お茶を入れるとホコリのようなものが浮くのはなぜ?毛茸は高品質の証拠 チコちゃん
23年9月15日放送のNHK「チコちゃんに叱られる」の問題『湯のみは綺麗なのにお茶にホコリのようなものが浮くのはなぜ?』の答えやホコリの正体=毛茸(もうじ)の意味など番組内容を簡単にまとめてご紹介。
ゲスト出演者
【ゲスト】萩原聖人,生見愛瑠(めるる)
【VTRゲスト】なし
お茶にホコリのようなものが浮くのはなぜ?
3問目の出題は、
なんで湯のみは綺麗なのにお茶にホコリのようなものが浮くの?
チコちゃんの答えは、
品質が良い証拠
解説は大妻女子大学の大森正司名誉教授。
埼玉のお茶所、狭山茶の生産農園・宮野園を取材してみると、
あのホコリのようなものは「茶葉の産毛」という説明。
ちなみに緑茶、ウーロン茶、紅茶は全て同じお茶の木から出来ていて、その製造方法(発酵の程度)で違いが出て来るものだったり。
※同じ木といっても緑茶向け、ウーロン茶向けのように多少異なる品種になっているそう
そして肝心のお茶の産毛・品質についてですが、茶葉を収穫する際には、
春の最初に摘まれる「一芯二葉」と呼ばれる新芽の先端部分はお茶の中で最も甘みと旨味が凝縮された上質で高級な新茶に。
そしてその下部にある茶葉は価格が手ごろな番茶になるわけですが、
新芽をよく見てみると細かい毛がびっしりでこれがお茶の産毛(毛茸=もうじ)。
これはお茶の新芽にだけ生えるものなので、お茶にホコリのような毛茸が浮かぶ=新茶を入れている証拠。
緑茶は茶葉を蒸した後に揉んで乾かすという工程を繰り返しながら作られていきますが、新芽をお茶にする際に毛茸を取り除くという事は特にしないので、お茶を入れると自然と浮かぶんですね。
毛茸は茶葉が成長すると自然と無くなっていくものなので毛茸が多ければ若い新芽で作られたお茶という目印に。
宮野園にもお茶にホコリが浮かんでいるという苦情の電話がたまに寄せられるそうですが、品質が良い証拠なのでご安心を。
という事で3問目は以上。
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