流しそうめんはなぜ流す?チコちゃん
23年7月14日放送のNHK「チコちゃんに叱られる」の問題『なぜそうめんを流す?』の答えなど番組内容を簡単にまとめてご紹介。
ゲスト出演者
【ゲスト】小島よしお、みちょぱ
【VTRゲスト】なし
なぜそうめんを流す?
3問目の出題は、
なんでそうめんを流すの?
チコちゃんの答えは、
日本人には水の味を楽しむ文化があるから
解説は食文化史研究家の永山久夫先生。
例えばかき氷は水を味わう文化の代表格で、平安時代から食べられていたという長い歴史を持つ食べ物だったり。
これは清少納言の枕草子にも登場していて平安時代から削った氷に甘い汁をかけて食べられていた事が見て取れますね。
また、夏に美味しい水ようかん、水まんじゅう、くずきり、わらび餅なども水の美味しさが味を左右する「水を味わう食べ物」たち。
さらにこの頃貴族たちが食していた水飯はご飯に冷水をかけて食べるもので、このように日本では暑い夏に冷たい水を味わう食文化が育っていたわけですね。
そしてそうめんについてですが、冷たくておいしい湧水が出る地域で流しそうめんが始まったとされている事を考えると、
唐船峡(鹿児島県)などでは必ず名水がセットになっているので、
やはりこれも水を味わう料理としての側面があると指摘する永山先生。
こうした自然の湧き水では天然のミネラル成分が含まれているので水を一緒に味わう事で夏バテ防止にもなっていたのでは?とも。
冷蔵庫や冷凍庫が無かった時代に湧き続ける冷たい水はそうめんを冷やすのに重宝したというのもポイント。
また、日本には料理を五感で楽しむ文化があり、流しそうめんでは風景、水のせせらぐ音、美味しい水といった具合に料理を周囲の環境と一緒に楽しめるのでより美味しく感じるという事も。
という事で3問目は以上。
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