花火打ち上げの仕組みは？地上で爆発しないのはなぜ？チコちゃん

23年8月11日放送のNHK「チコちゃんに叱られる拡大版SP」の問題『花火が打ち上がるのはなぜ？』の答えなど番組内容を簡単にまとめてご紹介。

ゲスト出演者

【ゲスト】北川景子、寺島進、堀内健

【VTRゲスト】なし

1問目の出題は、

花火ってなんで打ち上がるの？

チコちゃんの答えは、

花火とは別に打ち上げ用の火薬を爆発させるから

解説は東京大学の新井充名誉教授。

打ち上げ花火は筒を使って打ち上げているのは何となく知っている人は多いと思いますが、

実はその筒の底には打ち上げ用の火薬「打ち上げ薬」が仕込まれているというのが真相。

ここに点火する事で爆発を起こしてその勢いで花火本体を空高くぶっ飛ばしているという原理。

また、打ち上げの際に花火本体についた導火線にも同時に着火するので空高く上がった頃合いで花火が開く事に。

花火大会では連続して多くの花火が次々に上がっていきますが、何百本もの打ち上げ筒をコンピューター制御で電気を使って点火する事で実現。

かつては花火師が直接筒に火種を投げ入れて打ち上げるスタイルが一般的だった時代も。

ここで花火の製造工程を取材してみると、

周囲の建物から距離を開けて建てられた花火工場。

火薬を扱う建物には爆発や延焼を防ぐコンクリートの塀を設置するルール。

建物に入る前には放電棒を触って静電気除去。

花火が打ち上がった際に光になる火薬は「星」と呼ばれこんな感じで配置。※分かりやすいように色分けされていますが実際は全て黒色

星を飛ばす役目をする割火薬も必須。

ここに着火する事で勢いよく光を飛び散らすというわけですね。

小さな花火が沢山光る千輪花火は「花火イン花火」状態で、

最初の導火線で小さな花火たちを周囲にまき散らして置いてから、時間差で小さな花火たちが開く仕掛け。

そして半円の状態の花火を合わせて一つの玉にする「ぱっくり」と呼ばれる作業は緊張の一瞬。

失敗すると星と割火薬がごっちゃになってしまう事もあるのでそうなると泣く泣く廃棄処分に。

続いて玉の周囲にクラフト紙を貼り付けて強度を上げていく作業。

貼る → 乾燥 → 貼るを約1か月繰り返すことでどんどん層を厚くして頑丈に。

この作業をすることで打ち上げの衝撃で花火本体が地上で壊れて爆発してしまわないように保護。

実際はこんな感じで花火本体にコブが付いた感じで打ち上げ薬が1セットに。

中には打ち上げ用の火薬。

という事で1問目は以上。

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