付け加える言葉で作られた場所や月日などを記す)を付けた方が良い事もあると夏井先生。
そこで『(MC浜田さんへ) ちゃん付けで 初めて呼ばれ アイスティー』という添削案。
夏井先生「14位から下は線引き(どんぐりの背比べ)です。」
実体験に引き寄せて句を作るというアイデアは悪くないので、
『ダウンタウン笑う 五月の辞表書く』と語順を逆にすればより前後の落差が出て季語も活きるので完成度アップ。
夏井先生「13位までは技術がしっかり。意図も分かる。」
12位 中田喜子『還暦の朝 大幟(おおのぼり) 投げ上げよ』
還暦のお祝いに幟があがっているというシーンを想定した詠んだ句だそうですが、
「幟を投げ上げる」という表現は合っているのか?微妙な点。
さらに還暦のお祝いに幟を立てるという表現であれば浜ちゃん以外にも当てはまってしまうので、
これは浜ちゃんを詠んだ句なのか?判断に悩むところ。むしろ落語家の方がぴったり来るのでは?と夏井先生。
『還暦の朝を 掲げん大幟』の添削案であればしらべが落ち着くというアドバイス。ただし浜ちゃんの為の句かどうかの問題は残るので下位に低迷。
その場を明るくする浜ちゃんの笑い声は恵みの雨のようと詠んだ句で「よく考えられている句」と夏井先生。
ただし笑い声だと5音も使ってしまうので代わりに呵々大笑の「呵々」を使って、
『浜ちゃんの呵々 慈雨に鳴る風鈴よ』の添削案。
11位までは入賞圏外。
続いては入賞圏内のトップ10へ。
スポンサーリンク10位~4位
季語はしっかり生きていて、せっかちな浜ちゃんを描いているのでお題にも沿っていて句としては成立。
ただし緊急の出来事に矢継ぎ早に対応しているLINEという風にも解釈できてしまうので浜ちゃんの句としては弱いという夏井先生の指摘。
その点が足を引っ張って添削は無いもののまずまずの評価に。
気持ち良く成立している句ではあるものの、初夏の鳩は浜ちゃんのイメージに合っているかどうかが問題。
添削はないものの浜ちゃんらしさが足りないのが9位に甘んじた原因。
8位 キスマイ横尾『(浜田雅功さん還暦) 66穿く レジェンド 薫風の温泉へ』
浜ちゃんといえばヴィンテージのジーンズですが、66穿くでどれだけの人が理解できるか?は賭けの部分があると夏井先生の指摘。
さらにそこにWOW WAR TONIGHTの歌詞「温泉でも行こうなんていつも話してる」を本歌取りしている点については、
せめて「温泉へ行こう」ぐらいまで書かないと本歌取りである事が読み取れないとダメ出し。
本歌取りを意識して添削してみると『温泉へ行こう 薫風のリーバイス』
季語から入って、ビンタを愛にと来るので愉快な句と夏井先生。
問題は「昇格す」で説明になってしまっているので、断定で言い切るという詩を作る際のテクニックを使った方が良いというアドバイス。
『青梅雨は豊か ビンタは愛である』という添削案。浜ちゃんのツッコミ=愛とあえて断定して詩に。
スポンサーリンク浜ちゃんを表現するために青山椒の季語を持ってきたのはピッタリでとても良かったと夏井先生。
意味がはっきりしている句なのでご挨拶のストレートな気持ちが表現されている「ご挨拶句の一つの見本」とも。
ドラマの撮影後にファンに囲まれてバシバシ叩かれ、挙句の果てにお腹を殴られたことで流石にキレた浜ちゃんを止めたエピソードを俳句に。
人物二人の描写と場面描写がしっかりしているので句として成立していると夏井先生。
ピンマイクのワードで職業を限定し、還暦、幾度目のワードで還暦のお祝いである事もはっきりしており、
季語も入って句としてしっかり成立していると評価。
ところが惜しい点が「嗚呼」のワード。
『幾度目の ピンマイク 還暦の初夏』の方がよっぽどスッキリしていて、これだったらベスト3に食い込めたと夏井先生。
スポンサーリンクトップ3
3位 皆藤愛子『夏期講座の帰路 「WOW WAR TONIGHT」聴く』
浜ちゃんとの接点を思い出の中から探して俳句に。
事実を淡々と書いているだけのように見えて「夏期講座」の季語がしっかり立っていると夏井先生。
『夏期講座の帰路や(よ) 「WOW WAR TONIGHT」聴く』と詠嘆してしまってもOKだし、原作のままでもシンプルで軽やかなので良いとの事。
軸に懐かしい思い出を句に。
「衣装」のワードである程度職業が絞られ、脱ぎながら出前表を見ているのでせっかちな人物を描写。
季語の扇風機もしっかり立っていて描写もしっかりしているので流石の一言と夏井先生。
コロッケを差し入れしてくれたエピソードを詠んだ一句。
夏のラフな格好の人物がコロッケを持ってやって来たシーンであることは明白ですが、ポイントは「百個」というちょっと普通ではない数。
これを持って行くという事は楽屋見舞い?合宿所?と読んだ人に想像をさせ、「下げて来る」なのでフラッとやって来た感じ。
これらを繋ぎ合わせていくと浜ちゃんの事だとはっきり特定できないまでも、どんな人物なのか描写が巧みなので浜ちゃんだと想像することは可能と夏井先生。
浜ちゃんとのエピソードをきっちり17音に収めつつ、季語も生かして句としても成立、さらに夏シャツの季語も浜ちゃんに寄り添っているとなれば優勝にふさわしいという評価。
1位と2位を分けた点としては「還暦の挨拶の心」が入っていたのが1位の梅沢作品だったとの事。
といっても定期的に開催されるタイトル戦ではなく今回限りの浜田杯だったわけですが。
以上、プレバト俳句タイトル戦浜田杯の結果まとめでした。
TBS「プレバト俳句」に関する全記事はこちらのリンクから
一覧:「プレバト俳句」