他人の目が気になるのはなぜ?チコちゃん
24年4月26日放送の「チコちゃんに叱られる」の問題『他人の目が気になっちゃうのはなぜ?』の答えなど簡単にまとめてご紹介。
ゲスト出演者
【ゲスト】EXILE NAOTO、若槻千夏
【VTRゲスト】なし
他人の目が気になっちゃうのはなぜ?
2問目の出題は、
なんで他人の目が気になっちゃうの?
チコちゃんの答えは、
石器時代を生き抜くため
解説は明治大学の石川幹人教授。
現在の人が持っている習性の多くは石器時代に身につけたものが多いそうで、食べるものを探し求めて放浪する狩猟採集生活が大きく関係。
石器時代に人は100人ほどの集団を作って生活をしていて、集団の中で狩り担当、木の実採集担当、調理担当などそれぞれ役割分担をして手に入れた食べ物を平等に分けるという暮らしぶり。
この頃は自分の集団以外の人と接点を持つことが基本的に無いので自分に向けられる他人の目=互いを良く知る仲間の目という事に。
信頼できる他人の目に囲まれているというのはプラスの影響が大きく、体調が悪い時などにすぐに察してもらえたり、集団の中で居場所を作ってもらえたり。
自分も集団の役に立ちたいというモチベーションが互いに作用する事で集団はより強い集団へ変化。
一方で、何か悪い事をしようとする時には信頼できる他人の目はマイナスの影響を及ぼし、例えば食べ物を独り占めしようとしている所が見つかってしまうと仲間からの信頼を失って集団から追い出されて待っているのは死という絶体絶命に。
このように他人の目を気にしておけば仲間と協力して石器時代を生き抜く事が出来たと石川先生。
人がこのような生活を送り始めたといわれるのが約250万年前の事で、狩猟採集生活から農耕牧畜生活に移って文明社会になり始めたのが約1万年前とされているので人間の歴史の99%以上は石器時代が占めていたという事に。
ここまで長い時間を狩猟採集生活で過ごしてきた人間なので、他人の目を気にする事は本能に深く刻み込まれる結果に。
現代社会では石器時代ほど他人の目を気にしなくても生きていける時代になってはいますが、現代ではよく知らない他人の目が向けられるケースも多く、そうなると相手が何を考えているのか想像しづらくて緊張や不安を生んでいるという別問題も起こっているそう。
という事で2問目は以上。
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