カーブミラーが丸いのはなぜ?四角との違いは?チコちゃん
24年3月1日放送の「チコちゃんに叱られる」の問題『カーブミラーが丸いのはなぜ?』の答えを簡単にまとめてご紹介。
ゲスト出演者
【ゲスト】城田優、ラランドサーヤ
【VTRゲスト】なし
カーブミラーが丸いのはなぜ?
2問目の出題は、
なんでカーブミラーは丸いの?
チコちゃんの答えは、
近くと遠くが見える事が大事だから
解説は京都大学の高橋良和教授。
カーブミラーが丸い理由の以前にミラーの表面をよく見てみると「曲面」になっているというのがポイント。
曲面のミラーと平面のミラーでその見え方を比べてみると、
曲面ミラーだと広い範囲が映し出されるので奥に現れた貞子の姿をいち早く発見できるのに対して、平面ミラーだと当然ながらミラーの真正面の映像しか映し出せないのでその姿は見えず。
曲面だとミラーまでの距離5mの時点で貞子の全身像をはっきり捉えているのに、平面だと3mまで近づいてやっと姿が見えだして、1mの距離に近づいても全身像は見えずに上半身だけ。
つまり曲面ミラーなら遠くのモノも、近くのモノもその姿をしっかり映せるというメリット。周囲の景色も広く映っているので安全確認という意味では曲面ミラーが適しているという事に。
スポンサーリンクちなみに丸型以外にも角型のミラーが置かれている事がありますが、やはりコチラも表面の形状は曲面。
一般道路に設置されているカーブミラーの90%以上が丸型になっているそうで、やはり丸型の方が近くも遠くもよく見えるという高橋先生の解説。
ほぼ同じ面積、同じ曲がり具合の丸型 vs 角型で見え方を比べてみると丸型だとミラーまで144mの距離で車の先端が見え始め、63mの距離で車全体が見えてミラー手前の3m55cmまで見えるという結果。
一方で角型だと60mの距離でやっと車の先端が見え始め、15mで車全体、近くだと4m70cmまで。
丸型だと左右の景色を映しつつも上下の景色も広く映す特徴があり、坂の上から下りて来る車や手前に近づく歩行者など、近くと遠くの両方を映せるのが一般道路に置かれるカーブミラーに求められる条件。
角型には丸型に比べて左右を広く映すというメリットがあるので、すれ違う車に注意を向ける必要がある駐車場などを中心に設置。
となると角型と丸型の両方の特徴を持った楕円の左右を切り落としたような形状なども良さそうですが、カーブミラーには日本道路協会で定められた規格が適用され、そこには丸型3サイズ、角型2サイズのルール。
とにかく広く映せば良いとミラーを大きくするとコストもアップして風の影響なども受けるようになってしまったり、複雑な形状のミラーだと景観を壊してしまったり。
様々な要素を検討した結果、コンパクトかつ上下左右を広く映せるのはやはり丸型がベストという結論で、一芸に秀でた角型が一部で使われているというカーブミラー事情。
という事で2問目は以上。
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