あさイチ 冬アウター骨格診断、スタイリングで着ぶくれ防止、ダウン&コートの水洗い洗濯のやり方
23年11月6日放送のNHK「あさイチ」は冬アウター特集という事で着ぶくれしない骨格診断、スタイリストの今年っぽい着回し方法、ダウンの洗濯の仕方など番組内容をまとめてご紹介。
スポンサーリンクスタイリング
解説はスタイリストの植村美智子。
こちらのクローゼットに眠っていた25年前に買ったトレンチコートを例に挙げると、時代を感じさせる原因となるのが
- 全体のシルエット
- 襟から肩にかけてのデザイン
の2点。
身幅がコンパクトだったり、襟の立ち上がり方&大きさが古臭さを感じさせる原因というスタイリストの分析。
そこでスタイリストの立場から今風にアレンジ。
【色の合わせ方】
使うのはコートと同じ系統の色で揃えたタートルネックセーター&ロングスカートでグラデーションを意識したワントーンコーデに。
ブーツは金具などが取り外せるタイプであれば、取り外して今流行りのシンプルなデザインにアレンジして再利用。
全体的にフェミニンな柔らかいイメージで仕上げるためにはゴテゴテした装飾は出来るだけ排除。
【ゆったりシルエット】
もこもこした素材のセーターや差し色のスカーフなどを組み合わせてみたり。
足元はヒールの付いていないフラットなものがおすすめ。
裏地が付いていない軽くてシンプルなリバーコートはストンと落ちた雰囲気のストレートなシルエット。
縫い代がない作りなので肩を落としてオーバーサイズで着ても肩が大きく張り出して見えないのが特徴。
生地が柔らかいので袖をロールアップして長さの調整も簡単。裏地が無いのでまくっても綺麗に目立たず。
こういったゆったりシルエットに25年前のトレンチコートを近付けるとすると、
スポンサーリンク流行り廃りの無い色合いのレザーですが、人によってはハードすぎてカッコよくなりすぎてしまうのが気をつけたいポイント。
これを柔らかいフェミニンな感じに着るには、
先ほどと同じアイボリーのプリーツスカート&黒のタートルネックニットを組み合わせ。
同系色のインナーを着ることで着丈の短さを緩和。
足元に白のスニーカー、首周りに黒系のスカーフと上下で色を分けることでスタイルアップ。
スニーカーは足首が見えると元気に見えすぎてしまうのでしっかり丈の長いスカートで隠してフェミニンに。
骨格診断
着ぶくれして見えそうで「とにかく防寒のために」とおしゃれそっちのけで着がちなこれらのダウン。
解決するには骨格診断が有効という事であさイチおなじみの棚田トモコが解説。
アウターを着る時にポイントになるのが「肩&胸板」で3タイプに分ける方法。
左から、
- ストレート – 体に厚みがあって筋肉質
- ウェーブ – 体が薄くて華奢
- ナチュラル – 骨や関節がハッキリ
という大まかな特徴がありますが、肩や胸板に絞って見てみると、
【ストレート】
肩に丸みがある(触れると骨よりも筋肉のハリを感じる)。胸板は厚め。
横から見ると肩甲骨と鎖骨のラインがハの字。
身体を正面から見ると首から肩にかけてのラインが斜め。
スタジオ出演者では藤本美貴がストレートタイプ。
気太りしやすいタイプなのでアウターを選ぶときは「直線的」なもの。
全てのラインが直線的な細身のアイテムがおすすめ。
スポンサーリンク【ウェーブ】
肩は小さめ(触れると骨を感じるものの大きさは感じず)。胸板は薄め。
バスト位置も低めで横から見ると鎖骨の下がえぐれたように見えて華奢な雰囲気。
スタジオ出演者ではアンジャッシュ児嶋、鈴木アナがウェーブタイプ。
服選びによっては寂しく見えてしまうのでアウターは特に上半身にボリュームのあるもの。
シルエットはXラインをイメージして腰回りはキュッと。
【ナチュラル】
肩はカクッとした印象で触れると大きな骨を感じる。胸板は厚め。
身体を正面から見ると首から肩にかけてのラインが横水平に近いライン。
ざっくりとしたダウンコート、身幅が広いゆったりしたコートがおすすめ。
窮屈なものを着るとかえって気太りするタイプなのでざっくり、ゆったり。
ダウンの水洗い
解説は洗濯ブラザーズでお馴染みの茂木康之。
ダウンは水洗いの方が綺麗になるという事でその方法は、
水1:洗濯洗剤(弱アルカリ性)1の割合で混ぜてプレウォッシュスプレーを作る
袖口、襟元、ポケット口、脇など皮脂汚れ・ニオイが付きやすい箇所にどんどんスプレーしてしっとり
35度~40度のぬるま湯10リットルに洗濯洗剤(中性・オシャレ着用)5mlを入れて細かい泡が出てくるまでしっかり混ぜる
ダウンをギュッと絞って空気をあらかじめ抜いた状態で水につけて水分を吸わせる
網目の粗い洗濯ネットに入れて水がしっかり中に入るよう工夫しつつ、桶に残った水も一緒に洗濯機へ
おしゃれ着洗いなど優しく洗えるモードを選んですすぎ(注水1回)+脱水1分に設定
縦型洗濯機の場合は水の量を少なめに設定すると上手くもみ洗いのようになるのでおすすめ
脱水直後は中の羽毛が偏っているので手でつまんでほぐしたり、両手で挟んでパンパンと細かく叩いて均等になるよう調整
黒いダウンは偏りが目で見えないので、しっかり手で触って確認
あれだけ萎んでいたのが復活しているのが分かりますね。
ダウンはワンシーズンに1~2回は洗って汚れを溜めないように意識するのも大事。
ただし革が付いているダウン、特殊加工のダウン、縫い目のないシームレスダウンなどは水洗い不可なので要注意。
キュプラ、レーヨン、アセテートの素材が裏地に使われていたりする場合はシワが戻らないケースがあるのでクリーニングへ。
綿、麻、ナイロン、ポリエステルは強い素材なのでネットに入れて洗濯機のおしゃれ着洗いで洗濯可。
ウール、カシミヤ、アンゴラ、シルクはデリケートな素材なので手洗い推奨。
ウールコートの洗い方
デリケートなウール素材についてもダウンと同様にプレウォッシュスプレーをして洗濯ブラシで叩くのは一緒
汚れを浮かせるためにここで時間を置くのが重要なポイント
約30度のぬるま湯10リットルに洗濯洗剤(中性・オシャレ着用)5mlを入れて細かい泡が出てくるまでしっかり混ぜる
水が生地に浸透すると縮んだり、色が出たりするので混ぜる作業は入念に
10分置いたコートを漬けて手で優しく押すだけの押し洗いを3分間だけ
ぐるぐる回転させたり、もみ洗いしてしまうとウールが毛羽立って生地が傷むのでNG
大きいネットは結べばOK。服に合わせてサイズ調整すればネット内で衣類が動かない工夫。
洗濯機ではすすぎではなく脱水1分をかけて遠心力のみで汚れ落とし
衣類が少なくて上手く洗濯物が回らない時は乾いたバスタオルを一緒に入れるとうまく回転
脱水1分で取り出したら常温の水10リットルで押すようにすすぎへ
ここで初めて裏返していた生地を戻して太いハンガーにかけて部屋干し
水分が残った状態でコートの縫い目部分を全て軽く伸ばして型崩れ防止
襟、前立て、袖、わきの下、背中の背中心などアイロンがけのイメージで外側から順に
あとはそのまま乾かせば完了。
「押し洗い」「脱水は1分」「濡れた状態で伸ばす」のが特に大事なポイント。
工程が多くて面倒そうですが、慣れると10分で終わる作業なので実は簡単なのでやってみて欲しいとの事。
以上、NHKあさイチの冬アウター特集でした。
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