蛙化現象はなぜ起きる?気持ちが冷めるのは2つのバイアス チコちゃん
24年4月12日放送の「チコちゃんに叱られる」の問題『ささいなことで好きな気持ちが冷めるのはなぜ?』の答えなど簡単にまとめてご紹介。
ゲスト出演者
【ゲスト】DAIGO、指原莉乃
【VTRゲスト】なし
ささいなことで好きな気持ちが冷めるのはなぜ?
1問目の出題は、
なんでささいな事で気持ちが冷めちゃうの?
チコちゃんの答えは、
生き延びるための野生の証明
解説は大和大学の脇本忍准教授。
ポイントになるのは「確証バイアス」でこれは自分の願望や思い込みを強化する現象のこと。
例えばカッコいい人だからおしゃれなハズと思い込んでいたのに実はそうじゃなかったのを目の当たりにしたり、後輩によくおごっているからお金を持っていると思い込んでいたのにただ見栄っ張りなだけだったのが発覚したり。
このように自分に都合の良いような筋書きに合わせて思い込むのは原始時代に身に付いた本能的なもの。
獲物を目の前にして、悲観的で消極的な行動ばかり取っていたら生存競争に勝ち残れないという非情な時代を生きて来た人間としては、都合の良い思い込みで大胆な行動に出るというのは必要なアクション。
これが現代の恋愛関係にも作用していて、あの人は私の理想の人に違いないと勝手に思い込む確証バイアスに繋がっていると脇本先生。
第2のポイントになるのが「ネガティビティバイアス」でポジティブな情報よりもネガティブな情報の方をより重要視するという現象。
サバイバルのためには危険に対して敏感になり、過去の失敗した記憶を強く持っておくことが重要になるので人物鑑定の際には「この人と一緒になってこの先大丈夫?」とネガティブな面ばかりがクローズアップされやすくなるという傾向。
つまり相手を好きになる時というのは確証バイアスによって自分に都合の良い理想像を作り上げたのちに、ネガティビティバイアスが働いて一気にその理想像が崩れて相手への評価が急降下するというギャップが発生する事に。
つまり熱しやすく冷めやすいというのは野生の本能から来ているというのが脇本先生の見解。
という事で1問目は以上。
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