プレバト俳句2023 子役5人の結果一覧 鈴木梨央、村山輝星、小林星蘭、尾上右近、住田萌乃
23年12月7日「プレバト」は子役5人が俳句対決という事で鈴木梨央、村山輝星、小林星蘭、尾上右近、住田萌乃ら出演者の作品ランキング結果など一覧でまとめてご紹介。
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出演者
作品ランキング結果
写真は芸能界ではお馴染みのロケ弁(楽屋弁当)、中華ガッツリ系の喜山飯店、カレーのオーベルジーヌ、鶏系が多い鳥久、シウマイの崎陽軒の4種類。
芸能界の仕事がないと色んな思い出があるはずという事でこのお題。その他にピクニックなどの好楽、駅弁、学校の弁当などに発想を飛ばすのもアリ。
ロケ弁だとお米が冷えて硬くなっていることが多く、米と漬物を夫婦に例えてお米の三歩後ろをついて行く浅漬けを詠んだという説明ですが、
「なんかやろうとしてコケた」と夏井先生バッサリ。
「浅漬けや 弁当の飯 ひえびえと」でとりあえずは冷えてしまったお弁当のご飯(米だとそのままの米になってしまうのでここでは飯と表現する方が適当)は表現可能。
「浅漬けや 冷たきものに 飯と妻」とでもすれば冷えたご飯と漬物の関係を夫婦に例える句に。
母のお弁当作りを手伝おうと包丁を握っている姿を母親が隣で見ているというシーンを一句に。
句だけを見て査定した夏井先生は「なんでわざわざパプリカ?」と疑問だったようですが、詠み手が誰か分かって謎が解けた様子。
野菜や果物は収穫時期が季語になっていますが、パプリカは長い期間獲れる野菜で歳時記にも掲載されていないケースが多く、パプリカと冬の朝が結びつくかどうかが争点。
色鮮やかなパプリカを子ども包丁で切っているシーンを想像するとウキウキしたイメージが浮かんでくるものの、最後に冬の朝という不釣り合いな表現が出て来るのでどちらに軸足があるのか分かりづらいと夏井先生の指摘。
今回ははっきりと「冬の朝」と季節を書いているので、やはりそちらを立てる事を念頭に置きつつ、
「冬の朝 パプリカを切る おてつだい」にした方が季語がしっかり立ったうえで”おてつだい”とあえて平仮名で書くテクニックのおかげで朝の可愛らしいお手伝いの雰囲気が伝わってくるとアドバイス。
顔見せ(=冬に行われる歌舞伎の顔見せ興行)に備えてお弁当を食べて腹ごしらえをするシーンを句に。
全体的に感じが多いので「顔見世や」にした方がバランスが良くなるというアドバイスと、3位に甘んじた一番の理由が「出る前」がやや説明的過ぎる点。
観客側のワクワク感をプラスしてみると「顔見世や 贔屓待つ間の 幕の内」という添削案。
小学校時代に社会科見学時にクラスメイトと一緒に公園で食べたお弁当の思い出を描いた一句。
夏井先生からはすぐに作者の意図が伝わってくる点は及第点。
一方でマイナス評価になったのが「輪ゴムで」の”で”が問題。
真ん中の中七は極力7音に収めるのが俳句の定石なので「輪ゴム鉄砲」の方がリズム感良し。
さらにここにクラスメイトとのワイワイした雰囲気をプラスする工夫ができると作品のレベルが一段階上がるとの事で、
「弁当の 輪ゴム鉄砲 冬うらら」の添削案で、冬なのに春のようなうららかな雰囲気。
※冬うらら=よく晴れた冬の穏やかな日和を表す季語
席替えで窓側は日当たりが良くて当たり席という事で、ウキウキした気持ちで周りの友人にみかんをお裾分けしているシーン。
「席替えは 窓側」と最低限の事を書くだけで良い席をゲットした事は十分伝わってくるし、窓のすぐ後に蜜柑が来るので窓側の日当たりとの取り合わせもすぐに連想できるという工夫。
冬だからこそ窓側が良いんだなと語らずして表現できている点を夏井先生は高評価。
さらに五七五以外に意味の区切りがある句またがりの難しい型(“席替えは 窓側”でひとかたまり)にも挑戦している点も勉強のあとがうかがえると夏井先生。
TBS「プレバト俳句」に関する全記事はこちらのリンクから
一覧:「プレバト俳句」